実は、私、昨晩はほとんど一睡もしていません。
いつもと同じぐらいの時間に布団に入ったのに、全然眠くなくて目をつぶって横になってはいましたが、ほとんど眠れませんでした。
いつもだったら、知らない間に寝て目覚まし時計で目が覚めるか、朝6時ごろ何となく目がさめるかなのです。
朝、6時ごろは子供たちのお弁当作りなど主婦業に精出していた頃の起床時間で、かすかに習慣が残っているのだと思います。
今では、6時に少し目が覚めてもまた寝てしまい、もっとずっと遅い起床時間になってしまいました。
それなのに、何故、眠くもならず眠れないのだろう。
犬のお父さんも「全てのものには理由がある」と言ってたっけ。
というわけで考えてみて思い当たるふしがありました。
今、年金は原則として65歳からの支給です。
昭和36年4月1日以前生まれ(女性は41年4月1日以前生まれ)の人については、厚生年金の特別支給がありますが、以前は60歳で満額支給されていた厚生年金が段階的に65歳に引き上げられる経過措置として行っているため、生年月日により満額支給の年齢が上がり、そのうち報酬比例部分だけになり、最後はそれもなくなるということになっています。
これだけ読んでも多分、一般の方は特に若い方は、「何のこっちゃ」という感じかもしれません。
会社勤めなどをしていて厚生年金に加入していた人は、定額の国民年金の他に報酬に比例して納めた保険料に応じて計算された厚生年金が受け取れる仕組みになっているのです。
この夏は電力事情の逼迫が予想され、大企業には15%の電力削減が求められるなど企業活動にも影響を及ぼしています。
電力をたくさん使う製造業などでも影響は大きく、大企業だけではなく中小企業でも生産拠点を関東地方以外に移したり、勤務時間を変更したりして対応をしようとしている、又は既に対応しているということが報道されています。
昨日、夕食の支度をしながらちらちらっと見たクローズアップ現代でも、ある製造業の会社が工場の稼動時間を深夜に移して、社員が今まではなかった深夜勤務をこなすことによって生産を維持しているというようなことを放送していました。
結局、割りをくうのは労働者かと思いましたが、会社も生き残りをかけて苦肉の策ということで、非常時だから仕方がない面もあるのだと思います。
深夜勤務は身体への負担も大きいため、労働法上はいろいろな規制がありますので、今日はそれについて書いてみたいと思います。
労働基準法では18歳未満の労働者について、成人とは違い心身ともに未熟であるということで、様々な保護規定を設けています。
過去記事でも書きましたが、女子高生の下着姿を客に見せる商売をしていた使用者を摘発するのにも、労基法の保護規定が使われる模様という報道もありました(過去記事参照)
その保護規定というのは、労基法62条の危険有害業務の就業制限についてで、詳細については厚生労働省令で定められています。
この中には、「ラジウム放射線、エックス線、その他の有害放射線にさらされる業務」とあり、病院のレントゲン室や原子力発電所の中でも危険な地域などが該当するのでしょうか。
そういう場所は、放射線管理区域として年間被曝量を定め厳しく被曝量をチェックしています。
そういう場所の許容被曝量の4倍が福島の子供たちの許容範囲とされていて、これはどうなんだろうということが今話題となっています。
今日の当地は日曜日から続いた雨や曇りと打って変わってまさに五月晴れです。
先週後半から、社労士会支部の理事のメーリングリストが動き出し、年度初めということもあって、あれこれとやりとりが続きました。
同時進行で支部広報部の仕事もスタートしているので、毎朝メールを読み必要なものには返信してという作業に時間を費やすようになりました。
今般の震災で被災された方々については、国民年金の免除、雇用保険の特例措置、勤務中、通勤中の被災であれば労災の適用と、様々な制度を利用することができますが、いずれも本人が申し出ないと話が進まないので、制度を知らないでいるとそれができないということになります。
税金関係もそのようで、支払い済み、又はこれから支払うべき所得税、住民税、固定資産税、自動車税などが減免され、すでに納めた分は還付されるそうですが(国税庁HP参照)、それについて知らない人も多く税務署職員が避難所などを回っているという報道がされていました。
今、行政官庁のHPはとても見やすく、様々な制度について調べようと思えばいくらでも調べられる時代ですが、被災されて、これからの展望も見えないままそういうことに思い至らない方もたくさんいることでしょう。
写真は、日本実業出版社から出されている総務・人事関係の実務に携わる人向けの雑誌です。この表紙の赤文字で書かれている「ことしの社保・算定基礎届と労保・年度更新のポイント」という記事は、私がご依頼いだたいて書かせていただきました。
いつも思うのだけれど、この国の人たちは切り替えが早い。
原発事故が起きて、一時はその関連ニュースだけだったのに、今はもちろん報道されてはいても量は減りました。
実は震災当日にメルトダウンを起してました、と2箇月もたってから言われても、やっぱりねとほとんどの人が思うので、何故早く言わなかったなんて文句を言う人もあまりいません。
それは海外のメディアも含めて、あちこちでささやかれていたことだからです。
考えてみれば、自分の国の政府を信用できないということは大変なことだけれど、今に始まったことではないしなんて思う自分が恐ろしいというか、空しいというか、哀しいというか。
来日して講演したコロンビア大学のカーティス教授が、
「日本は社会がしっかりしているから政治が貧困でいられる。政治家は国民に甘えている」と語ったと報道されていますが、民間レベルでは、原発事故により足りなくなる電力を何とかしようと節電対策が様々に出されています。
一昨年、あるNPO法人の就業規則を作成しましたが、その代表者から時々電話をいただきます。そのつど問い合わせにお答えしています。
一度は、相談料を払うから相談にのってほしいと事務所にみえたこともありました。
内容的にはそんなに難しいことではなく、就業規則を読んでいただければ解決がつくことが多いのです。
「これこれこういう時ってどうしたらいいんでしょうか?」とのお電話があると、
電話を受けながら、そのお客様のファイルを取り出し、私が作成した就業規則を見ます。
「それはこういうふうにすればよいのです。就業規則の第〇条に書いてありますから、確認してみてください。そういう問題について予測して規則を作ってありますから大丈夫です」
とお話をするというパターンが結構あります。
作成時は随分時間をかけてお話をしたのに、うまく活用していただきたいなと思いつつ、私に電話してくるということはそれだけ問題意識が芽生えているということなんだな、よかったと、変に納得してしまいます。
「生きるということと掃除はセット」、「部屋の乱れは心の乱れ」(ハテ、何かのCMであったような)と、子どもたちに言い続けてきた私めですが、恥ずかしながら実は整理整頓が下手くそです。
きれい好きではあるんですよ。掃除は真面目にやりますから。
それと、整理整頓のスキルというのはやはりちょっと違うんですよね。
いっしょに暮らしている夫が整理整頓大好き人間なので、何とか我が家も住みやすくなっているという状況です。
そんな私ですから、メールの整理もなかなかすっきりいかないのですが、今年から、社労士会支部の理事になったため、その関係のメーリングリストも増え、今までいい加減にしていたメールの整理をしとかないと大変なことになるなと、昨日は一日かけてフォルダを増やし、分類を整理して不要なメールは削除してかなりすっきりさせました。
昨日の夕刊の3面記事に女子高生の下着姿を客に見せたとことについて、神奈川県警が近く労働基準法違反の疑いにより店舗関係者を立件する方針を固めたとありました。
風俗営業法や児童福祉法について、私は詳しくないのですが、個室からマジックミラー越しに女子高生の下着姿を客に見せるスタイルで、営業形態がそれらの法律違反となる性的サービスには当たらないことから、労働基準法により摘発しようとしたと報道されています。
そのお店は個室から少女の制服姿や下着姿などが見られることから、「女子高生見学クラブ」と呼ばれていたとか。
そんなの見てうれしいのかなあと思いますが、世の中には様々な趣味の人や、妄想癖のある人などがいますから、私の尺度では測れないことなど五万とあるのでしょう。
労働基準法に目をつけるとはさすがと思いますが、労働基準法では18歳未満の人を働かせる使用者に対して、「年少者」の保護の観点から様々な規制があります。
最近、中小企業にも外国籍の労働者がじわじわと増えているようです。
私の関与先でも3月から中国籍の方が入社したので、外国人の雇用について気をつけることを教えてほしいとの話があり、労働局へ行ってパンフレットをもらってきてあげました。
他の注意事項とともに、パスポートや外国人登録証明書の見方などが解説されています。
以前に地元の商工会議所でちょっと関連の講座の講師をしたことがあったので、その時にそれがあることを知っていました。
厚生労働省のホームページでもダウンロードできるのですが、労働局にあるものは、紙の質がよくてしっかりしていてきちんと小冊子風になっているので、お客様に差し上げるのにはやはりその方がいいです。
労働局の雇用関係の部署には、開業セミナーで知り合った同じ支部の社労士の方が勤務しています。
彼女がちょうどいたので、パンフレットを奥から出してきてもらったりしてとても助かりました。
いつでもどこでも社労士仲間は大事ですね。
さて、先日、その大事な社労士仲間(先ほどの彼女とは別口)から、「外国人て、介護保険の給付受けられないんだったけか?」とメールがありました。
今年度から私は社労士会支部の理事として広報部長を務めることになりました。
広報部の仕事は今までどおり広報紙の編集で、それほど変化はありません。
副部長になった方お二人と部員として入っていただく方がそれぞれ能力のある方で、多分、前年度よりは仕事も楽に進めることができるのではないかと思います。
部としてはそれでよいのですが、理事としては理事会への出席や、理事どおしの連絡など、今までなかった用事が増えそうです。
昨日から今日にかけて、メーリングリストや個人的なメールやら、かねてより決めていた広報部のことについてなど、支部関連メールが次から次へと送信されてきました。
そのうち、広報部の一人の方から広報部全員宛のメールが何故か私のところに届いていないらしいということに気がつきました。
同報メールのため、他の広報部の方の返信が私の所に届いたためそれとわかったのです。
もしやと思い、サーバーのセキュリティボックスを見たら、やはり迷惑メール扱いとなってそこに振り分けられていました。
先日、行きつけのお花やさんでヒマワリを見かけて買ってきて玄関に飾って以来、当地はすっきりしない天気が続いています。
一昨日は蒸し暑かったのに、昨日は一転して肌寒く朝から随分と雨が降りました。 今日もどんよりと雨模様です。
5月2日の記事で過去の病歴による採用拒否についての記事を書きました(参照)。
それは、病気が治っていて現在問題がないという前提の話でしたが、では、持病があり、それを隠して就職した場合に、その持病がもとで重大な事故を起こした場合は、会社はどうなるのだろうというような事故が最近ありました。
3月の下旬に集団登校する小学生の列にクレーン車が突っ込み、6人が死亡するという事故がありました。
震災後で福島第一原発もどうなるかわからない時だったため、それほど大きな報道とはなりませんでしたが、普段だったら大変な騒ぎになっただろうと思われる痛ましい事故でした。
クレーン車を運転していたのは20代の男性ですが、てんかんの持病があり医者には運転をしないように言われていたそうです。
3月に大震災があり、これでは当分暇かなと思っていた4月の初めに、ある雑誌の原稿依頼をいただきました。
以前に労働契約法などについて書かせていただいた雑誌の編集者の方が、別の雑誌に異動されていて、労働・社会保険関係の年に一度の手続についての原稿を書いてほしいとのご依頼でした。
手続業務はほとんどやらない私ですが、制度の概略をわかりやすく書くということについてはできると思いお引き受けしました。
その方からは昨年も、あることについて書いてほしいとのご依頼をいただいたのですが、その「あること」は、私にとって経験もなくほとんど勉強もしていなかったことだったため、その時は、任にあらずだと思いお断りしたのでした。
時たまそのようにお声をかけていただけるというのは、うれしいことだと感謝しています。
ゴールデンウィークも終わり、今日からまたいつもの日常がスタートです。
今日の当地は、若葉の緑が心なしか濃くなってお天気もよくさわやかな朝でした。
今般の震災で職を失った方も相当数いらっしゃると思いますが、これから就職をしようとしている若い人たちにとっても、大きな誤算だったと思います。
厚生労働省では、かねてから在学中に就職の内定が得られなかった既卒の若い人についての就職助成を行っています。
その助成について、震災で被害にあい災害救助法適用地域となった県(青森、岩手、宮城、福島、茨城、長野、新潟、栃木、千葉)に住居のある既卒者を雇用した事業所に対しての奨励金を従来の既卒者雇用奨励金より拡大しています。
ゴールデンウィークも終盤、当地は昨日からどんより曇ったうすら寒い陽気です。
昨日は、3連休の最終日なので、予定していたコンサートの後、都心に出たついでに前から見たかった映画「英国王のスピーチ」を観ました。
実話に基づいた話とのことで、華やかに見える英王室にもこんな秘話があったんだなと思いました。
父の死後、国王となった兄が離婚歴のある女性との結婚を回りに反対され、国王を退いて愛を貫いたために、思いがけず国王となってしまったジョージ6世が吃音に悩む話で、現エリザベス女王のお父さんの話です。
アカデミーの作品、監督、主演男優、脚本の各賞を受賞していて、公開後すぐ行きたかったのですが、何やかやで行かないうちに震災があり、行きそびれていましたが、やっと観ることができました。「ツァラストラスはかく語りき」を聴いたコンサートとともに、昨日は私にとって良い休日となりました。
先週からいよいよゴールデンウィークに突入ですね。
どこへ行っても新緑がきれいで、1年で最も生の息吹を感じるこの季節は私も大好きです。
子どもたちが小さかった頃は渋滞をものともせず、あちこちに出かけましたが、夫婦二人になってからは、遠出はせず、近くに買い物に行ったり、今週はこれからコンサート、映画などの予定があるにはありますがささやかな休日になる予定です。
土曜の午後ほんの少し事務所にきただけで、29日から休んでいたので、今日は通常通りの仕事です。
朝、メールをチェックすると、懇意にしている社労士仲間(といっても随分先輩)から、こういう場合、どのように考えるかと質問メールがありました。
詳細は控えますが、本日の標題にあるようなことです。
それについての私の考えは過去記事に書いたことがあります。(過去記事参照)