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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる16年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

FAXの送信ミスにご用心 !

社労士になってみて驚いたことは、この業界の電子化の遅れです。

名刺にEmail アドレスが書いていないとか、ひどい場合はパソコンを持っていないなんて人もいて、どうやって仕事しているんだろうと思いました。

私は夫が1人でやっている設計事務所に専用の電話だけひいて居候して開業していますが、彼の業界は現在何かを紙でやりとりすることはまずありません。

全てメールで電子データのみです。

たまに、資料として紙のファイルが届いたりすることはありますが、一昔前に比べたら紙ベースのやりとりはほとんどなくなりました。彼の業界に限らずそれが一般社会の常識だと思います。

この業界は結構違います。FAXというのも一般社会より使っているのではないかと思います。

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社労士会は支部によって随分違う

このところ当地は暑い日が続いています。

時々怪しい雲が現れたりしますが、雨は降らないのでよけい蒸し暑く感じます。

というわけで、おいしいビールを飲みましょうと、昨晩は受験予備校時代からの友人の社労士と女3人で飲み会をしました。

3人だけなのですが、ちゃんと「〇〇会」と名前をつけて2~3ヶ月に一度会っておしゃべりしています。いつもはランチタイムが多いのですが、たまにはアルコールも入れましょうと、昨日は私がお薦めのとある隠れ家的な居酒屋さんで楽しい一時を過ごしました。

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実現してほしい民主党の最低賃金引き上げ

先頃発表された民主党のマニフェストですが、子ども手当てについては昨日ちょっと記事にしました。

その他では私としてはやはり雇用対策が気になるところです。

まず、最低賃金の1000円への引き上げ。

東京都などの一部の都県では、最低賃金で1月フルタイムで働いて得る賃金よりも、生活保護費の受給額の方が高い「逆転現象」が問題となっています。

また、最低賃金が低ければ低いほど「一生懸命働いても生活が苦しい」というワーキングプアを作り出すもとになりますが、経営者にとってみれば10円でも20円でも人件費は切り詰めたいわけで、このへんのバランスがとても難しいと思います。

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虹を見た夕暮れ時

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昨日、夕方6時半ごろ仕事から帰り駐車場で車から降りてふと見上げると、近くのマンションの外壁に夕日が照りつけ独特の明るい光を放っていました。

首を回して空全体を見てみると、くっきりと虹がみえるじゃありませんか。

とりあえず携帯で撮影して、歩いて30秒ほどの自宅マンションの通路に来てみたら、さっきよりずっと虹が大きく見えました。あわてて、荷物を置いてからカメラを持ってきて撮ったのが上の写真です。

このところの天候不良で土砂崩れだの竜巻だのがあり、被害に遭われた方は大変だろうなあと、能天気に「虹が出た」なんて言ってるのもちょっとはばかられますが、やはりめったにないことなので、写真を掲載しました。

 

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文明の利器とはうまく付き合う方が得?

以前の記事で車の買い替えをするにあたり、ディーラーめぐりをする元気もなくなったと書きました。(参照)

それでも高い買い物なんだからとネットであれこれ検索して、結局土、日は目星をつけた2軒のディーラーを回り、1軒では試乗もさせてもらいました。

ハイブリット車にも興味があるのですが、何しろトヨタに対してもろもろの理由から「1人不買運動」をしているので、ハイブリット車ならホンダしかないなあなどと思いつつネットで検索してみると、インサイトについてのリポートがあり、たいていのお客さんは値引き交渉の際にトヨタのプリウスを引き合いに出すそうですが、トヨタのトの字も言わないお客さんが2割ほどいるらしいです。

リポーターが「どういうお客さんですか?」と聞くと、

「トヨタさんが嫌いなお客様です」

と答えたということで笑ってしまいました。というわけで、私もホンダのインサイトを見に行くことに。

さて、車を見るということは付属品も見るということなのですが、最近のナビの進化にちょっとびっくりしました。

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退職金切り下げの正当性

全国社会保険労務士会連合会から会員宛に毎月会報が送られてきます。

時々の法改正情報や社会保険労務士会の動向、労働法、社会保険法関係についての有識者の論文、会員の投稿、書籍紹介などいろいろ書かれています。

支部の会合でお会いしたかねてより顔見知りの方が、「今月号に俺の原稿がのってるよ」とおっしゃるので、「何書いたんですか?」と聞けば、各都道府県労働相談所の事例紹介の原稿を書いたそうです。その方は県会の労働相談所の相談員を務めていらっしゃるのです。

「名前はでてないんだけどね」ともおっしゃいます。

確かに、会員からの投稿などは名前が記載されているのですが、このページは各地の労働相談所の事例ということで、名前はのらないんですね。

さて、拝見してみると、退職金規程の変更(減額)の有効性に疑問を持っている退職間近の方からの相談事例でした。

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うまい話には落とし穴ありなのに・・・。「年金たまご」雑感

人は自分の興味のあることに関係する言葉に敏感です。

私は社労士になってから「年金」という言葉を聞くとピキーンと反応するようになりました。

まして、今年金を受給している世代の方なら余計敏感かもしれません。

「年金はどんどん目減りするばかり」なんて言われると、「そうだよなあ」なんて思うのかもしれません。

年金の下に「たまご」がついていたりすると、何やら可愛らしささえ感じるネーミングで、つい心ひかれてしまうかもしれません。

でも、毎月13,500円(初回は19,000円)を払い、22ヵ月後には毎月最大50万円受け取れるなんて話おかしいとしか思えないですよね。

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物には寿命があるとは言うものの・・・

わが家の車の不調については過去記事にしました。(参照)

その後戻ってきてからエンジン関係の部品を取替え、やはりラジエータが調子が悪いから換えた方がいいとなり、でも今更新品に換えるのはもったいないと中古の部品にしましたが、それでもかなりの出費でした。

しかし、その後、水温計がHになるというハプニングがあり、結局エンジンを取替えないとだめですねという話になったのが先週でした。

とりあえず見積書を出してということになりましたが、送られてきた見積書にはなんと〇十万円という途方もない金額が書かれていました。

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選挙後には派遣法改正案の審議を!

今日で衆議院が解散になる見込みで国民の生活に直結したいくつかの法案が廃案になることが決定しました。

その中でも私が注目していたのは派遣法の改正案でした。

日雇い派遣を禁止するとか、登録型派遣を禁止するとか、製造業派遣を禁止するとか、各党がいろいろ出していたと思いますが、全く審議すらされず廃案とはちょっとがっかりですね。

その割りに臓器移植法案などは「脳死は人の死」とあっさり認めて決着してしまったり、やはりそこに何らかの意図があるのだろうかと勘ぐりたくなってしまいます。

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久し振りに見たイタリア映画

私が一番最初に観たイタリア映画って何かなあなんて考えてみると、幼い頃テレビで見た「自転車泥棒」とか、「道」、「鉄道員」あたりですかねぇ。

「道」は好きな映画の一つで、大人になってから劇場で2度ぐらい、テレビでも何度か見ました。最初の頃は知的なハンディキャップのある優しい子どものようなヒロインに気持ちが動きましたが、何度かみているうちに粗野で野蛮でどうしようもないアンソニー・クインが扮する「ザンパノ」という男に何ともいえない哀れを感じるようになりました。

肉体を誇示してみせる芸人として生計をたてていた彼が、老いて肉体の衰えを隠しようもなくなり、以前のように芸がうまくいかなくなったときの哀れな様子に心動かされるようになったのです。多分、私も大人になったということなのでしょう。

他には、ルキノ・ウ゛ィスコンティ監督の作品が好きでよく観ましたが、最近はあまりイタリア映画を観ていませんでした。

昨日、「ライフ・イズ・ビューティフル」以来久し振りにイタリア映画を観ました。「湖のほとりで」という映画です。

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覚悟を決めると楽になる

社労士会支部の広報誌の編集長になった話は過去記事にしました。(参照)

いろいろな人といろいろなやりとりがあり、時には楽しくないこともあります。

いちいち腹をたてていてもしょうがないなあと思いつつ、結構性格的に激しいところのある私は怒りが湧いてくることもあるんですね。

でも、最近考えました。

支部の仕事を引き受けるということは、そういう思いも含めて全て引き受けるということなのだから、自分の精神を安定させるために覚悟を決めておかなくてはと。

「自分の持っているもので与えられるものは全て与えよう。相手からは一切何も求めるのはやめよう」という覚悟です。(広報部関係のことに限る)

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パートタイマーにお知らせしたい法律とは?

昨年に引き続き、パートタイマーの方を対象とした労働法講座の講師を務めることになったということは過去記事にしました。(参照)

昨年は、改正パートタイム労働法を中心に労働者の権利についてお話するというご依頼だったため、パートタイム労働法だけではなく、労働基準法、その他知っておきたい労働法ということで、かなりの資料を作成してお渡ししたのですが、ちょっと盛りだくさん過ぎたかなという反省もあります。

もう少し全体を見直して再構築したい、しなくちゃなと思いつつ、講座は11月とまだ先ということもあり、なかなか着手できないでいました。

パートタイマーで働く方が何を知りたいのか、社労士として何を優先的にお知らせしたらよいのか、正直考え込んでいました。昨年の経験からある程度の線は見えてはいるのですが・・・。

そんな矢先の昨日、厚生労働省では平成20年度のパートタイム労働法の施行状況を発表しました。(参照)

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今年も社労士試験監督務めます。

水族館
当地は、昨日梅雨明けが発表され、このところ30度を超える暑い日が続いています。

写真は親族が水族館に行った時撮ったものを送ってくれたので、昨日からPCの壁紙にしています。夏はやはり身の回りは涼しげにしたいですものね。

さて、社労士会の夏のイベントというと年に一度の社会保険労務士試験があります。

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労働条件がおかしいと思ったら確認しましょう。

新聞の片隅に気になる投書がありました。

ホテルでベッドメーキングの仕事を10年近くしているが、最近タイムカードがなくなって、時給制からノルマ制になりその日与えられた仕事が時間内で終わらないと、何時間でも無給で残業しなければならない。

これまで時給700円だったのが今は換算すると500円ぐらいにしかならない。納得いかない。

という内容のものです。

あくまでも私の想像ですが、この方の場合「雇用契約」から個人の「請負契約」又は「業務委託契約」に変えられたのではないかと思います。

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「早く選挙やってよ」という意思表示? 都議選結果

決断するべきときに決断できないと、結局最終的ににっちもさっちもいかなくなるというのが世の常だと思います。

昨年、麻生首相に変わったとき、小泉元首相の勝ち取った票をバックに首相になり、それも投げ出した人が2人も続いた後なんだから、当然すぐ解散選挙するんでしょと思っていたら、全然そんなことはなく、2兆円のばら撒きについても国民の信を問うのが当たり前と思っていたら、やっぱりやらず・・・。

「私が決めます」と聞かされ続け、結局決められないじゃん、うんざりだねというのが私の感想です。

多分、同じような思いの都民も多かったのかなというのが昨日の都議選結果です。

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社員の誰かが裁判員に選ばれたら?

企業の裁判員制度への対応については過去何度か記事にしたことがあります。(参照)

昨日、所属する研究会の定例会で、裁判員制度と就業規則の関係を原稿にしてきた会員がいていろいろと議論が出ました。

過去記事にもありますが、裁判員制度については最高裁判所のHPで裁判員制度のサイトがあり、とても丁寧に説明されています。(参照)

それでも、みんなであれこれ話していると「うーん、そういうこともあるよね」的な話がいくつかあって、私にとってはとても興味深かったです。

中でも守秘義務について、社内に裁判員に指名された社員が出た場合、会社としての対応はどうするべきかというようなことが、私自身あまり深く考えていなかったので考えさせられました。

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労働基準法再読(12)賠償予定の禁止

労働基準法ができる前の古い時代には、労働者が簡単に転職したり帰郷したりしないように、契約期間の途中で辞めた場合には違約金を支払わせたり、職場で何らかの失敗をした場合の賠償額を最初から決めておく労働契約などが横行していました。

労働者にとっては、それが足かせとなってむやみと退職も転職もできないというわけです。

これらは労働者の転職や退職の自由を妨げるものであり、前近代的な労使慣行であるとして労働基準法第16条で禁止されました。(注1)

〔注1〕 第16条 使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない。

あらかじめ損害賠償額を決めて契約することは16条違反ですが、現実に生じた損害について賠償請求することは違反ではないとされています。

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支部広報誌を編集することになって・・・。

このところブログの更新時間が遅れがちです。

毎朝のメールが増えてその処理に追われているためです。

私は今年度から私の所属する社労士会の支部の広報部員となり、支部の広報誌の編集を担当することになりました。

担当部長の役員の方から部員になってほしいと言われたとき、その方とはかねてより懇意だったこともあり、

「〇〇さん(その方の名前)のパシリはいやですよ」と申し上げました。

「パシリなんてとんでもない、編集長として自由にやってください」

とのことでそれではとお引き受けしたのでした。

編集長にこだわったのは、自分が目立ちたいとか、手柄をあげたいなんて理由ではありません。自分の好きなようにやりたかったし、「編集長」という肩書きがあった方が取材もしやすくなると考えたからです。

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子ども・若者育成支援推進法成立 雑感

先月末、国会で「子ども・若者育成支援推進法」という法律が成立しました。

原案では「青少年総合対策推進法」となっていたものを修正したとのことです。(参照)

ニートや引きこもりなど社会参加が難しい若者などを支援することが柱ということになっているようです。

国や地方公共団体が子ども・若者の健全な育成のために関係機関や協議会などを設けるとのことなのですが、何をどうするのかはこれからということなのでしょう。

こういう法律を作らなくてはいけないほど、今、子どもがまともに育つのは大変なのかなあと考えてしまいます。

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喫煙時間は休憩時間 ?

私が若かりし頃勤めていた会社では、たばこを吸いながら仕事をしている男性が結構いました。私は一切喫煙しませんから、今思うと、私も相当受動喫煙の被害に遭っていたことになります。

それからうん十年、街の建物は禁煙場所が増えて随分様変わりしました。

先日車の中でラジオを聞いていたら、確か、自分の周りにいる又は自分が経験したずるい人という話題で、リスナーからの話として、

「会社は完全分煙制で、離れた場所の喫煙室に行くと言って労働時間中に度々席を外す同僚がいる。1日に換算すると30分どころか1時間ぐらいになっているかもしれない。その時間喫煙しないで真面目に働いている人と比べ不公平だ。休憩時間を減らすなり、賃金カットするなりしてほしい」

というものがあり、なるほどと思って聞きました。

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「無年金者の1割は受給資格あり」雑感

以前過去記事で2日間に渡り「年金の受給資格期間はややこしい」という記事を書きました。(参照①)、(参照②)

社会保険庁が抽出調査をしたところ、現在無年金状態の人のうち1割は受給資格があるのではないかと思われるというような発表がありました。

685人からの聞き取り調査結果ですから、これがすぐ全体に結びつくかどうかはわかりませんが、推計すると3万人ぐらいになるということです。

これは多いのか少ないのか数字に弱い私にはよくわかりませんが、3万人ひとりひとりの事情や人生を考えた時、そういうことは1人としてあってはならないことなのではないかと思います。

人生の円熟期に何がしかの収入があるのとないのとでは大違いです。

転職を繰り返しつつずっと働いてきて保険料を支払っていたのに、社会保険事務所で資格がないと言われた男性の例が昨晩テレビのニュース番組で出ていました。無年金状態は解消されましたが、その間の7年間という時間はもう還っては来ないのです。

他には「年金が出ないと思い込んでいた」、「知識がなかった」などの理由が挙げられています。

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お客様からのお中元

昨日、私の事務所に以前就業規則を作成させていただいたお客様からお中元が届きました。

うーん、私は仕事としてさせていただいたんだし、こんなお気遣いはご無用なのにと思いつつ、私の仕事を評価していなかったらそういうこともなさらないだろうと、うれしい気持ちもあります。

でも、このお客様は就業規則の作成ということでお話いただいて、そのつもりで仕事をさせていただいたのですが、ブログでは書けないあんな事、こんな事もあり、もちろん仕事については全力を尽くしてやらせていただきましたが、スポットで終わりにしたいと思っていたお客様だったので、ちょっぴり複雑な気分でもあります。

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高速道路1000円の拡大にうんざり

このところの「土日高速道路1000円」の影響のせいか、土、日は一般道でもやけに車が増えたと感じています。

私は、親族が住んでいる関係で、埼玉県から荒川を越えて東京都下に車で行くことがあるのですが、以前ならスイスイ行けていた裏道まで何台も車が連なるようになりました。

政府がこの政策を発表した時に、民主党が高速道路を無料化するとか、ガソリン税の暫定税率を撤廃するとか言っていたときに、「環境問題に逆行する」と反対していたくせにねぇと思いました。

しかも、ETC搭載車だけと聞いて、ETCが増えると儲かる仕組みになっている天下り団体のための政策かいと白けました。

それで、絶対にETCなんかつけるもんかと決めて今日まできました。

そうしたら、8月は一部平日も同様にすると言うではありませんか。

一体、政府は何がしたいんだろうと疑問です。

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