国民生活センターからメルマガを配信してもらっています。
主に高齢の方を狙って様々な悪徳商法が横行していることがわかります。
昨日の配信では、台風で屋根が壊れたたため、電話帳で見つけた業者に頼んだところ、ブルーシートを張る応急措置をした後、瓦では重いので屋根全体を直した方がよいと言われ、半額の代金150万円を振り込んだが、4か月たっても工事が始まらないという事例が配信されていました。
複数業者に見積もりを頼むとか、工事が終わってから代金を支払うとか、常識的なことだと思いますが、早く修理してしまいたいと思う気持ちと、一昔前の古き良き時代は、悪徳業者などほとんどいなかったので、そんなイメージで業者と接触する高齢の人も多いのだろうと思います。
社労士仲間から休憩時間の分割付与について聞かれました。
休憩時間については、労働者側は関心が高いと思いますが、案外無頓着な事業主さんも多いので、ここで今一度おさらいしてみようと思います。
労働基準法では労働時間が6時間を超える場合は少なくとも45分、8時間を超える場合は少なくとも1時間の休憩時間を労働時間の途中に与えるようにと規定しています。(第34条第1項)
1日の労働時間が8時間を超えることがない会社なら休憩時間は45分でもよいのですが、多くは残業することがありますから、残業時間を入れれば8時間を超えるだろうということで、だいたい1時間の休憩時間としている会社が多いと思います。
労働基準法では、一部の限られた業種を除き、一斉に与えること(労使協定を結べば交替制でもよい)と、自由に利用させることについても規定があります。(同第2項、第3項)
分割して与えてはいけないということは何も記述がないので、法律的には1時間を30分ずつ2回に分けるなどの与え方をしても認められます。
シルバーウィークも終わり、「さあ、仕事!」と思ったら、今日はもう金曜日。あれもやってない、これもやってないと、折からの雨模様にちょっぴり憂鬱ですが、やることがあるのはいいことなんだと思い直し、机の上の未処理のファイルその他を眺めています。
昨日は、関与先の「くるみん」取得を目指して管轄労働局まで行って行動計画策定書を出すと同時に、担当官に注意事項なども教えてもらいました。
くるみんマークの詳細についてはこちらを参照していただくとして、(参照)簡単には、仕事と私生活、特に子育て支援ですが、調和を図るように様々な工夫を従業員のためにしている会社に厚生労働省から使用の許諾が与えられるマークです。
前回の選挙で安倍自民党が大勝したとき、相当ひどいことになりそうだとは思いましたが、ここまでごり押ししてくるとは思いませんでした。
それも多数の議席を得ていてしかも一定の支持率があるからなのでしょう。
多くの憲法学者が違憲であるとしている法案、何よりも内閣の解釈で簡単に憲法の精神や条文の内容に対する解釈が変容してしまうのは、立憲主義の法治国家の姿ではありません。専制主義国家です。
これはクーデターだと言っている学者の方がいてなるほどと思いました。
安倍首相はクーデターを起こして立憲主義の法治国家を自分の独裁専制国家に変えようとしているんだとわかりました。
クーデターで押さえるべきはメディアとよく言われます。安倍自民党もかなりメディアに干渉しているらしいということが聞こえてきます。
でも、まだ、クーデターは達成されていません。
ほんとの独裁専制国家だったら、国会前のデモなんてあっという間に排除されるでしょうし、政府に異を唱えただけで相当な不利益を被ることになるでしょうから、日本はまだそこまでいってません。
関与先でパートタイマーで育児休業を取得して原職に復帰した人がいて、関連の助成金が受給できる要件が整っていることに気づき、時期が到来したら申請しましょうということになっていました。
助成金というのは申請できる期間が限られているので、時期を失しないようにしないといけないのです。
なんて言ってますが、実は、私は助成金を手がけるのは今回が初めてです。
別の助成金であらかじめ届け出を出しておかないといけない助成金についての届出を出したことはありますが、まだ、申請の条件が整っていないので、そのままになっています。
開業したての頃、所属する研究会の信頼できる若い先輩会員に、「助成金、助成金って騒ぐ会社はだいたい大したことないですよ。俺が助成金やったとこ、だいたい2年以内につぶれてる」という話を聞いたこともあり、積極的になれなかったんです。
でも、この関与先はとても法令遵守意識が高いので、規程などもしっかり整備してくれています(全部私が見直しをして作った)。
なので、いただけるものはいただけるようにしてあげたいと思ったのです。
当地はこのところ穏やかな日和です。
昼間は日が照って外は結構暑いですが、夕方以降になるとかなり気温が下がってひんやりした風が吹きます。
夏の間猛暑だったので、残暑も厳しいかと思いましたが、意外と早く秋になったなーと仕事帰りに虫の声などしみじみ聴いている今日このごろです。
さて、懇意にしている社労士仲間の紹介で、ある出版社が出している本の一部のページを担当して書いたのが2013年の2月のことでした。
成年後見に関するA4版300ページ以上ある本ですが、24人で分担して執筆しているため、私の担当したところはそのうちの5ページほどです。
内容は国民健康保健制度についての説明で、確かに社労士の守備範囲ではありますが、私はどちらかというと社会保険関係より労働法関係が得意なので、最初は断ろうかなとも思いました。
少子高齢化により現在若い人が足りないと言う「人手不足感」が強まっているように感じます。
そうなると、定年退職後のシニア世代に頑張っていただきたいという発想は皆さん持つようですね。
先日も、私の関与先で、定年後の再雇用ではなく取引先の定年退職後の優秀なシニア世代を新規採用したいとのご相談をお受けしました。
詳細については控えますが、是非来ていただきたい方だそうで、その方が出されている条件を全て受け容れるかたちでお迎えすることになりました。
そのため、社内規程の改正など行う必要があり、私が案を出して現在改定に向けて最終段階まできたというところです。
今後は、優秀なシニア世代がひっぱりだこになるかもしれないと思いましたが、トヨタ自動車では、早くも定年後の再雇用者について、一定の条件を満たせば、定年前の給与水準を維持する仕組みを2016年1月から作るということで、労使が合意したと発表されました。
この度の鬼怒川決壊をはじめとする水害では、水の力のすごさをあらためて思い知らされました。
被害に遭われた方々が一日も早く平穏な生活を取り戻されることをお祈りいたします。
当地も、昨日、一昨日と激しい雨が降ったりやんだりしていましたが、本日ようやく、青空を見ることができました。気温は結構高いようですが、時折吹く風はやはり秋の風情です。
昨日は、所属する社労士会の研究会があり、いつもどおり提出された原稿をもとに出席者全員で議論をしてきました。
今、この研究会の創立30周年を記念して「記念誌」を作ろうと動き出したところなのですが、故人となった会員が丁寧にファイルして遺してくださった資料をひもときながら、何となく、部会の歴史がわかってきたところです。
気がつけば、殺風景な我がブログ、久しぶりに写真を載せます。
当地はこのところ秋晴れとは程遠い曇りか雨模様の天気が続いています。
夜には虫の声がたくさん聞こえるようになって、涼しくなったので、我が家の玄関にも花が戻ってきました。
暑い間はすぐしおれてしまうので、花を飾らなかったのですが、復活させました。
花だけではなく、自然のもの、虫もそうだし、蝶もそうだし、色の組み合わせが絶妙なものが多く、いつも見とれてしまいます。
さて、毎日読んでいた朝日新聞の夏目漱石の復刻版連載小説「それから」が終わって、次は「門」ということで楽しみです。
先週、男女雇用機会均等法(雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律)違反について労働局の是正勧告に従わなかったため、事業所名が公表されたと報道されました。
茨城県牛久市にある皮膚科医院ということですが、勤めていた看護助手が妊娠を告げると、2週間後、「明日から来なくていい」「妊婦はいらない」と解雇されたそうです。
女性から相談を受けた労働局が解雇を撤回するように、再三助言・指導を繰り返し、勧告も行いましたが、「均等法を守るつもりはない」と言ったそうで、事業所名が公表されたようです。
「法律を守るつもりはない」と言っているわけで、随分大胆な発言だなと思います。
医院という事業を行うにあたり、様々な法律がありそれに基づき利益も得ているはずですから、自分に都合のよい法律は守るけれど、都合の悪い法律は守らないというスタンスなのでしょうか。
気がつけば今月になってから一度もブログを更新していませんでした。
読者の皆様申し訳ございません。
時間をかけないとできない仕事が重なり、ちょっと前だったら頑張って更新しましたが、まるまる9年もたつとさすがにできるときにやればいいかという消極的な気持ちになってしまいます。
思えば、随分長い間続けてきたものです。読者の皆様のお蔭だといつも感謝しております。
さて、更新をさぼっていた間にもいろいろなニュースがありましたが、やはり印象に残ったのはオリンピックのエンブレム取り下げの問題でした。
新国立競技場のときもそうでしたが、関係者が誰も責任をとらない構図はいっしょだなと思いました。
そして、多くの批判を受けて一度決めたことを途中でやめたのもいっしょ、額は随分違うけれど、そこに至るまでに相当額のお金(当然公金です)を使ってしまっていることもいっしょ。
オリンピックをやるにあたり、どういう組織でどういうふうにするかということがはっきりしてないのも変だなーと思いました。