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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる12年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

高齢者の雇用より就職氷河期世代の雇用を

 政府は、70歳までの継続雇用を企業に促すようです。
私は、企業がどういう人を雇うかは企業の営業戦略に大きくかかわる問題なので、企業の自由裁量であると思っています。
ですから、65歳までの雇用義務化が法制化されたときにも結構違和感を感じました。なので、またですかという感じです。
そこで、気になるのは、就職氷河期世代です。長く勤めていればそこそこの年金を得て、贅沢しなければ何とか暮らせる65歳以上の人たちについては、法律で縛るより、労使で自由に決めてもらうでよいと思いますが、就職氷河期世代は、たまたま卒業した時期により大きく割りをくっています。そこに自己責任論など入る余地はありません。
原因は、「新卒一括採用」という慣行にあると思います。大手企業では、新卒、第二新卒と言われる20代前半ぐらいに正社員になれないと、その後正社員に採用されるチャンスはなかなかありません。
中小企業でもその傾向はあるでしょう。
年功序列の終身雇用制度を維持するためにはそれが都合がいいからでしょう。
政府も、この世代を何とか救済しようと雇用保険から助成金など出していますが、企業側としては、年功序列、終身雇用制でいる限り、最初に制度からこぼれ落ちた人を今さら拾えないというところではないでしょうか。


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終身雇用制の終焉

私が社労士なった のは2006年(平成18年)です。それから、労働法関連の改正が随分あり、とうとう「改革」などと大仰な話になりました。
しかし、現実はもっと先をいっていてというか、行かざるを得ず、経団連会長や日本を代表する大企業の会長が「終身雇用制の維持は難しい」と表明しました。
昭和22年に制定された労働基準法第1条第1項には、「労働条件は、労働者が人たるに値する生活を営むための必要を充たすべきものでなければならない。」とあり、「人たるに値する生活とは、本人と標準家族の生活をも含めて考えるものとされている。」とわざわざ行政通達まで出しています。
本人のみならず、家族の生活も考えるという一人の働き手を頼みとして生活していた時代だと感じられますが、一応なお書きがあり、「標準家族の範囲はその時その社会における一般通念によって決定される。」としています。
一人の働き手を頼みとする時代だったんだろうなと思われますが、変化する可能性も示唆しているようにも見えます。現実に、現在では「標準家族」って何?と思うぐらい多様化していますから。
そのような時代では、簡単に解雇されても困るし、弱い立場の労働者を守る方向に労働法がいくのは当たり前だったと思います。労使ともに安定志向で、「従業員は家族同然」と考える経営者が良い経営者との考え方もあり、終身雇用制が高度経済成長期の柱になったともいえると思います。
それでも、同時に、前述の通達で「労働条件の低下の原因が社会経済情勢の変動等の決定的なものである場合には、労基法1条に抵触しない」としています。
今、社会は大きく変革しています。グローバルの競争にさらされ、技術革新は日進月歩、世界標準から外れていると生き残れないかもしれない時代です。終身雇用制が崩れるのは自然の流れだと思うし、現実にもう始まっているように見えます。

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選択的夫婦別姓 何故認めない?

当ブログでは、選択的夫婦別姓制度の導入について賛成の立場から様々な記事を書いてきました。例えばその一つはこちらです(参照)。当ブログの左側のバーの一番下の方に「ブログ内検索」がありますので、興味のある方は「夫婦別姓」で検索してみてください。いろいろ出てくるはずです。
というわけで、日本がガラパゴス化している夫婦同氏制をいつまでやってんの?とずーっと思っておりました。
したところ、今年の11月から住民票やマイナンバーカードに旧姓が併記できるように法改正が行われるそうです。女性の活躍を推進するためだそうです。
へーっ、そうですか。この問題について男性は女性に比べて圧倒的に鈍感です。
現在、憲法違反の裁判を提起しているある企業の男性経営者の方も、ご自分がその立場になり、公的な様々な書類の氏名変更に辟易し、さらに株券などの氏名変更の手数料が結構な額になり、これはおかしいと感じたとおっしゃっているのを以前新聞で拝見しました。



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なんかひっかかるニュース

 当地はこのところめっきり暖かくなり昼間は初夏といってもいい陽気です。気温が20度超えても湿度が低くからっとしていて、暑くもなく寒くもなく快適な気候です。おりしも若葉が出てきて、桜が終わった街にはハナミズキなどが咲き出していて、これからしばしの間、気持ちの良い日が続きそうです。
さて、そういうときでも、何となく嫌な感じのするニュースというのはあるものです。
今朝の朝日新聞には、福島原発の廃炉作業に特定技能外国人を受け入れることができるようになったと報道されていました。
私は、この制度について不勉強で報道で知っている程度なのですが、「技術を伝承してそれぞれの母国に帰って活躍してもらう」という国際貢献という大義名分のもとに始まった技能実習生の制度ですが、結局は3K(きつい、汚い、危険)職場に不足する労働力を補うために利用されるようになってしまったという理解をしています。
安い賃金で働かされた技能実習生が提起した裁判なども勉強したことがあります。
あまり、いいイメージをもっていないのですが、それを、法改正によりさらに拡大して在留期間を長くしたのが特定技能制度のようだということは報道などで認識していました。

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休みたい、休めない?

 今年のゴールデンウイークは、今上天皇の退位と新天皇の即位があり土、日も間にあってなんと10連休です。
役所、銀行、郵便局などは暦どおりの10連休となるようで、私の所属する埼玉県社労士会の事務局も10連休です。特に、事務局に用事はないですから別に支障はないですが。
昨日、夜のテレビのニュースを見ていたら、民間の調査機関のアンケートによると、10連休しっかり休むのは30%余り、残りは10連休にはならないということのようです。
ネットで見た別の調査では、7日以上休みがある人が7割を超えているということですが、休みがないという人も24%となっていました。
休みがないという人は、シフト制で働く人、自営業、パート、アルバイトなどの人が多いようです。
前述のニュースでは、ながら視聴だったので業種はわかりませんが、休むわけにはいかないある会社の社員で困るのは、保育園も10連休となってしまうことだそうです。
そんなわけで、会社の一室を臨時の保育所にして、子どもの面倒を見るということを請け負っている会社があるそうです。

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平成から令和へ

 私は、普段日付を書くときには西暦で書いていますが、行政の書類はみな元号で書くようになっているので、元号もチェックします。お客様に説明文など書いてお渡しするときも西暦です。今や、中小企業でも海外との取引が当たり前に行われていますから、お客様も西暦を使われている場合が多いように思うからです。ただし、元号を使っているお客様もいらっしゃるので、お客様に合わせて使っています。
というわけで、やはり元号の行方は気になり、仕事をしながら首相官邸のネット中継を見て新しい元号が「令和」だと知りました。
私の予想としては、明治、大正、昭和、平成と3文字と4文字が交互にきているので、今回は3文字だろうと思っていましたが、そこはあたりました。
画数も少ない字にするだろうというところもあたりましたが、「令」という文字は思いもよりませんでした。
テレビ等で予想しているものには絶対ならないという下馬評でしたが、そのとおりだったようです。
何はともあれ、新しい元号も決まり、新年度が無事スタートしました。
当地は、さきほどまで良いお天気だったのに、ちょっと曇って不穏な雲も出てきました。
いろいろなことが起こるだろうと思いますが、今年度も平穏無事に今まで同様に楽しく仕事ができたらいいなと思います。
新年度も読者の皆様のご健勝をお祈りいたします。

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いたましい子どもに対する虐待

 毎日、様々なニュースが入ってきますが、いたましくて聞きたくないな、見たくないなと思うのは子どもに対する虐待のニュースです。
普通に考えて恐ろしくひどいことをしている親は、私はほとんど病気だと思います。
病気なら治療しないと治らない。私は、人は変わりうると考えていますが、それは、自分の状況について自ら認識して変わろうとする意思を持たない限りは難しいので、子どもを虐待する親については、自分の状況を認識して、変わる意思を持てる何等かのプログラムを受講するというか、治療というか必要だと思います。それをしない限り子どもに近づけさせないぐらいにしないと、そういう親から子どもを守るのは難しいと思います。
さっさと法律を作って体制を整えるしかないだろうと思います。
映画などで見ただけてすが、アメリカなどは、子どもの虐待についてすごく敏感なようです。その州により違いがあるのかもしれませんが、暴力だけではなく、性的な虐待、生育環境の悪さなども虐待として、そのような兆候が感じられたらすぐ子どもを親から引き離すような措置が法的に認められているようです(正確にはわかりません。映画などで見る限りの推察です)。

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パワハラの判断

昨日、朝、ながら視聴していたテレビ番組で、明石市長のパワハラについて取り上げていました。
道路拡張計画の用地買収に着手できていなかった職員に対して、立ち退きをしていないビルを「火つけてこい」だの「自分らの家を売って賠償しろ」だのとの暴言の音声テープが報道されて炎上して、市長が謝罪と反省の弁を述べたニュースです。
この音声だけを聞かされると、某元議員の「このハゲーーー」以来のインパクトで、しかも、私は「このハゲーーー」のときもそうでしたが、かなり笑っちゃいました。
当事者は冗談で言ったのではなく、怒っているのでしょうが、何故か、第三者が聞くと笑えることってありますね。
番組のレポーターが取材したところ、これは2年前の出来事で、職員の側は自分も悪いのでパワハラとは思っていないし、怒鳴られた後、20分ほど市長とじっくり話し合い当事者同士の間では納得している事件だそうです。
市長は日頃から激しやすいタイプだそうですが、それが原因で心身が不調になったような職員はいないそうです。 

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