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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる14年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

ウイルスが労働環境を変える?

2018年7月6日に働き方改革関連法が公布されたころ、新しい柔軟な働き方として政府が推奨していたテレワークや副業、兼業について積極的に推進している企業はまだまだ少数派でした。
昨年、関連法が順次施行された頃も状況はさほど変わっていなかったと思います。それが今年の3月以降、特にテレワークについては、新型コロナウイルスの感染症予防という健康に直結する課題に直面して一気に広がりました。
私の知り合いの勤めているある企業は、かなりの費用をかけて在宅勤務の環境を整備して在宅勤務を推進しました。必要な会議や打ち合わせはオンラインで行い、顧客にも理解を求めるなど必要な対策を積極的に行い、やってみると案外うまく仕事が回ることがわかり、生産性もよくなったそうです。もちろん、満員電車の通勤がなくなるのですから、社員の感染リスクも減らせるし時間の節約もできるということで、緊急事態宣言解除後も続けていく方向で、不要となった広いオフィスについても縮小を考えているそうです。
そのような企業は他にもたくさんありそうです。都心の一等地に高い家賃を払ってオフィスを設ける必要もなくなってくるとなると、都内の不動産事情も変化するかもしれません。

 

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自粛って何だったんだろう?

先週、ソフトバンクグループで行った、グループと取引先、医療従事者など44,000人余りの新型コロナウィルスの抗体検査の結果が発表されました。
抗体検査については精度に多少問題があるらしいですが、国内でこれだけの規模の調査は例がなく、とても貴重なデータだと思いました。
抗体が陽性ということは過去に感染して治った、または今感染中と考えられる人とのことですが、グループ社員と取引先は0.23%の陽性率、医療従事者は1.79%となっていて、全体では0.43%となっています。
私は、この数字をみて思っていたよりずっと少ないと思いました。以前に、ある大学病院や都内のクリニックでごく小規模に調査した結果では、5%とかの数字がでていたので広く無作為に調査をするとやはり変わってくるということなのでしょう。
ソフトバンクグループの店舗で働く人についても0.2%ということですから、対面でいろいろな人と接していてもその程度なんだと内心驚きました。
要するに、街にいるほとんどの人は感染していないと考えることもでき、一般的な感染症対策、丁寧な手洗いとか手指の消毒、不特定多数の人が触る場所の定期的な消毒などを行えば、あまり過剰に心配することはなかったのではないか。
欧米にくらべて日本を含む東アジアの国はけた違いに死亡率が低く何等かの要因があるらしいということはずっと言われていました。
ノーベル賞受賞者の山中教授は「ファクターX」とおっしゃっていました。

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副業・兼業を見直す

 2019年4月1日から順次施行されている働き方改革の中で、政府は「副業・兼業」の推進を図り、厚生労働省のモデル就業規則の中で、副業・兼業を原則禁止から容認とする条文に修正しました。
裁判例でも、勤務時間以外は労働者の私的な時間であり、使用者はその使い方について制限はできないとする考え方が示されています(マンナ運輸事件 京都地裁判平24.7.13)。
しかし、労務提供に支障が出たり機密漏えいなど経営秩序を乱す場合は、規制するべき合理的理由となるという解釈も示していて、判断するために許可制とすることは合理性があるともしています。モデル就業規則でも合理的理由があれば断れる条文となっています。
というわけで、私は、許可制とする就業規則を提案してきましたし、労務管理が複雑になることや雇用保険、労災保険などに関して法律的な運用にも不備がある現状では、どちらかというと副業・兼業について積極的に賛成という気持ちにはなれませんでした。

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学校の果たす役割

 今般のコロナ禍は、日常の生活の中で見えてなかったものをあらためて想起させられました。
その一つが学校の果たす大きな役割です。お堅く言えば、学校は国民の教育を受ける権利と義務を果たす場ですが、そこから派生して、子どもたちが規則正しく生活することや、先生や友達との様々なやりとりを通じて社会性を身につける大切な場となっています。
それが、一部地域を除き3か月もの長きにわたり休校となったのですから、極めて異常事態と言えると思います。
子どもたちも大変でしょうが、保護者の皆様のご苦労はいかばかりかと思います。
そして、学校が休校になったことにより見えてきたものもあります。
教育の格差や貧困の問題です。

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ステイホーム特需?

 今般のコロナ禍で観光業、飲食業、スポーツジム、娯楽施設、タクシー業界など、売上が激減した業種がたくさんあります。前年比9割減とか、休業すれば0ですから大変な打撃です。
他方、売上増大の業種もいろいろあるようです。
日常的に買い物に行っている私の目に入るのは、品薄になっている棚です(私の事務所や自宅近辺での話です)。
ドラッグストアでは、相変わらずマスクは見たことがない、ひところほどではありませんが、トイレットペーパーやティッシュペーパーがやはり、少な目、キッチンタオルやハンドペーパーなどはないときが多いです。
消毒関連商品、体温計もないですね。
スーパーでは、何故なのかパスタと小麦粉がないです。なんで? ステイホームで日持ちするパスタはわかりますが、小麦粉が何故? 
さらさらダマになりにくいとか、すごく高価なものしかなくて、先日、トンカツを揚げるのに必要で仕方なくそれを買いました。
それらが「特需」と言えるのかわかりませんが、それは私のごくごく狭い身の周りの出来事です。
本物?の特需としては、在宅勤務の影響でノートパソコンや周辺機器の売れ行きが2月以降増えているそうです。

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風薫る5月到来ですが・・・

 当地はこのところ「風薫る5月」というにふさわしいからっとした晴天が続いています。
街には新緑が眩しく輝き、道路沿いに植えられたピンク色や白色のツツジが満開です。
例年と変わりない街の風景ですが、事務所前の歩道を歩く人々は皆マスク姿で表情もこころなしか曇りがちです。
3月以降の私の生活は、移動は車のみ、公共交通機関には一度も乗っていません。地方の方はそういうこともあるかもしれませんが、首都圏にいる私にとって、2か月余りも電車に乗らないという経験は、大人になってから初めてです。
仕事は、どうしても必要なとき以外はメール、電話、郵送等、極力「人に会わない、接触しない」生活を心がけています。
夜の酒場で様々な人と談笑していたことなど、なんだか随分遠い昔のような気がしてきます。
今の政府の対応をみていると、自衛のためにはこのような生活を今しばらく続ける必要がありそうです。
というわけで、私も「行動変容」しなくては、もともと手続き業務はほとんどしないので、電子署名をもっているけどしてこなかった電子申請もしなくてはいけない、ウエブ会議できるように、仕事で使っているデスクトップパソコンにウエブカメラもつけなくてはいけない、私事ですが、買い物も「ネットスーパー」の会員になったりと、いろいろと変容を目指しております。

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コロナ以後の世界

 テレビ番組などを見ていると、今般の新型コロナウィルスは、過去のウィルス感染症の例からみて、第一波が治まっても第二波、時には三波と続くため1~2年かけてようやく終息したと言えるようになるとのことです。
その間には、いろいろ「敵」についてわかってくることがあるでしょうし、治療薬、ワクチン、検査方法など、様々な面で今より良くなって今ほど怖い病気ではなくなるのでしょう(そうであってほしい)。
その頃、労働環境や私たちの暮らしはどう変わっているんだろうと考えることがあります。
紙媒体、ハンコ文化、会議だらだらやる文化?、現金のやりとりなどの終焉でしょうか。
ハンコ文化については、有名ハンコメーカーが電子媒体上で図形みたいに陰影を動かして、押印した書類が作れるという電子印鑑を作って売り出しているそうで、それが最近、爆発的な勢いで販売数が増えたそうです。
会社から持ち出し禁止にしていることが多いハンコについて在宅でも押印した書類が作れるというわけです。
印鑑一つ一つ、IDがあるので偽造の心配はないとか。
でも、結局はハンコはなくならないんですね。

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人に飢えてた? 自分を発見

昨日、自宅近くのスーパーでレジに並ぼうとしたら、私の前に並んでいる女性に「鈴木さーん、久しぶりー」と声をかけられました。
サンバイザーを目深にかぶり、マスクをしているのでほとんど目しか見えない、「はて、どなたかしら?」 ちょっときょとんとしているように見えただろう私に「〇〇ですよー」と目が笑っています。
「やだー、マスクして顔隠れてるし、全然わかんなかったー」と笑って答える私。
その方は娘の幼稚園時代からの幼馴染のお母さん。
個人情報が入ってしまうので、これ以上書くのは控えますが、長い間何かと懇意にしていただいた「ママ友」以上の親友に近い方です。
普通だったら、「久しぶりねー」とそばに寄って行って立ち話で近況を語り合ったと思うのですが、ソーシャル・ディスタンスとやらが気になって、お互いにちょっと離れがちに簡単に話をして、
「こんな時期だから、ゆっくり話できないけど、落ち着いたら会いましょうね。元気でね」と言って別れたのでした。

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