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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる16年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

せめて常識的な心を

2013-3クレマチス 先週末行ったホームセンターでクレマチスの
鉢植えを見つけて買いました。
事務所に置いていたら、最初1輪だけ咲いていた
花が次から次へと咲いてきれいです。

花言葉を調べたら
「高潔」「美しい心」「旅人の喜び」など
なかなか良い言葉が並んでいます。

高潔や美しいまでいかなくても、せめて
普通の常識的な考え方はしたいと思います。

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1票の格差是正はいつ?

「1票の格差」が言われてから随分たつし、最高裁も違憲状態と判断しているのに是正は遅々として進みません。
高裁とはいえ、とうとう選挙無効の判決も出たので上告後の最高裁判決が注目されます。
言うまでもなく憲法はわが国の最高法規であり、法律以下の国家行為は制約され国家機関は憲法を尊重して擁護しなければいけません。
最高裁判所には憲法で違憲審査権が与えられているのですから、国会は最高裁の違憲状態との判断にさっさと従い、現状の是正をしなければいけなかったはずです。
何故進まないのか?
決める人が利害関係のある国会議員で、合意をとりつけ多数決で決めるという民主主義は、時として物事がなかなか決まらないめんどくさいシステムだということもあるでしょう。
それだけではなく、それを望まない一般国民も結構いるということなのかもしれないと私は思います。

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「夜のお仕事」も卒業

                  桜2013
当地は桜が満開です。今年は入学式に桜がなく卒業式に桜が咲いているという変則的な年になりそうです。
写真は、先週末、さいたま市にある「見沼たんぼ」という条例で宅地化が制限されている広大な田んぼや畑、林などのある地域に行って撮ったものです。
卒業式といえば、私も自分で勝手に「夜のお仕事」なんて言っている全国社会保険労務士会連合会で行っている相談業務の最後の当番日を昨晩無事終えました。

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改正労働契約法の波紋

労働契約法の改正については過去何度か記事にしました。(過去記事①)、(過去記事②)
労働契約法は、労使間のトラブル防止のために労働基準法ではカバーしきれないような問題について条文化したものです。
そもそも、労働基準法は労働条件の最低基準を示したもので、守っているか守っていないかで線引きして取り締まることができますが、労使間のトラブルはそこに書かれていないような、解雇や雇止めなどについて起きることが多く、それについての考え方の基準を示す必要があったからです。
条文の多くは過去の裁判例で示され、その後も解釈の基準としてあっせんや裁判の場で使われている判例法理(多くの裁判例で確立された法的解釈)が明文化されています。
法律になってそこにあるとないとでは大違いということで、労働契約をする上での注意事項として読むことができます。

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「発信する社労士」を目指して進む

開業してまる2年たったころ、宮崎県社会保険労務士会の懸賞論文に応募して入選させていただいたことがありました。(過去記事参照)
課題は「10年後の社労士像」というようなものだったので、つねづね、社労士はもっと外に向けて発信をしなくてはいけないと感じていた私は、そのような持論を展開しました。
その中で、私は、「発信する社労士」という自分の理想像を語りました。
労働・社会保険法令という暮らしに密着した法律の唯一の国家資格者でありながら、「社会保険労務士」があまりにも社会的に認知度が低いと感じていたからです。
先日、懇意にしている先輩社労士がたまたま私の事務所近くに仕事に来て、お茶を飲む機会があったのですが、
「社労士って、何をする人ですか?とかいまだに聞かれるから、やんなっちゃうよ」
と嘆いていました。

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キーボードの故障?にやれやれ

当地はすっかり春になりました。
自宅から事務所へ向かう道すがら、たくさんの桜の樹があります。
個人のお宅の庭と行っても「地主さん」とも言うべき広大な土地を所有していらっしゃるお宅の庭に咲く桜、小さいながら歴史のあるお稲荷さんにある大きくて見事な桜の樹、昔通ったことのあるスイミングクラブにあるソメイヨシノとは違う白い花の咲く桜、年々、やせ細っていくのがちょっと心配なJRの線路沿いの道に点在している桜、などなど、たくさんあってこの季節は楽しみです。
その他にも、事務所のすぐ近くにも桜並木があり、近くの小学校や公園にもたくさんの桜の花が咲きます。
当地では、桜がもう咲きはじめているので、今週末頃から来週前半が満開になるかもしれません。
さて、そんなうきうき感のある今日、ワードを使って文章を作成しようとしたところ、どうもおかしいことに気がつきました。

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「さとり世代」は進化した人類だと思う

今朝の朝日新聞に「さとり世代」と呼ばれる若者のことが掲載されていました。
10代から20代半ばぐらいまでの世代のことで、ネットで広がった言葉ということです。
車やブランド品に興味がなく、賭け事しない、お酒もあまり飲まない、恋愛にも淡白とあります。バブル崩壊後の経済が低迷した時代、しかし、もの心ついたときからインターネットを享受して情報量は多く、本もよく読むので物知り。結果をさとる賢さがあるので高望みしない。などとあります。
消費してほしい車メーカーなどは大変な危機感をもっているそうですが、記事を読む限り、私にはどちらかというと好感をもてる印象があります。
大量消費して経済を回すなんてもう行き詰っているし、一部の投資家が株価を動かしそれに一喜一憂するなんて、どうなの?と思っているからです。

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休職して大学院に進学した場合の保険関係

以前、「自己研鑽のための休職」という記事を書きました(過去記事参照)
それについて、守秘義務に配慮しつつ原稿にまとめて昨日所属する社労士会支部の研究会で検討してもらったところ、社会保険は資格喪失するんじゃないの?とご指摘をいただきました。
私は、手続業務をほとんどやらないので、この種のことにうとく病気休職の場合と同様に考えていましたが、そうではないのですね。
病気休職の場合は、休業直前の標準報酬月額をそのまま適用して会社も本人も社会保険料の負担を今までどおり負います。
無給になっても標準報酬月額は変えず、傷病手当金などの給付の額が下がらないように配慮するわけです。

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気持ちを引き立てる方法

                     
                   2013-2バラとナデシコ
12日に震災当時の当ブログを読み返していたら、すっかり忘れていたのですが、震災から1週間後に花を飾ったという記事がありました(参照)
昨日、ほぼ同じバラとナデシコ、フリージアを買って同じ花器で同じようにアレンジして飾ってみました。違うのは後ろにあるウンリュウヤナギとバラの位置ぐらいです。
別にだから何?という程度のものです。

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法律の効果はあると思う

先ごろ、平成22年度の「人口動態・産業別統計」が厚生労働省から発表されました。
この調査は5年に一度、役所に届出る出生、死亡、死産、婚姻、離婚について、その時の職業などを調べるものです。
目をひくのは、第1子出生時に職業についている女性が34.5%と前回調査(平成17年度)に比べて9.3ポイント上昇していることです。
結婚、出産を機に退職する人が多かった一昔前に比べると、3分の1以上の人が出産しても退職しない時代になったんだなと思います。
これは、時代の変化や人々の意識の変化によるところが影響していると思いますが、育児・介護休業法の充実が大きく寄与しているように思います。

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忘れてはいけない日から2年

当地は週末、すっかり春になったような陽気でしたが、昨晩からまた冬に逆戻りしてしまいました。でも、昨日の埃っぽさはどこかに行ってしまって、美しい青空です。
そんな中、東日本大震災からまる2年がたちました。まさに2年前の今日の午後、私も生まれて初めて震度5弱という揺れを体験したのでした。
ブログというのは自分の記録にもなっているので、2年前の過去記事を読み返してみると、その時の自分の心象風景や街の様子がよみがえってきます。(左側バーの天気予報の上の「過去の記事はこちら」をクリックすると年月ごとに過去記事がでます)
街の混乱や長期に渡る停電は過去に経験したことがなかったし、地震の後の原発事故は、もしかしたら放射能を逃れて私も流浪しなければならないのだろうかとさえ思いました。

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残業0は可能なのか

少し前でしたが、在任中に残業0を実現してなおかつ業績もアップさせたある会社の元社長のインタビュー記事を新聞で読みました。
私もよく知っている女性用ランジェリーメーカーですが、副社長になった1991年に週に一度のノー残業デーを実施して、その後2003年からは全面実施しているとのことです。
きっかけは、副社長就任当時、残業が当たり前でしたが、これでは、効率の悪い働き方を改善する機会を奪うのと同じと考えたことだそうです。
企業はトップダウンなので、社員自ら働き方を変えることは難しい。経営者が意識しない限り残業0は実現しないとも語っています。

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春は出会いと別れの季節

私は、社労士会支部の広報部長をしていて、2人の副部長と一人の部員と4人でチームを組んで、支部の広報誌の発行や行事の写真撮影や、会員専用サイトだけで見ることのできるweb版の広報誌の作成などを担当しています。
間もなく2年間の任期が終了してこのチームも解散ということになります。
最後の広報誌の発行も終わり、昨晩はみんなで打上を行いました。
メンバーの一人がある公的な制服を着用する組織で600人からの部下のいた人で、「証拠写真持っていきましょうか」とメールで書いてきたので、いっそみんなの若い頃の「証拠写真」を見せ合って、酒の肴にしちゃいましょうか、と冗談半分で返信したら、みんな結構乗り気になって、証拠写真を持ち寄ることになりました。

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守秘義務は社労士の生命線

所属する県の社労士会では、月に一度会員に会報が送られてきます。紙情報の宿命で少し前の行事の情報や、既に知っている法改正情報などが多く掲載されています。でも、時々、私の知らなかった細かい改正情報などが掲載されていることもあり、必ず全紙面を一読することにしています。
今月号の最後のページに、会員に対する注意事項が掲載されていました。
会員が公開しているブログ等に受任事件の内容や個人情報が公開されて非常に迷惑しているという匿名の通報があったということで、守秘義務についてあらためて会員に注意を喚起しています。
私も日々ブログを書いていますので、その欄だけいつになく関心を持って読みました。

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自己研鑽のための休職

休職というのは、労働基準法などの労働法には規定がなく、会社の裁量で行う部分です。
そのため、就業規則でどういうときに休職を発令するか、期間はどのくらい、その間の給料はどうするか、社会保険料の支払はどうするかなどについて、きちんと決めておかないとトラブルのもとになります。
病気による休職が多いと思いますが、私事都合による休職というのもだいたい規則では認めている場合が多いと思います。
想定しているのは家庭の事情などやむを得ない場合だと思いますが、最近は、留学するとか大学院に通うとか自己研鑽のために休職を願い出る例なども増えているようです。
今日、訪問した関与先でもそんなことを相談されました。

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春の訪れを感じるこのごろ

当地では、朝晩まだまだ寒いですが、日が長くなり陽射しが真冬とは違って感じられます。
少しずつ季節がめぐり春の訪れを感じます。
先週、関与先の就業規則変更の意見書が届き、今日は午前中、労基署に届出に行ってきました。
思えば、2年近く前に退職金規程を修正してから、賃金規程、パートタイマー規則と、いずれも私が作成したものですが、細かい修正依頼があり、全部一度に届出を出しましょうと言っているうちに、旅費規程も直したいとのことでしたが、それが社内でなかなか折り合いがつかず、とりあえず、他のを先に出しましょうと言っているうちに高年齢者雇用安定法の改正があり、就業規則本則も変更しなくてはいけないということで、届出がずるずる遅くなっていたのでした。
その会社はいずれも同じ町なのですが、3箇所に分かれているため、意見書が3箇所分必要で、結構そろうまで時間がかかってしまいました。

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