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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

育児休業後の異動と人事権濫用

昨年度1年間だけ全国社会保険労務士会連合会で、労働者向けの電話相談に携わったことは、当ブログでも何度か記事にしました。(参照)
相談の中で結構多かったのが、育児休業後に復職したときに手当を減らされた、正社員からパートにされたなどの相談です。
男女雇用機会均等法では、妊娠、出産を理由とする不利益取り扱いを禁止、育児・介護休業法では育児休業取得その他、短時間勤務などを希望したことによる不利益取り扱いを禁止しています。
不利益取り扱いとは解雇、降格、賃金減額、不利益な配置変換、異動、人事考課の査定を不利にするなどです。
このうち部署や業務の変更については、会社に人事権という強い裁量がありますから、育児休業を取得したから異動させたのではないという、会社なりの合理的な理由があれば違法とはなりません。しかし、本人にとって、労働条件が不利益になるような場合、同意もなく行うと人事権濫用と判断される場合もあります。
その判断基準を示したと思われる判例を以下にご紹介します。

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