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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

「過労」に対する使用者責任

先週、鳥取大学の大学院生の医師が過労による居眠り運転で交通事故死したのは、「演習」として恒常的な長時間労働をさせた大学に責任があるとした鳥取地裁の判決がありました。

亡くなった大学院生の医師は、演習ということで無給で大学病院での診療にあたっていたということで、雇用契約をしていたわけではなく、本来ならば労働法的な「労働者」にはあたらないはずですが、実態は勤務医と大きく変わらなかったため労働者性を認め、「雇用主」としての大学側の安全配慮義務違反を認めたものです。

その勤務の実態は、夜間に当直や緊急手術に従事した後、翌朝から通常業務につくこともしばしばで、その合間にアルバイト先の診療もこなしていたそうです。

大学側は「アルバイトについては本人が希望してやっていたのだし、大学側の指揮監督権はない」と主張しましたが、

「大学側が時間や内容を把握しており、過労状態に陥らないよう適切な処置を構ずべきことは当然」と退けられたと報道されています。

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