私の所属する社労士会の支部では、毎年「研修旅行」に行っています。
以前は、1泊旅行だけでしたが、私が入会したころから参加者が少しでも増えるようにと、1泊旅行と日帰り旅行を交互に行っていて、今年は日帰り旅行の年でした。快晴に恵まれた先週の土曜日、私もパスに揺られて山梨県に近い埼玉県のはずれにある秩父地方まで、40人余りのお仲間と行ってきました。
写真は、浦山ダムというダムで撮った野生のお猿さんです。
政府は、賃金引上げの恩恵が及びにくい低年金受給者に支援を行うとして、約1000万人を対象に一人当たり3万円の給付金を配ることを検討していると報道されています。
消費税が5%から8%に上がったときも低所得者に給付金をばらまきましたが、そんなことして一体何になるんだろうと思います。
ただでお金がもらえるんだからうれしいと思う人もいるかもしれませんが、大事な税金をもうちょっとうまく使ってほしいと思います。
一人一人に配ってしまうと、その場限りで、消費を促す効果なんてたかがしれてるんじゃないんでしょうか。
子育て支援の強化も目標としていて、児童扶養手当の拡充等も対策に入っています。
個人に対する支援より全体に対する支援、大学の授業料無償化とか、それが難しくても学生に借金を背負わせる今の奨学金制度ではなく、給付型の奨学金制度を充実させるとか、やることあるでしょうにと思い、ばらまきの話を聞くと腹が立ちます。
当地は、イチョウの街路樹が黄色に染まり、ハラハラと散って道を彩っています。
夜はイルミネーションが灯りだし、街の風情はすっかり晩秋から初冬へと進んでいます。
季節の変わり目のせいか、このところ、どうも体調が思わしくありません。
身体に力が入らないような気がしています。
多少、飲み過ぎの気もあるので肝臓が弱っているのか、お酒を控えないとと思いつつ、何やかやでアルコールぬきの夜はないんですね。これがまた。
とまあ、私事はこれぐらいにして、表題の話は、先週、懇意にしている先輩社労士からもらった電話をきっかけに考えたことです。
電話は、給料の締切日が10日締めで翌月5日払いの会社に10月30日に入社した人の社会保険料についてなのですが、この人は、11月5日に支払われる給料は締切日の関係で0円です。
しかし、10月に入社しているため11月末に支払われるべき10月分の社会保険料の負担は発生する。
給料がないので、12月5日に支払われる分から10月分と11月分の2か月分を差し引くことにしますが、12月5日支払われる給料もまた、10月30日から11月10日までに働いた分なので、普段の1月分よりも少なくなります。
何かと忙しい人も多いし、情報を見つけるだけならネットの検索でも可能だしということで、情報をもらうのが人が頼りだった古き良き時代に比べると、生身の人との付き合いを軽んじる傾向があるように思います。
それでも、やはり、「生」の人との付き合いは大事だと私は考えています。
昨日の記事にしましたが、助成金の支給申請書その他添付書類を精査した担当官から質問状が届き、回答書を作成するとともに、その他育児・介護休業規程の修正の詳細について聞くために昨日労働局に行ってきました。
申請書を提出したときに受理してくれた担当官が担当となり、2回目の面談ですが、規程の修正等について私も納得してすべて担当官の指示に従う形となったせいもあり、随分打ち解けてお話しすることができました。
多分、電話などで済ませていたらこんなふうにはならなかったでしょうから、やはり、人対人は「生」で対峙するのが一番いいんだろうなとあらためて思いました。
週末からパリでの大きなテロ事件のニュースがあり、その前にはレバノンでのテロ、ロシア機もその関連らしいということで、これはもう見えない敵との戦争状態なのかもしれないと思いました。
私も時々コンサートなどに行くので、コンサートホールでの無差別銃撃はショックでした。
親族の話によると、ロックコンサートなどでは荷物チェックなどもあるそうですが、私が主に行くクラッシック系のコンサートなんて、チケットさえあれば全然OKです。鞄に爆弾入れて持ち込むことも可能です。
日本がアメリカに追随している限り、同様な事件が起きてもおかしくないのだと思うと、自分や家族や友人が巻き込まれるかもしれません。
恐ろしい時代になったと思います。自分の無力を感じ、そして、毎日を大切に生きるしか私にはできないのだと思います。
さて、先月末に提出したある助成金の支給申請のことで、提出したものについて内容を精査した労働局の担当官からいくつかの質問状が届き、当該会社の育児・介護休業規程について修正してほしいところもあるとのことで、本日、午後に面談に行くことになりました。
本人が亡くなっているのに家族が年金を受け取り続けるなどの不正受給が、年々額が増えていると報道されています。
今年度は1億円を超えているそうですが、多くは5年間の時効にかかり回収できないそうです。
以前からこういうことがあるのはわかっていましたが、厚生労働省では有効な手立てをしないままに今日に至ったと朝日新聞には記載されていました。
年金の死亡の届出については、現在住基ネットと連動していて、住所地の役所に死亡届を出せば年金関係も死亡として取り扱うのですが、死亡届を意図的に出さないでいるとそのまま生存しているものとして年金が支払い続けられることになります。
不正受給をなくすためには、システムを変えないとだめなんだろうなと思います。
以前書いた過去記事(参照)にもちょっと関連があるのですが、ある女性向け求人情報サイトを運営する会社がサイト利用の女性1037名に「働きやすい職場」についてアンケート調査をしています。
どのような職場が働きやすいかという質問に対しては、第1位は「職場の雰囲気が良い」56%、第2位は「労働時間が適正、融通がきく」51%、第3位は「休暇を取りやすい」49%(複数回答可)となっています。
「職場の雰囲気が良い」とはおそらく人間関係などがよく、嫌な思いをすることもなく働けるとか、いい上司、同僚がいて自分を気遣ってくれて、冗談などもいいあいながら楽しく働けるというようなことでしょうか。
企業でバリバリ働いてそれに見合って高い賃金を望むというより、人間関係の良さや休暇の取りやすさなど快適に働けるかどうかを重視する女性が多いということだと思います。
「ブラックバイト」については、当ブログで何度も取り上げています。
ブログサイトの左側バーの一番下の方の天気予報の下に「ブログ内検索」がありますが、そこで、「ブラックバイト」と入力して検索していただくと、たくさんの過去記事があります。
学生アルバイトを都合のいい労働力として違法な働かせ方をしたり、辞めさせまいとして金銭を要求したり、学業に支障をきたすほどになってしまう勤務を要求したりというようなアルバイトを総称している呼び方で、比較的最近問題になっています。
サービス業などで若い人の人手不足が起きていることや、長く続く景気の低迷で親からの平均仕送り額も減少していて、アルバイトをやらないと学業を続けられない学生も増えているという背景があるようです。
昨日、厚生労働省がネットを通じて行った調査(大学院生、大学生、短大生専門学校生1000人対象)の結果が発表されて、違法状態が明るみに出ています。
今月4日、厚生労働省が2014年の「就業形態の多様化に関する総合実態調査」を発表しました。(参照)
全国の5人以上の常用労働者のいる事業所(官公営を含む)17,000か所とそこで働く労働者約53,000人に対する調査で、いずれも有効回答率が60%余りとなっています。
今回の調査では、民間企業などで働くパートや派遣などのいわゆる非正規雇用者がちょうど40%となっています。
この中には、正社員になりたいのになれなくて仕方なく非正規でいる人と、自ら望んでなっている人が混在していますから、ただちに労働者の4割が非正規雇用で大変な生活を強いられていることにはならないと思います。しかし、正社員の働き方が短時間を認めるとか、休暇もとりやすいとか、残業時間が短いとなれば、正社員を望む人は多いと思いますので、今の労働環境の良しあしを表す一つの「鏡」とも考えられますし、相変わらず企業が人件費を削りたいのだなということはわかります。
私が懇意にしている社労士のうちの一人(男性)は人生における大先輩で、大企業の重役を務めて退職した後、試験を受けて社労士になり、社労士ほどビジネスチャンスがいろいろある士業はないとよくおっしゃっていて、それを実践しているような方です。
同じ研究会に所属しているので、話す機会も多く、研究会のリーダーとなった私をいつも励ましてくださるありがたいお方です。
でも、時々、古き良き時代の企業人だなと思うときがあります。
先日も茶飲み話をしていたら、「別にあなたのことじゃないんだけど、やっぱり女性のリーダーってのはどんなに優秀な人でも、ちょっとまずいと思うときがある。」とおっしゃいます。
これ以上は関係各方面に差しさわりがあると困るので、一般論として書きますが、要するに、女性は「清濁併せ吞むことができない。潔癖すぎるきらいがある。優秀で頭がよくても組織の長はそれでは務まらない」ということのようです。
スマホのニュースサイトで「日本の年金制度は中国より下のランク」という記事を見ました。
オーストラリアの世界最大級の人事コンサルタント会社が2009年から毎年発表しているものだそうで、当初の11か国から25か国にまで現在は拡大していて、世界の人口の60%をカバーしているそうです。
公的年金や私的年金制度、個人の貯蓄まで、各国の年金制度を40以上の質問によって横断的にみて、持続可能性や健全性などを客観的に判断しているそうです。
№1はデンマークで、以下オランダ、オーストラリア、スウェーデン、スイスと続き、20位までが主にヨーロッパ各国です。
デンマークは、4年連続首位で、「国民年金」、「労働市場付加年金」、「早期退職年金」の3種類の年金があるそうで、国民年金は国民が最低限必要な生活を送るための年金として、毎年調整されているそうで、高所得者の中には国民年金を受け取れない人もいるそうです。