FC2ブログ

おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる14年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

日本も欧米並みの「仕事給」制度に移行か?

賃金制度の第一人者と言われる楠田丘氏の著書(『賃金とはなにか』中央経済社)によると、戦後、労働省の官僚だった氏が業務命令でアメリカの占領軍に行って賃金制度を学んだ時に、初めて職務給(仕事給)の概念を知ったとあります。
当時の日本では、賃金は、学歴、年齢、勤続年数などその人固有のもの(属人的などという言い方をします)により決めていて、それも結構いい加減だったりして、「この仕事に対してこの賃金」いわゆる職務給という考え方はなかったそうです。
かの地では、異動とか配転がなく仕事を決めて採用するため、会社が変わっても仕事は変らない人が多い。日本では、仕事ではなく、人で採用して会社の中で仕事が変るため、異動のたびに賃金見直しでは困るでしょということで、日本には根付かないだろうと上司にも否定された考え方として書かれています。
雇用システムも日本は終身雇用制で、かの地はそうではない。雇用システムそのものを変えないとなかなか職務給制度はできないと当時はされたのですね。
年末から年初にかけて、日本経団連が「定期昇給制度の見直し」を「経営労働政策委員会報告」に盛り込まれると報道されて、以前読んだ前述の著書を思い出しました。

続きを読む

PageTop