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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる16年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

続「女性は産む機械」厚労相の問題発言

昨日、柳沢厚生労働大臣の問題発言について記事を書きましたが、皆さんやはり関心が高いようですね。


いただいたコメントの内容からも、大臣の発言の問題点がいろいろと浮かび上がってきます。出産経験のある女性の方たちは、大変な思い(命がけ)をして産むのに機械などとは言語道断という心情的な反発。男性の方たちも、人間を「機械視」するそのセンスのなさなどに怒りを感じていらっしゃるという感じです。


特に、このブログにいらっしゃる方たちは社労士の仕事に関心の高い方が多いと思うのですが、その管轄省庁のトップの大臣の発言ですから、皆さんの驚きと怒りが私にも伝わってきました。

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女性は「出産する機械」厚労相の問題発言

柳沢厚生労働大臣の講演会での発言が問題視されています。


少子化について語る時に「機械と言ってごめんなさいね」などの言葉を入れつつ「15歳から50歳の女性の数は決まっている。産む機械、装置の数は決まっているから、あとは1人頭で頑張ってもらうしかない」と述べたそうです。


言葉というのは、その場の雰囲気、語る人の表情なども加味して聞く側が受け取るものなので、活字で見たのと実際に人の口から語られた時とでは、ニュアンスが違って聞こえる場合もあります。そんなことを差し引いて考えても大臣の発言は配慮が足りなかったと思います。

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離婚後300日の壁 民法772条

民法は私人(注1)間の法律関係を定める法です。


注1 国家あるいは公共という立場を離れ、私的な立場からみた一個人。国家または公共のために働く「公人」に対する語  (内閣法制局法令用語研究会編 法律用語辞典より)


遠く明治の時代に、最初はフランス民法典、後にドイツ民法草案を参考に起草されました。1898年に施行された後、度々改正されましたが施行当時の内容があまり変わっていない条文もあります。


この中の772条というのは、①妻が婚姻中に懐胎した子は、夫の子と推定する。


②婚姻の成立の日から二百日を経過した後又は婚姻の解消の日から三百日以内に生まれた子は、婚姻中に懐胎したものと推定する。


普通に幸せな結婚生活を送っていれば何の問題もないのですが、ずっと夫婦仲が悪く、妻が別の人と交際してその後離婚して交際相手と再婚したとします。再婚後に新しい夫の子供を産んだとしても、再婚後300日を過ぎていなければ元夫の子とされてしまうわけです。再婚後に懐胎したことが間違いなくても、早産で300日たたないで産まれてしまったなどという場合も同じです。

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「江戸しぐさ」現代に通じる共生のマナー

身につけよう江戸しぐさ』(越川禮子著 KKロングセラーズ)という本を読みました。


著者は市場調査などの会社を経営しながら、粋な商人道である「江戸しぐさ」を広めようと著作や講演などを行っているそうです。16世紀末から19世紀半ばまで日本の中心として栄えた江戸は、狭い地域に100万人の人が暮らす当時の世界でも有数の大都市でした。


「江戸しぐさ」は元々江戸の商人が、町が安泰で商売繁盛するように、お客様とよい関係を築こうと知恵をしぼり工夫を重ねた人づきあいのノウハウがベースと言われます。そのため、「繁盛しぐさ」「商人しぐさ」とも呼ばれるとのことです。人がひしめき合う100万都市での共生のマナーとして一般にも広まったようです。


本に書かれていることは、私たちが常識として行ってきたマナーがたくさん含まれていますが、最近忘れ去られてしまったことも多くあります。

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給食の思い出

給食費の滞納問題が報道されています。


全国で20億円を超える滞納額があるとのことでとても驚きました。高級車を2台も所有しながら、車のローンを優先させて給食費を払わないなど、生活が困窮してやむなく払えない保護者の他に払えるけど払わない保護者が相当数いるとのことです。先生が徴収業務にあたるため、家の前で何時間も帰りを待ったり「借金とりもどき」のようなこともするということで、大変な時代になったものですね。


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最低賃金の引き上げなるか?今後に注目

今後の労働法の改正で最低賃金を上げようという話が出ているようです。


今年の春闘でも各労組がパート、派遣労働者などの非正規雇用者を意識して、待遇改善の中に最低賃金の引き上げなども要求するようなことが報道されました。


現在の最低賃金では、首都圏などでは最低賃金でまじめに働いたとしても、生活保護世帯より所得が低いということが言われています。そもそも最低賃金とはどういうものなのか、概略を書いてみたいと思います。

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おばさん社労士街へ行く(2)

週に一度は企業回りをしようと昨日も出かけました。


事務所の最寄り駅から電車で20分あまりの大きなターミナル駅へと降り立ちました。都内とは言ってもバリバリのオフィス街ではなく、下町といった所です。


例によって駅前の歩道橋に登りました。最近よく見かける、駅から縦横に延びている立派な歩道橋です。この駅の回りはホテル街、歓楽街、買い物圏などと比較的街が区切られている印象です。多分、あの辺が会社がありそうと目星をつけてからその方向へとまず行ってみました。


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自主研究会の例会「派遣受け入れ期間後の雇用申し込み」

昨日紹介した自主研究会で勉強したことを、今日も引き続き書きます。


質問の内容は派遣期間の制限のない業種(参照)で3年を超えて同じ派遣労働者を受け容れている業務に、新入社員を配属した場合、その派遣労働者に雇用の申し込みをしなければいけないのかというものです。


派遣法では、一定の業種以外は同一の業務に同一の労働者を3年までしか派遣することはできません。これを超える場合当該労働者が希望する場合は雇用契約の申し込みをしなければならないという規定があります。


また、上記質問のように派遣制限期間がない業種でも3年を超えた場合、もし同一の業種に新たに人を雇い入れようとする場合は、当該派遣労働者に優先的に雇用の申し込みをする義務があります。


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自主研究会の例会 「紹介予定派遣」

私の所属する県会には会員が自主的に運営する勉強会が10個ほどあります。私はそのうちの一つに昨年10月から入会させていただいています。


月に一度の例会では、労働問題や年金についてメンバーが書いたQ&A形式の原稿を出席者全員で推敲するという形式で、各種の問題について見識を深めています。


社労士会の運営は普段は支部単位で行うため、違う支部の方とはなかなかお会いできませんが、勉強会ではいろいろな支部の方とお知り合いになることができます。自主的な勉強会ということで、自由にものが言える雰囲気で、私は入れていただいてとても良かったと思っています。


昨日はその会の例会と新年会が開催され、私も出席しました。

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「それでもボクはやってない」刑事裁判の現実

周防正行監督の新作映画「それでもボクはやってない」を観ました。


周防監督といえば「しこ踏んじゃった」や「Sall we dance?」などでおなじみですが、笑いの中に感動ありのヒューマンコメディ作家というイメージでした。今回は一転して「社会派」と言ってもいいような内容で驚きました。


映画が終わった後、すぐ席を立つ人がとても少なかったです。それだけ衝撃的な作品といってもよいと思います。これから観る方もいらっしゃると思うので、詳しい内容は書きませんが、痴漢冤罪事件に巻き込まれた青年を主人公に、日本の刑事裁判の問題点を浮き彫りにする内容となっています。


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言葉というコミュニケーションツール

先日の賀詞交歓会で、来賓の1人が、「役不足で申し訳ありません」と挨拶なさいました。


その方は本来の招待者の代理として出席された方です。「役不足」の語源は、能力のある役者に対してその人にふさわしくないつまらない役を割り当てることからきていますから、ちょっと使い方を間違えていらっしゃったようです。でも、今では逆の使い方もOKになっているというか、誤解して理解している人が多いので、そんな使い方でもよいという説もあるようです。


挨拶が終わって歓談に入ってから、私の席の隣の先輩会員の方が「さっきの役不足って言い方変だったよね」とおっしゃっていました。私も「そうですね。本来の意味は・・・・・」とひとしきり言葉の意味についてお話しました。

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久しぶりに泳ぐ

先日、会員になっているスポーツクラブのプールで久しぶりに泳ぎました。


こどもの頃水泳は苦手でした。まだ、スイミングクラブなどなく川も海も近くにない都会では、学校のプールだけが泳ぎを覚える場所でした。それも今のように全ての学校に備わっていたわけではありません。私の小学校も3年生になってからやっとプールができましたし、中学校では校庭も狭くプールがありませんでした。


学校の臨海学校に参加したり、川が近くにある親戚の家に行った時にみよう見真似で泳ぎらしきことをした程度です。高校になってから立派なプールがあり、泳げないと体育の単位がもらえないということで、どうにかプールの端から端までお粗末なフォームで行ける程度にはなりましたが、それっきり泳ぎとは無縁でした。

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支部の新年賀詞交歓会に出席する

昨日、午後から夜にかけて支部の例会と新年賀詞交歓会に出席しました。


新年初の例会とあって普段あまり例会に見えない方も出席されているようで、いつもよりずっと盛況でした。会場に行く時にエレベーターでいっしょになった男性の方が「社労士会ですか?」と声をかけてくださいました。例会でお見かけしたことはない方でしたが、お顔を見たことがある方なのです。どこで見たっけ?名刺を交換していただきましたが、お名前にも覚えがありません。県会のHPの会員検索でお見かけしたのかなあと思いつつ会場に入りました。

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ホワイトカラー・エグゼンプションの行方

政府は「ホワイトカラー・エグゼンプション」の法案提出を見送ることにしたそうです。国民の理解が得られていないと判断したとのことです。


この法案が出てきた時から的確な日本語もないような法案ってどうなんだろうと思っていました。過去記事でも取り上げましたが、(参照)ごり押し提出することがなくなって個人的にはよかったと思います。ただ、経営者側は人件費抑制のためにどうしても実現したいと思っているようですので、今後参院選後にまたよみがえってくるかもしれません。


年功序列型の賃金形態がくずれ、成果主義型になっていると言われますが、これを機会に労働と賃金のあるべき姿などを国民的な議論として深めてほしいと思います。

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おばさん社労士街へ行く

いわゆる飛込みの営業というものを私もやってみました。昨日、当地は天気もよく外回りには絶好のコンディションです。


企業に対して私のやりたいことは就業規則の作成、見直しの仕事です。見直しの材料としてはずばり「子育て支援」を考えています。高年齢者の定年延長などについてはかなり浸透してきましたが、育児・介護休業法については、次世代育成支援対策法(当ブログ過去記事参照)に関連して助成金なども充実してきていますので、営業ツールとして使えると考えています。


何よりも子育て支援の行き届いている会社は、やはり優秀な人材を集められるというメリットがあります。今後人材不足が予想される中、長期的にも人材を確保できるポイントとなるのではないかと思います。

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「同一労働同一賃金」への遠い道のり

昨日、春闘に向けて労使のトップ会談、経団連会長と連合の会長の会談が開かれたそうです。


連合会長は「業績好転で企業のタンクに水はたくさんたまっているが、労働側への蛇口は閉じられ、家計は悲鳴を上げている」と指摘して、労働分配率(注1)の上昇や格差是正への取り組みを求めたとのことです。


注1 労働分配率 企業が作り出した所得の中で人件費の占める割合


御手洗経団連会長は「業績は一時金、賞与等に反映させるべき、賃金問題だけでなく能力開発などの全般的な議論をしてほしい」と述べたそうです。続く懇談でも「国際競争を勝ち抜くためには生産性が必要だ」と相変わらずのお題目を唱えていたようです。

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大手人材派遣会社が違法派遣

先週の新聞記事ですが、大手人材派遣会社が違法派遣を疑われているとのことです。


派遣法で禁じられている警備業務にスタッフを派遣した疑いです。他人の生命を守る専門職として警備員の派遣は禁止されています。他にも、①港湾運送業、②建設業務、③医業、歯科医業、薬剤師、が禁止業務です。


③については身体療護施設に設けられた診療所や養護老人ホームの中に設けられた診療所などには派遣してもいいことになっています。また、紹介予定派遣であれば、派遣が認められます。(注1)


注1紹介予定派遣  同一の労働者につき6ヶ月以内の期間で特定の労働者を派遣終了後に派遣先が雇用することを予定して派遣する派遣形式 一種の職業紹介になるため、派遣元は職業安定法の規定により職業紹介の許可が必要となる。


医業というのも専門職ですので、誰でもいいというわけにはいきませんから、その人を見極められる形式の派遣ならいいということなのでしょう。

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ペコちゃんはどこへ?不二家の不祥事に思う

子供の頃不二家のミルキーが好きでした。口の中で広がるクリーミイな甘さに魅せられ、いくつでも食べられそうな気がしました。


自分が子供の母になってみると、ミルキーはいかにも虫歯を誘発するように思えました。だから、自分の息子と娘の小さな頃には、ミルキーを買ってやったことはありません。昔の母親はお菓子が少なかったせいもあるかもしれませんが、寛大だったなと思います。お陰で私は虫歯には随分苦しめられました。

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『オシムの言葉』の著者の講演を聴く

昨日、県社労士会の新年特別講演会がありました。


講演会の後、「賀詞交歓会」という私は初めて聞いた日本語ですが、字でわかるとおり、ひらたく言えば「新年会」が同じ会場で催されました。会員だけではなく、来賓に県知事や国会議員や労働局長などの名前が並んでいて、なにやらものものしい雰囲気でした。私は喪中ということもあり、また県会の「賀詞交歓会」は支部の先輩会員もあまり出席なさらないと聞いていたので、講演会のみ出席しました。


演題は「サッカー日本代表・オシム監督からのメッセージ~『オシムの言葉』から見えてくるもの」というもので、昨年ベストセラーになった『オシムの言葉』の著者で、木村元彦(ユキヒコとお読みするそうです)氏が講師でした。

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助成金全般について

昨日試行雇用奨励金について書きましたが、いわゆる助成金の概略について書いてみたいと思います。


社労士の勉強を始めてから、以前は「そんなものがあるのも知らなかった」または、「何となく聞いたことがあるけど詳しく知らなかった」という事柄について、詳しく知るようになりました。(勉強したんだから当たり前ですが)


助成金というのもそのひとつです。


ちょっと前に、某有名私大の教授が研究開発のための助成金を私的に流用したと騒がれました。社労士の守備範囲の助成金はそういう助成金ではなく、雇用保険の三事業に関する助成金です。

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試行雇用(トライアル雇用)奨励金

年末の新聞でトライアル雇用(注1)が好評との記事がありました。(埼玉県の話)


注1 公共職業紹介所が推薦、紹介する求職者を短期的、試行的に雇い入れ、求職者、事業主双方が納得すれば常用雇用につなげようという制度。事業主側に奨励金が支給される。


3ヶ月間の試行雇用(トライアル雇用)いわば「お試し期間」に事業主、求職者双方が相性を見極めることができ、奨励金ももらえるということが好評の理由のようです。


記事では35歳未満の若者が対象者としていますが、対象者は他にも


①45歳以上の中高齢者 ②母子家庭の母 ③障害者 ④日雇労働者、ホームレスの人


というように、就職が困難になりやすい人達を試しに雇用してもらって、よければ本採用してもらうという制度です。

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続もうひとつの日本は可能か グローバリズムへの抵抗

「もうひとつの日本は可能だ」(内橋克人著 文春文庫)について、昨日の記事の続きです。


ここでいう「グローバリズム」とは地球上に存在する全てのものを利潤追求のビジネス・チャンスととらえるような思想や行動です。


グローバリズムは世界の富を増やしたか?


全体としては増えたかもしれないが、富の寡占化が進み貧困層が急増しました。世界の大資産家200人の所得合計が1994年から98年のたった4年間で2.4倍に増え、その額は日本の国家予算の2倍以上です。


一方、世界の労働人口30億人のうち約10億人が失業、あるいはそれに近い状態にあるとのことです。(2001年ILO報告)


以上はひとつの例ですが、この本の中では様々な数字を挙げていて、グローバリズムによって人は幸せになれるのかということを考えさせられます。1人のビル・ゲイツの背後に数百万、数千万の非ビル・ゲイツ、反ビル・ゲイツがいるのです。

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もうひとつの日本は可能か グローバリズムへの抵抗

グローバリズムというのは抗いがたい潮流なのだろうか。そんな疑問を抱き続けてきました。


それについて言及した「もうひとつの日本は可能だ」という本(内橋克人著 文春文庫)を読みました。


私は経済学は大学で教養科目のひとつとして勉強しただけです。マルクス経済学と近代経済学のさわりをちょっと知ったという程度です。ほとんど無知といってもいいレベルです。経済のことはわからないというのが正直なところです。


ですから、メディアでの経済評論家と言われる人達のコメントについても、「ふーん、そうなんだ」と思う程度なのですが、内橋氏についてはかねてから、発言に共感を持つことが多かったです。

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ごり押し?法案提出「ホワイトカラー・エグゼンプション」

当ブログで12月12日に関連の記事にしましたが、(参照) 厚生労働大臣は一定以上年収のあるホワイトカラーについて労働時間の制限をなくし、残業代を支払わないですむように労働基準法の改正案を今年の通常国会に提出するそうです。


テレビで大臣の記者会見を見ましたが、「企画立案にたずさわるようなホワイトカラーの人には、労働時間の制限がない方が仕事の質にあっている、総時間数ではなく内容で仕事の評価をするべきだ」というようなことを語っていました。労働者の福祉や健康を守るべき立場の大臣が、企業経営者と見まがうような発言をしていたことに違和感を覚えました。何故、与党内にも慎重論があるとわかっていながら、そこまで、「ホワイトカラー・エグゼンプション」などというカタカナ語を使わなければならないような制度を押し進めようとするのでしょうか。ちょっと腑に落ちません。

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新春セールに行く

昨日、当地は一日土砂降りの雨でした。


そんなわけで外出しませんでしたが、今日は一転して快晴だったので自宅近くの大手デパートの新春セールに出かけました。お目当てはカレンダーとブーツです。


カレンダーというのは年が改まると必ず新しくするものの一つですよね。私は夫の設計事務所に居候しているので、そこに出入りの保険屋さんや修理を頼んだ電器屋さん、ヤクルトおばさんにいたるまで、年末にはカレンダーをいただきます。毎年それらでだいたい間に合うのですが、絵柄があまりにも好みのものとかけ離れていると、さすがに飾る気にはならないですね。なにしろ一年間の付き合いですから。

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2000万人のロストジェネレーション

今年に入ってから朝日新聞で「ロストジェネレーション」と題する特集記事が組まれています。


現在25歳から35歳までの若者たちの世代を総称しています。高度経済成長を成し遂げた後の豊かな時代に生まれ、少年期にバブルが崩壊し、戦後最長と言われた経済の停滞期に社会に巣立ちました。


その数約2000万人、団塊の世代(1947年~49年生まれ)が800万人と言われていますから、かなりの人数ということになります。(10年間と3年間の比較ですから団塊の世代が少ないのは当たり前ではありますが)


彼ら、彼女らは就職氷河期に高校や大学を卒業したために他の世代に比べ非正規雇用者の割合が高くなっています。

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どうなる今年の年金改革

報道によると、今年の年金改革は共済年金の厚生年金への合流と、パートの厚生年金加入が焦点となるようです。


前者については2010年に厚生年金に一本化するという法案が今年の通常国会に提出される見込みです。ただ、共済年金という名前は消えても各共済組織は存続したまま、独自の積立金を持ち続けるとのことです。官民格差をなくすため「職域加算」などは廃止されますが、対象者はこれから社会に出る人で、OBや現役は依然格差を残したままで、相変わらず既得権益に切り込む予定はなさそうです。


後者のパートの厚生年金加入に対しても、経営者のみならず労働者の間でも、利害関係が対立するため調整が難航しそうということのようです。

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今日から仕事始め

今日から仕事始めです。


今日ぐらいまではお休みの会社などが多いのでしょうか。いつもより人も車も少ないように思います。今年は喪中ということもあり、例年になくのんびりと家で過ごしたため、仕事始めはちょっぴりきついです。それでも今年はアグレッシブに行こうと決めているので、気持ちを引き締めてやっていきたいと思っております。今年もどうぞよろしくお願い致します。


とりあえず、初仕事としては「寒中見舞い」のはがきを作ろうと思っています。

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岩波文庫創刊80周年 活字文化はどこへ行く?

岩波文庫が創刊80周年を迎えたそうです。


私の世代にとって文庫本は岩波文庫に限らず角川文庫、新潮文庫など若い日々の貴重なアイテムです。もちろん今でも手軽に持ち運べて安価な文庫本はよく買いますが、10代の頃のように、気に入った作品を何回も読むということはしなくなりました。


私の場合、中学生、高校生の頃は高価な単行本や全集などはもっぱら学校の図書館で借りて読み、自分で買うのは文庫本が多かったです。本を読む喜びもその頃知ったように思います。

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様変わりするお正月の風景

最近はスーパーやデパートの初売りが早くなりましたね。


私の自宅のすぐそばのスーパーも昨日から営業していました。つまり「お正月休みなし」です。近くの大手デパートも今日が初売りです。近くの銀行もATMのコーナーが開いていて世の中どんどん「お正月休みなし」の方向に流れている様子です。

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