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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる16年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

介護保険の破綻? について考える

2000年4月から始まった介護保険制度は家族だけでは限界のある介護を社会全体で支えようというコンセプトです。

社労士試験の範囲ですから、私も受験生時代に一通り勉強しました。

制度の概略については、少し古いデータなどが書かれていますが、厚生労働省のHPを見るとよくわかります。(参照)

40歳以上の国民から保険料を徴収して、原則65歳以上の介護が必要な方が給付を受けられます。

今朝の朝日新聞の社説には介護保険の担い手である介護する側の人件費が安く押さえられているため、定着率が悪くこのままでは制度の維持も難しいのでは?というようなことが書かれています。(参照)

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業界団体の日雇い派遣の自粛決定について考える

今朝の朝刊によると、日本人材派遣協会が製造業などでの日雇い派遣を原則自粛する「自主ルール」を決定したとあります。(新聞記事参照)

日本人材派遣協会のHPを見ると、派遣会社、派遣スタッフ、派遣先企業向けにいろいろ細かい情報が掲載されていて、とても参考になります。

「使えるHP」という印象を持ちました。

私のブログをずーっと続けて読んでくださっている読者の方はよくご存知だと思いますが、私は派遣については当初の業種を限定した状態に戻すべきだと思っています。

スキルという武器を持った労働者が、自分で選択して働くのが本来あるべき姿であり、企業の人件費減らしのために人が物のように動かされ、いいようにこき使われるような状態は反対です。

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保存していた文書がない! ショックな出来事

7月に予定されているパートタイム労働法についての講師の仕事のために、来週マネージメントをしている会社に打ち合わせに行くことになっています。

私としては、それまでに講座に見えた方にお渡しする資料をある程度作成して持参したいと思い、法律条文はもちろん、指針や基本方針、関連法についての読み込みなどを行い、資料にまとめる作業を進めています。

昨日、午後、作業にとりかかろうとして前日保存していた文書がそっくり消えて、前々日の状態のままになっていることに気がつきました。

午前中もほんの少し作業をして上書き保存していたはずなのですが。

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何気ない顔をした隣人が殺人鬼という恐怖

マンションに帰宅後行方不明になった女性のニュースは大きく報道されたので、私も印象に残っていました。

防犯カメラの映像などから、どうも外に連れ出された様子はないとか、その後カメラに死角があることがわかったとか、いろいろニュースが流れましたが、犯人が捕まらないなあと思っていた矢先、二室隣の男が逮捕され、犯行を自供し始めたということです。

その男は報道陣の取材にも気さくに応じ、30分近くしゃべっていたとテレビなどで伝えられ、逮捕後映像も流れました。

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「制度創設以来の好機と危機」と語る連合会会長

社会保険労務士としての仕事をするためには、まず全国社会保険労務士会連合会に登録を申請して名簿に登載されることが必要です。

申請は事務所所在地の都道府県社会保険労務士会を通じて行います。

この全国社会保険労務士会連合会のことを私たちは「連合会」と呼ぶことが多いです。

毎月、この連合会から会員の社労士宛にB5版70ページ前後の記事と広告の掲載された小冊子が送られてきます。

法律の改正情報や会員の寄稿、いわゆる有識者の社労士関連事項に関する原稿、連合会の動きなどが記事としてあるのですが、今月号の巻頭では連合会会長の「ねんきん特別便」に対する対応についてのコメントが5ページに渡って掲載されていました。

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講師の仕事が動き出す

ある会社から講師の仕事の依頼をいただいたことは過去記事にしました。(参照)

もともとは都内某区の男女共同参画事業のひとつで、そのマネージメントをしている会社の担当者の方が私のHPやブログを見てくださって、ご依頼をいただいたものです。

今日、役所からの正式な依頼状が届きいよいよ動き出したという感じです。

内容はパートタイマーで働く方々を対象として、パートタイム労働法を中心として働く上での権利について話してほしいというものです。

パートで働くあなたを守る「パート労働法」~知らなきゃ損する!耳寄り情報~

というテーマです。

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やはり裁判結果は無視できない トヨタとマクドナルドの動き

昨年12月にトヨタ社員の過労死認定の裁判について記事にしました。(過去記事参照)

通常の業務の他にQCサークル活動に熱心に取り組んだ結果、無理がたたって夜勤中に倒れ、30歳の若さで亡くなった社員の過労死の認定について争われた裁判です。

奥さんが労災申請をしたのに認められなかったため裁判までいったものです。名古屋地裁では遺族側の主張を認め、QCサークル活動の業務性を認定しました。

結果、亡くなる前の労働時間は100時間を超えることになり、裁判で労災だと認定され、国側も控訴を断念したため判決が確定したものです。

労災は国が管掌していますので、遺族側もトヨタではなく国を訴えた形となっています。トヨタは「国と遺族の裁判だから特にコメントすることはない」

などと発表していました。

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ご縁を大切に 研修グループの飲み会で盛り上がる

社労士になってからとなる前ではそれなりに生活に変化がありました。

一番変わったのは「飲み会」が増えたということでしょうか。

支部や自主研究会の定例会が月に一度ありますが、その後必ず懇親会ということで飲み会があります。

その他にも県の研修会の帰りに誘われたり、同じ市内で開業している先輩、同期との飲み会などもありました。

全部につき合えるほど豪傑ではないので取捨選択していますが、開業以来かなりの回数参加しました。

お陰で社労士の友人、知人が増えていろいろな面で助けていただいています。

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役人に無駄遣いをさせないシステムの構築が先でしょう? 国民会議の試算

政府の社会保障国民会議(メンバー参照)が基礎年金部分を全額税でまかなった場合には、消費税を9.5~18%まで上げる必要があると発表しました。(新聞記事参照)

私は、かねてより基礎年金部分は最低保証として全額税でまかない、後は積み立て方式にして自分が支払った保険料に見合った年金を受け取れるシステムがよいと考えています。

そのためには、現行のように厚生年金に加入できない労働者などはなくし、全ての労働者を加入させ、収入に見合った保険料を負担して、できるだけ上乗せの部分を増やす、また、最低でも10年ぐらい加入すれば年金を受け取れるようにする、「年金通帳」などで加入者自身にはっきり見える形にする、申請主義をやめるなど、加入者が納得できるシステムにすべきという条件があります。

何よりも今まで散々露呈している役人の無駄遣いをなくすためのシステムの構築が急務だと思います。

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久し振りの相談業務

当地は朝から今にも雨が降り出しそうなどんよりとした天気でした。

今日は事務所近くの市役所の年金・労務相談の当番で午前中行って来ました。

昨年は地元の市役所、区役所、銀行、商工会議所などで年金・労務相談を担当させていただき、それなりに場数を踏むことができました。

その都度自分でも必死に勉強しますから、その蓄積もできて最初の頃よりドキドキ感もなくなりましたが、今日の役所は1人で担当するので、それなりに緊張しました。

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被災者がかわいそう。「不思議の国」中国での大地震

私はかねてより中国という国は不思議な国だなと思っていました。

共産党の一党独裁政治でありながら自由資本主義経済体制に近いことをしている。私は経済には詳しくないし、認識に誤りがあるのかもしれませんが、市場経済を積極的に取り入れて今日の経済的発展があるのですよね。

なんとなく資本主義の「いいとこ取り」をしているふうだし、外国に出て本当の自由を知っている中国の人たちはたくさんいるのに、国内の体制についての批判はあまり聞こえない。

日本で行われた聖火リレーの時も、とっても大きな中国の国旗がたくさん見られて、普通は日本国旗を振るんじゃないの?少なくとも中国と日本の両方の国旗を持つのがマナーじゃないの?

なんて感じました。

今朝のNHKのニュースでは大地震の被災者が「救援物資が全然届かない、政府は何をしてるんだ!」と怒りの声をあげている様子が映し出されていましたが、北京の国営放送ではそんな様子は一切流していないそうです。

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離婚の年金分割で誤解されやすい部分を見る

離婚の年金分割については過去記事に3日間連続で書いたことがあります。(過去記事参照)

来週月曜日の地元の市役所での年金・労務相談に備えて年金全体をおさらいしているのですが、離婚の年金分割というのは、私が試験に合格した後出てきた話なので、知識をしっかりと整理して頭に入れておかなければと思っている事項です。

開業して間もない昨年の1月、社労士会の自主研究会の発表会があり、離婚の年金分割についてあるグループの発表がありました。

私が自分で勉強した範囲以外の内容は特に目新しいことはないと感じましたが、終わった後の質問で、

「もう少しわかりやすく説明してくれなくちゃ全然わかんないよ」

と質問?した出席者(社労士会会員の社労士)がいました。

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原稿が活字になるまでは大変。

経営者会報写真これは先月私の原稿を掲載していただいた『経営者会報』(過去記事参照)を写真にとったものです。実物はA4サイズなので、私の名前も結構大きく載せていただいています。

私は文字だけの原稿(400字換算で14枚分)を書いて電子メールでお送りしたのですが、その後にゲラ刷りと言われる本になる前のものがFAXで送られてきて、修正をお願いしたりして、最終的に上記のようなデザインがほどこされ雑誌の一部となりました。

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「ねんきん特別便」で年金が減額になることもあり

来週、支部からの派遣で地元の市役所に労務・年金相談に行くことになっているのですが、その市役所は他の役所のように2人でペアになって担当するのではなく、1人で担当するため、ちょっと緊張感があります。

特に年金は複雑ですし日常的に勉強している労働法関係と違って、普段は社労士としての常識程度の知識を仕入れているだけですから、相談業務の前1週間ぐらいは手持ちの年金本を熟読して、社労士試験の過去問集なども目を通して勉強することにしています。

そんな時に意外と役にたつのが厚生労働省のホームページです。

私は職業柄厚生労働省のホームページをよく見ますが、年金についてもかなりいろいろな情報が詰まっていてなかなか重宝しています。

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格差問題で労使がヒートアップ 労働サミット開催

洞爺湖サミットのメンバー各国の労働大臣や労使の代表者が話し合う「労働サミット」が、新潟で開催されたとの報道がありました。(新聞記事参照)

格差問題では日本の労使の代表、連合会長と日本経団連の雇用委員長が各国代表の前で激しくやりあったとあります。

記者会見の場でもヒートアップしていたとか。

報道によると、経営者側の認識と労働者側の認識とにはかなりずれがあるようです。

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パートタイマーの就業規則

昨日、社労士会の自主研究会の例会があり私も出席しました。

今月私が提出した原稿はパートタイマーの就業規則をテーマにしたものです。

労働基準法では常時10人以上従業員のいる事業場に就業規則の作成、届出を義務付けています。

この「従業員」にはパートタイマーなど正社員以外の従業員も含まれます。学説では雇用形態や処遇が異なるパートタイマーを区別して考えることに合理性があるとする説(個別説)もありますが、実務上は労基法上の条文で

「常時10人以上の労働者を使用する」となっているため、「労働者」という概念にはパートタイマーやアルバイトなども含まれますから、その事業場にいる全ての「労働者」をカウントすることになっています。

学説でいうところの一体説であり、厚生労働省の指針でもその立場にたっています。

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「うつ病は心の病ではない」という医者ありき

昨日、風呂上りのストレッチ体操をしながら、夜遅いニュース番組を見るとはなしに見ていました。自分も軽いうつ病にかかっているという精神科医の話を特集していました。

現在見たところ50代ぐらいでしょうか。

35歳の時に、勤務医をしていた時の過労がもとでうつ病になり、その半年後大腸がんなどを患ったりした経験から、その時のうつ病はがんになる前触れのようなものだったのかもしれないと語っていました。

身体がなんらかの異変を察知していたのだろうということで、彼によると、うつ病というのは必ずしも「心の病」ではないということです。

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外交に利用されるパンダがなんかかわいそう。

初めてパンダが上野動物園に来た時、私も行列に並びました。

結構長い列で待たされたわりにはパンダ舎の前では「立ち止まらないで前に進んでください」と言われ、どんどん歩かされて、結局のんびり寝ている「寝姿」を垣間見ただけでした。

でも、とってもかわいかったです。

その後、不肖な私も人並みに結婚して子供ができて、子連れで上野動物園には何回も足を運びました。

パンダも入れ替わりはありましたがずっと愛くるしい姿を見せてくれていました。

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パートタイマーといえども「労働者」

先日、支部の先輩から

「パートタイマー(1日7時間勤務)の1ヶ月単位の変形労働時間制をしたときの残業代の計算の仕方を教えて」

とメールをいただきました。

この先輩は社労士会の自主研究会のある部会の会長をなさっているような方で、何でそんなことを質問してくるのかなあと思いつつ、返信をしましたが、どうやら「パートタイマー」は一般の労働者と何か違うのかもしれないと思い込んでしまったようです。

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バラの季節到来 美しい季節5月

5月のバラ
今日はゴールデンウィーク真っ只中なので、固い話はやめにして画像を掲載します。

先月、離れて暮らしている娘がやって来て私にデジカメをプレゼントしてくれました。

特定社労士の試験の合格祝いということで、ありがたく頂戴しました。今までは、必要な時に夫のカメラを使っていましたが、「自分専用」が手に入り目下修行中です。

写真は我が家の玄関に飾ったバラの花です。

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道は自分で切り開くもの 今度は講師の仕事がやって来た。

先週、都内某区の男女共同参画事業のマネージメントをしている会社の方からメールをいただきました。

その事業の一環として「パートタイム労働法」の改正についての講座を開催するので、講師をしてもらえないかという打診です。

私のHPやブログをご覧いただいたそうですが、考え方に共鳴したのでお願いしたいというご依頼です。

日程や他の条件も提示していただいたので、私は都合がつきますしお引き受けする旨お返事しました。

昨日、役所の方でOKが出たので正式に決定しましたとのお電話をいただきました。

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道路特定財源が生活者財源になる不思議 福田首相会見

私は片道8キロ程ですが通勤に車を使っています。

自宅も事務所もJRの最寄駅から1キロちょっとあり、徒歩圏内ですが時間短縮のためについ車を使ってしまいます。

朝は夫婦2人で乗って行くので交通費の節約もあります。

帰りは遅くまで仕事をする夫を残し、買い物や晩御飯の支度のために私が1人で運転して帰るというのが毎日のパターンです。

ですから、このところの道路特定財源についての騒動については関心を持っています。

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