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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる16年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

助成金の申請をする

何度か当ブログで書いていますが、私が開業したての頃、研究会の若い先輩が「俺が助成金やったとこ、だいたい2年以内につぶれてる。助成金、助成金って騒ぐ会社ろくでもないですよ」と言われたのがひっかかって、助成金についてあまり積極的になれませんでした。
でも、たまたま、関与先のパートタイマーの方が育児休業を取得することがわかったのが一昨年、原職に復帰すればもらえる助成金があるというわけで、関与先に情報を流し、その時期を待っていました。
昨年、無事出産されて、今年原職に復帰しましたが、助成金というのは申請時期が決まっていてそれを逃すと条件にかなっていても受給できないので、その点だけ労働局に確認したりして神経を使いました。
たくさんの添付書類も準備して、一昨日、管轄労働局に行き、無事申請書を提出してきました。
申請書はとりあえず受け付けたということで、今後精査されるのでまだ受給決定というわけではないですが、多分大丈夫だと思います。

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派遣労働者に不利? 派遣法の改正

先の国会でバタバタと決まり、9月30日から施行となった改正派遣法は、専門業務又は臨時的業務について企業外の人材を利用するという「派遣」という今までの考え方を大きく変えるような改正だと思います。
専門業務のくくりはなくなり、派遣労働者の業務について人を変えれば永久に派遣社員を使える(過半数労働者が組織する組合等の意見を聴く必要あり)ということになりました。
つまり、専門業務でも臨時的な業務でも何でもなく派遣社員を使えることになったのですから、正社員の仕事を肩代わりしてもらうことも可能になるという極めて企業よりの改正だと思います。
その中でどうにか労働者のことも考えてますよと言いたげな「雇用安定措置の実施」と言う派遣元事業主に対する義務ができました。

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介護離職をなくせというが・・・

立憲主義がよくわかっていないらしい政府なので仕方ないかなとは思いますが、このところ、政府は来年の参院選を見据えてか、国民に一見聞こえがいいようようなことを言っています。
携帯電話料金を下げろとか言っているのは、下がるのは確かにうれしいけれど、この国は自由資本主義経済国家だったよね。確か・・・。政府が民間企業の経済活動に介入していいのかねと思いますが、「一億総活躍」とか言っているのを聞いて、やっぱり全体主義のグレーゾーンなのかねーと、人と違うのは当たり前、「みんな違って、みんないい」と思っている私にとっては、何となくいい感じはしません。
介護離職をなくそうというのも、いいことだとは思いますが、あまりそれを強く前面に出してしまうと、介護も仕事も頑張り過ぎて疲れ果ててしまう場合もでてくるのではないだろうかと、ちょっと心配になります。
そうならないように、弾力的な労働時間制度などを推進するのはとてもよいことだと思いますし、企業がそういうことに関心をもってもらうためには、政府の発言も重要なファクターとなるのかもしれませんが。

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被用者年金の一元化で大きく変わる点

年金制度というのは国民にとって非常に重要なことでありながら、いつの間にか変わってるという印象があります。私も社労士になってなかったら、知らないことだらけだったんだろうなと思います。
現在、会社などにお勤めの人は、短時間で働く人などを除き厚生年金保険に加入していると思います。
今まで、国や地方自治体の公務員は共済組合という別組織の年金制度に加入していました。
それが、今月から厚生年金に一元化されることになりました。このあたり、一般の方はどれだけご存じかと思いますが・・・。
それに伴い、いくつかの法改正が行われましたが、このところ、私も年金の勉強がおろそかになっているので、改正点をちゃんと勉強しなくちゃと思っていたところ、ちょうど所属する埼玉県社会保険労務士会で研修があり、昨日、行ってきました。
無料で聴けるセミナーなので、よいのですが、社労士賠償保険制度の説明という抱き合わせセミナーとなっていて、「ああ、40分もったいない」と思い、それが終わった頃行こうかとも思いましたが、それもせっかくいらっしゃる保険会社の方に失礼かなと、無料セミナーの悲しさよねと思いながら最初から3時間、みっちり座っておりました。

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古き良き時代の濃密な人間関係

所属する社労士会の研究会が今年創立30周年を迎えるため、記念誌づくりに着手したことは過去記事にしました。(参照)
それから、現在所属している会員の中でただ一人創設以来在籍している会員へのインタビューをして聞き書きをまとめ、ゆかりの元会員を拝み倒してご寄稿をいただいたり、もちろん、在籍している元リーダー、前リーダーにもご寄稿をお願いし、先週は原稿を掲載していただいている出版社におじゃまして、いろいろお話しを伺い、それも聞き書きとしてまとめたりと、着々と準備が進んでいます。
仕事以外のことで時間を使い、ブログの更新もおろそかになってしまいました。
支部の広報部長を務めていたときもそうだったのですが、編集作業というのは、やりだすときりがないところがあります。あーでもない、こーでもないとPC上でこねくり回し、写真の選定も重要ですし、そんなことを夢中になってやっていると時間があっと言う間に過ぎてしまいます。
もしかしたら、私は、こっち方面の道に進めばよかったのかもしれないなーと、今さら遅いよと思いつつ、大変ですが楽しみながらやっています。

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物事には理由がある

今日のタイトルは昔犬のお父さんが言っていたような気もしますが、すっかりにわかラグビーファンとなったアタクシとしては、昨日から帰国した選手団についてのメディアでの報道などから感じたことなのです。
エディ・ジョーンズヘッドコーチ(監督)は、ウィキペディアによるとお母さんが日系アメリカ人で奥様が日本人とのことで、日本とは浅からぬご縁のようです。
彼はオーストラリアで生まれ育ち、大学卒業後教員となり高校の校長も務めたとのことですから、人に何かを教えるということに慣れているのかもしれません。
今朝の朝日新聞の記事によると、W杯では初戦の南アフリカ戦にすべてをかけるという作戦をとったときに、相手が強すぎて勝ち目がなさそうなのだから南ア戦は捨てて、他の試合に力を注いだ方がよいとの批判もあったようです。
しかし、彼は「世界第3位といい勝負をすれば、我々が何ができるかの基準を示せる」として批判を一蹴したということです。
だいたい、優れたリーダーは、批判も多いけれどそれを気にしない人が多いように思います。自分の信じた道をまっすぐ進むという感じです。

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企業がマイナンバー提供を拒否されたら?

今月からマイナンバーの通知が始まりました。簡易書留で送られてくるとのことですが、私にはまだ届いていません。
昼間、自宅にはいないので多分不在通知が入っているだろうと思い、最近は郵便受けのチラシ類ととりまぎれないようにと気をつけています。
税金、雇用保険、社会保険関係の届出等にマイナンバーを記載するように書式が変わり、各企業は従業員のマイナンバーを教えてもらい、漏えいしないように厳重に管理しつつそれを使用することになります。
社会保険関係のうち、日本年金機構については重大な情報漏えい事故があったことから、当分マイナンバーの使用が差し止められました。従って、年金請求のときなどに提出する住民票には、マイナンバーの記載のないものを提出してくださいと、日本年金機構よりお知らせがでました。(
参照)
不明にも私は知らなかったのですが、これからは住民票にもマイナンバーが記載されるということなのですね。必要ない場合は、その旨を伝えて取得することになるのでしょう。
さて、会社も社員や家賃、顧問料などを支払って支払調書を出す人について、マイナンバーの提供を求めることになりますが、これを拒否されたらどうすればよいでしょうか。

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働きやすい職場とは?

昨日は、私の所属する社労士会研究会の月に一度の定例会があり、例によっていくつかの原稿を検討しました。
私は「働きやすい職場をつくるためにはどうしたらよいか?」というテーマのQ&A原稿を提出したのですが、もちろん、いろいろと肉付けをして物語風の原稿なのですが、私としては、働きにくい職場を考えてみて、そうならないために何をするかを考えるような構成としました。
働きやすいというのは、個別の会社の事情によりかなり違ってくるような気もするのですが、働きにくいというのは共通項があると思います。
残業や休日出勤が多い、有給休暇が取得しにくい、育児休業など取得した人がいない、給料が安い、人間関係がうまくいかない、セクハラ、パワハラがあるなどでしょうか。
さて、これらをつぶすためには何をするかということですが、私としては、社内規定の整備につい目がいきます。

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祝ノーベル賞雑感

日本人研究者の連日のノーベル賞受賞のニュースは良かったなーと思う、最近少ない明るいニュースでした。
今までもそうでしたが、受賞された方々がお話しになる言葉が含蓄のある良いものが多いですね。
医学・生理学賞を受賞された大村氏の第一声が「私は自分が何かをしたというのではなく、微生物の力を借りただけ」というようなお言葉だったと思いますが、これだけで「おーっ」と思いましたが、亡くなられた奥様への感謝の気持ちを素直にお話しなさったのも好感が持てました。
そして、「人のためになることを」とずっとそれを目標に貫いてこられたということも素晴らしいなと思いました。
報道によると、大村氏は大学卒業後出身地の山梨県で教員の職が見つからず、都内の定時制高校の教師になられたそうですが、そこで、油まみれの手をきれいにする間もなく学校に駆けつけて勉強している生徒の姿に触発され、研究者への道を進むことを決意したそうです。
豊かな感受性と実行力のあるお方なんだろうと思います。

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ミスをなくすためのシステムづくりは難しい。

先週、親友がチケットをとってくれてあるコンサートに行ってきたのですが、その親友はPCで仕事の資料等は作りますが、メールはしない、携帯電話も持ちたくないので持ってない人です。
従って、自宅へ電話するか、手紙、はがきなどで連絡をすることになります。
それで、その日の晩にお礼のはがきを書きました。今、52円となったのは知っていますが、私も最近はその種の用はメールで済ませることが多いので、52円切手などは手許にありません。
50円、80円はいろいろ持っています。
ちょうど、季節の梨の絵の切手がありました。それは80円切手ですが、今は封書は82円で80円は使わないし、料金の多い切手を貼るのは問題ないはず、むしろ、郵便事業株式会社さんを儲けさせてあげるのだから、いいだろうと思いそれを貼って自宅近くのポストに投函しました。
郵便事業が民営化される前までは、1日に3、4回集配に来ていたそのポストは、今や1日1回の集配となっています。収益を上げるためには仕方がないのでしょう。
それから二日後、我が家の郵便受けに件のハガキが戻ってきているではありませんか。

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脅迫は犯罪行為です。

本業とは関係ない記事が続いてしまい申し訳ないのですが、日々、ブログで細々ながら発信している者として、やはり書いておこうと思います。
今般の安保関連法について反対する学生組織の中心メンバーで、国会でも証言した奥田愛基氏に対して家族も含めて殺害を予告する手紙が奥田氏の通う大学に届いていたことが明らかになったのが、今週初めぐらいでしたでしょうか。
それについて、奥田氏がツイッターに書いたところ、表立って政治活動するならそれぐらいの覚悟をしてやれとか、覚悟ができないならデモもテレビにも露出するなというようなリツィートがあったということをラジオで聞いて、ネットで検索してみると、奥田氏は随分誹謗、中傷を受けていることがわかりました。
ネットではよくあることと言えばそれまでなのでしょうが、自分の意見を表明している人に対して、匿名でいわれのない中傷をするのは、やはり卑怯というしかないでしょう。
まして、「殺害予告」は犯罪行為ですから、それを受けて当然だとするのは犯罪行為を容認することになります。どんな人も法律で守られるのが法治国家です。

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切れやすい小学生の増加

朝、テレビを見ていたら切れやすい小学生の増加というニュースを取り上げていました。
ちょっと前に新聞でも見かけていましたが、原因は、よくわからないとのことでした。
自分の気持ちを言葉でうまく伝えられないために暴力をふるってしまうのではないかとの、有識者(大学の先生)の推察が紹介されていました。
随分前から、街で見かける光景ですが、子どもが「ママー」と話しかけているのに知らん顔して携帯やスマホの画面を見ているお母さんが増えました。
子どもはママが大好きだし、ママに認めてほしいと思っているはずなので、ママがそんな態度をとっていたら多分自己肯定感が育たないだろうなと思って見ています。
切れやすい小学生の増加というニュースを聞いて、そんなことも関係しているのではないかなと感じました。
しかし、一人親家庭も増えているし、そうしているお母さんにも何らかの切迫した事情があるのかもしれません。
子どもと向き合うことにじっくり時間をかけられない人が増えているのなら、社会全体の問題として何とかしなくてはいけないだろうと思います。

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