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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる16年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

奨学金はばらまき?

 昨日、車で移動中に聞いたラジオで、新年度の奨学金についてコメンテーターが批判していました。
このコメンテーターは美術などにも造詣が深く、私が時々見ている美術館めぐりをするテレビ番組のキャスターも務めていて、ラジオでは私が共感できるような意見をよく言う人です。
文部科学省のプロジェクトチームが給付型奨学金を増やし、低所得家庭の子も経済的理由により進学を断念しないように奨学金を拡大するというものです。
ラジオを聞いた後で、ネットで調べてみると、返済不要の給付型奨学金について平成29年度から先行実施して平成30年度から本格実施するとのことで、コメンテーター氏のいっていたように月額2、3万円、正確には2万円~4万円(自宅通学とか、国立、私立で違う)となっています。
コメンテーター氏は、月額2、3万円もらったってどうしようもない、これではばらまきになりかねないと語っていました。本当に超優秀な人に対して月額20万とか25万とか学業に専念できる環境を作った方が、お金が活きてくる、1億総活躍といってもみんながみんな大学に行き進学することが活躍することにはならないと語っていました。

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助成金に関する勧誘

 厚生労働省から、「助成金に関する勧誘にご注意ください。」とする文書が発表されています。(参照)
なんでも、助成金に関する診断や受給額の無料査定などを行うとする文書をFAXで一方的に送りつけてくる業者がいるそうで、厚生労働省等関連行政官庁はそのようなことに一切関与はしていないとする注意喚起です。
そういえば、当事務所にもそのようなFAXがきたような気もします。
当事務所はプリンター、FAX、コピーが一体となっているいわゆる複合機を使っていますが、FAXについては、印刷を取捨選択できるはずと、当事務所内にはいても当事務所の外野の人で事務所オーナー(夫)が言っておりましたが、オーナー氏はもうFAXは旧世紀の遺物的業界にいるので、あまり関係ないということもあり、私は私で調べるのが面倒でそのままにしているため、営業FAXがよく印刷されてでてきます。
ほとんど当事務所宛です。セミナーとか、社労士事務所を儲かるようにしてあげます的なものが多いです。

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「人とつながる」ということを考える

 この前の日曜日は朝から1日埼玉県社労士会の自主研究部会の発表会がありました。
15ある部会が3部会ずつ持ち回りで研究発表することになっていて、私の所属する部会は2015年に発表したばかりなので、しばらくはありません。私は所属部会のリーダーをしているため、発表会を取り仕切る運営委員会の委員として、朝の受付の手伝いや他県からみえた会員のご案内など務めました。
また、お昼休みの前に各部会のリーダーが部会のPRのための1分間スピーチをさせていただきました。240人余りの会員がみえて、そのうち49人他都県会からもみえて盛況だったと思います。
お役目で終了後の懇親会にも出て、その後所属する部会のメンバーと二次会にもいきましたので、随分長丁場の一日となりました。

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事実は小説よりも奇なり?

 昨日の証人喚問、午前中は仕事をしていましたが、午後は我慢しきれなくなりラジオを聞きながら仕事しました。
当事務所、テレビがないのですが、ネットで中継もされていましたから映像も時々見ました。
私見ですが、ちょっとした「小悪人」?と思っていた籠池氏が堂々としていたし、午前2時間、午後2時間、時には恫喝ともとれるような尋問口調の与党議員に対して、「今のは質問ですか?」と切り返すなど、なかなかタフだなーとある意味感心してしまいました。
なかなかやりますなーと感じてしまい、ちょっぴり苦笑です。
その後の外国特派員協会での記者会見では、「首相の悪口を言ったぐらいで私人を証人喚問するなんて異常事態です」というようなことを語っていました。

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遺族年金は性差ではなく収入制限を

 社労士になってから10年余り、労務管理に軸足を置いて仕事をしているせいか、受験生時代に叩き込んだ年金関連の知識がかなり怪しくなっている今日この頃です。
それでも、社労士として最低限の知識は持っておかないといけないと、年金関連のニュースなどはチェックしています。
今朝の朝日新聞に、「遺族年金の性差が合憲」という記事が掲載されていました。
公務員だった妻を業務災害で亡くした男性が、遺族補償年金を請求したところ、地方公務員災害補償法により、夫を亡くした妻は年齢制限なく受給できるのに、妻を亡くした夫には「55歳以上」と年齢制限があり、51歳だった男性は受給できず憲法にある「法の下の平等」に反するとして訴え、最高裁まで争った結果「合憲」となったと報道されています。

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発信して消費者を味方にする企業

 私は結婚してから家計を任され、日々の食材の買い物などは自分で好きなように買っていますが、何故かしょっちゅう買っているようなものでも値段が覚えられません。
大きな声では言えませんが、多分家計簿をつけたことがないということも原因としてあるかもしれませんし、そのようなことにあまり興味がわかないで頭脳が働かないということもあるのかもしれません。結婚してから数年住んでいたアパートの別の部屋にいたいわゆるママ友が、お菓子や野菜や子どものおもちゃまで、逐一1円単位まで値段を覚えていて言えるのを見て驚愕したことがあります。でも、結構そういう人は多いというのもその頃知りました。
そんな私でももやしが非常に安いということは知っています。1円単位までは言えませんが、だいたい40円とか30円ぐらいというレベルですが。
このところ、もやしが安すぎてこのままでは生産者がたちゆかないという発信を業界団体が出したと話題になっています。

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残業上限が「月100時間未満」に?

 昨年来、長時間労働について当局は取り締まりを強め、社会的にも厳しい目が向けられるようになりました。
現在、原則1週40時間、1日8時間の労働時間の制限がありますが、それを超えて働かせる場合は、労働基準法第36条に基づく労使協定(以下36協定 サブロク協定)を結び管轄労働基準監督署に届出なければなりません。その時間には「限度時間」と呼ぶ制限があり月45時間、年360時間です。この時間は法定労働時間を超えた時間をカウントするので、所定の労働時間が1日7時間30分の会社は、30分過ぎて8時間以上になった時間をカウントします。
休日については週1度の法定休日に出勤してもそれは別枠で届けているので、限度時間の中には含めませんが、法定休日以外の休日に出勤して、もしその1週間の総労働時間が40時間を超えたらその超えた時間は45時間をみるときにカウントしなければなりません。
さて、臨時の受注等で限度時間を超えないと無理だという場合も想定されます。そのような場合には別途、特別条項付36協定書を提出します。6か月という期限つきではありますが、限度時間がなく事実上、無制限に残業することができ、長時間労働につながっているとされています。

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今を大切に

 Tさんと初めてお会いしたのは2012年の1月です。私は、名刺交換するとその日付を書いておくので、記憶では明確ではなかったのですが、名刺を見てそうなんだなと思います。
私の所属する社労士会の研究会に見学にいらして、毎回例会後に行われる懇親会にもみえたと思います。社労士には珍しく口髭をはやしてらして、控えめな態度でいらっしゃいましたが、印象に残りました。
当時、私は一会員の立場でしたが、見学にいらした方にはできるだけフレンドリーに振る舞うことにしていますから、他の会員よりいろいろお話ししたと思います。
Tさんは研究会が面白いとおっしゃって入会することになりました。
その後は、毎月原稿を提出して、例会でも積極的に発言されてどんどん存在感が増していきました。
そうこうしているうちに2013年の10月から私が研究会のリーダーになり、2015年4月からはTさんにサブリーダーになっていただき、会の運営にもご尽力いただくようになりました。
今月の9日にも月に一度の例会にお元気なお姿で出席され、その後の懇親会でいっしょに飲んでお話ししたのでした。
そんなTさんの訃報が入ったのが昨日でした。


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便利なものが使えなくなると

 日頃、スマホを便利に使っているのですが、突然使えなくなると便利なものほど不便だなーと思います。
今朝、充電していた私の友だち?アイフォンからコネクター(というのかな?)をぬき、電源コンセント部分もぬき、画面を見ようとしたらいつもの待ち受け画面が出ず、「こんにちは」と一番最初に使い始めたときの画面が出て、にわかに嫌な予感がしました。いったん電源切ったことになっちゃったのかな?
ワイファイの選定から始まり、パスワードとIDを聞かれ、「えーと、なんだっけ?」前、アップデートしたとき、確か使ったけど忘れました。
しばし、考えましたが、事務所に行けば書いてあるノートがあるので、しょうがない。事務所に行ってから見てみようととりあえず出かけたのですが、件のノートを見て「ああ、そうだった、これだった」と入力してみましたが、違うとの非情なお返事。あれれー、困った。

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トラブルの芽を摘む

 昨日は、ある関与先会社から朝一番で電話があり、話の内容は「トラブル」の匂いがするようなものでした。でも、まだ「芽」のうちだから、なんとか摘んでしまわないとと思いました。
その後も何度か、電話のやりとりをして、メールも出して一日があっという間に終わりました。
言い訳みたいですが、当ブログの更新をする時間もありませんでした。
守秘義務があるので、内容が書けないのが残念ですが、海外出張中の出来事が契機となっているので、その国の関連する事項をネットで検索したりして、新たな知識を得ることができました。
本当にネットというのはありがたいと思います。検索すると知りたいことの大半は出てきます。もちろん、情報リテラシーということも必要ですが、普段から検索していると何となく信用できるかできないかの判断がついてくるものです。
ネットがなかったら、私はホントに仕事できないなーとつくづく思います。

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ヤマト運輸の英断

 先週末、宅配便の大手企業ヤマトホールディングスが、約76,000人の社員の未払い残業代について調査をして、支給すべきものはすべて支払う方針を固めたと報道されました。
昨年8月、同社の横浜市の支店が管轄の労働基準監督署から残業代の未払いで是正勧告を受けたことがきっかけだそうです。
必要な原資は数百億円規模になる可能性もあるとのことですが、会社として体力のあるうちに精算を済ませ、今後の労働環境の改善に取り組みたいとしていると報道されています。
ネット通販大手の荷物を引き受けるようになってから、雇用環境が悪化してサービス残業が常態化してしまったことを会社側が認めたことになるとも報道されています。
ヤマト運輸については、大分前の過去記事で宅急便を始めた小倉元社長(故人)の著書について書いたことがあります。(参照) 今回の判断もこの会社に根付く社風のようなものを感じて英断だなと思いました。

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もうすぐ春かな

 ついこの間お正月だと思っていたのに、節分も過ぎ、3月に入り明日は雛祭り、春はすぐそこかなと思いきや、当地の今日は朝から曇り空の寒い日となりました。
午後から都内のある出版社に初めて伺いました。雨はぱらつく程度でどしゃ降りでなくて良かったです。
あることについて執筆のご依頼をいただいたのですが、出版社の方はいきなりメールをくださる場合が多く、本件も私のHPのお問い合わせメールからご依頼をいただきました。
ある事案について50ページ前後の小冊子を作るという企画で、その執筆をさせていただくことになりました。労働法関連の事項についてわかりやすく書くというのは、私の目標としているところですので、私にとってはうれしいご依頼です。

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