FC2ブログ

おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

事故の損害全額を労働者に請求するのはおかしい

配信してもらっている労組系のメルマガに、運送会社に勤める人からの相談が掲載されていました。
同僚が事故を起して損害額の全額を賠償させられ、一度には支払えないので分割して給料から天引きされている、一人はバックして建物にぶつかる、もう一人は追突事故で、会社は100%社員の過失だからと全ての損害額を社員から徴収しているが、それってどうなんでしょう。
というものですが、それっておかしいですよ。
「使用者がその事業の執行につきなされた被用者の加害行為により直接被害を被った場合には、使用者は、その事業の性格、規模、施設の状況、被用者の業務の内容、労働条件、勤務態度、加害行為の態様、加害行為の予防若しくは損失の分散についての使用者の配慮の程度その他諸般の事情に照らし、損害の公平な分担という見地から信義則上相当と認められる限度において、被用者に対し前記損害の賠償を請求することができる」(茨城石炭商事事件最判昭51.7.8)という判例があり、その事案では損害額の3分の1を労働者に負担させることを認めています。

続きを読む

PageTop