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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

パワハラの判断は難しい(3)。

昨日の続きです。
この事件の場合、度重なる叱責、指導がパワーハラスメントという違法行為にあたるのかどうか、また、会社側が安全配慮義務を果たしていたのかどうかが大きな争点です。
遺族側は、恒常的な長時間労働や目標達成の強要があり、過度な叱責及びM社におけるメンタルヘルス対策の欠如などが自殺に追いやったとして訴えたのですが、地裁では大筋で認められたこれらの主張が、高裁ではことごとく否定されて遺族側の請求は認められず、訴訟費用も一審、二審ともに遺族側の負担とするとされました。
個別具体的に細かく事案を検討する裁判の場でさえ、全く逆の結論になってしまうわけですから、日常的に職場で起こることについてパワハラかどうか判断するのはやはり難しいと言わざるを得ません。

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