今月半ばごろ、政府が法案をまとめたものの2年以上も棚ざらしになっていた労働基準法の改正が、秋の臨時国会で成立するのではないかと報道されました。
法案の中に含まれている、収入が高く高度な専門職の労働者に対して、労働時間の規制から外す「高度プロフェッショナル制度」について、「残業代0法案」として強く反対していた連合が、容認することに方針転換したからです。
しかし、その後、政府や経団連と水面下で交渉を進めたのは次期連合会長と目されていた現事務局長で、現会長も直前まで知らされていなかったなどと報道され、結局、内部の強い反発を受けて、容認するとしたことを撤回に追い込まれてしまいました。
この労働基準法改正の中に、月60時間以上の法定時間外労働について割増賃金を5割にすることについて、中小企業は現在適用猶予されていますが、それが中小企業も適用されるという改正も盛り込まれていて、私としては、他の事情も相まって(守秘義務があるので書けません)国会審議がどうなるのか注目している法案でした。
ある有名実業家が 電話をかけてくる人とは仕事をしないと公言しているそうで、それについて、テレビのある番組である大柄なお姉系タレントというのでしょうか、その人が電話かけたっていいじゃないの、自分の勝手で相手の時間を奪うとか何とかという理屈は、電話はそもそもそういうものなのだから、嫌なら電話をもたなければいいとか言ったとか。私はその番組を見ていませんので、多少違っているかもしれませんが、そんな話をスマホのニュースサイトで読みました。
最近は、ビジネスの場でも、電話をいきなりかけるのは相手に対して失礼だというような意識を持つ人も増えているそうです。確かに、電話というのは、自分の都合のいい時にばかりかかってくるわけではありません。かける方としては、それなりに気を使うというのもマナーということなのでしょうか。
私もどちらかというとメールの方が電話のように相手のお邪魔になることもないだろうし、メールでやりとりすることが多くなっています。
保存しておけばそのまま記録になるところもいいと思っています。でも、私たちは「客商売」ですから、お客様がメールではなく電話を選択されてお問い合わせなどしていらっしゃれば、いつでも応じますし、特にそれが嫌だと感じたことはありません。
政府は、東京オリンピックの開会式が開催される予定日の7月24日を「テレワークデイ」としたそうです。総務省の該当サイトを見ると、この日に一斉テレワークを実施する企業は554、参加団体数は927件(一部重複あり)ということで、まだまだ少数派ですが、あの?有名広告代理店も実施企業に加わっています。
テレワークにより、少しでも過重労働が解消されればとてもよいことだと思います。
もともとの理由は、開会式の日の交通事情を良くしたいとのことのようですが、その日だけではなく、恒常的に広がっていくとよいなと思います。
もちろん、様々な社内事情がありますから、難しい会社もあると思いますが、これだけ通信機器が発達してきているのですから、会社に全員が一斉に顔を合わせて仕事をするという働き方も考える時期にきているのかもしれないと思います。
最近、あるタレントが私事を自身のブログで発表して1人芝居のような動画を流し、それをテレビが後追いして「解説」するというような事例がありました。私は、あまり興味がないので、朝の情報番組などでそれが放映されるとすぐチャンネルを変えてしまいますが、それでも最初の頃は何となく見てしまっていました。
最初は、自身の夫の私事について暴露していて、最近は夫と不倫しているとして、ある脚本家の実名を出して非難しているということぐらいは知っています。
また、最近、お騒がせ議員として有名な国会議員がサッカーファンを侮辱するようなツィートをして炎上して、「殺すぞ」などとメールなどが届いたというような事例がありました。
いずれも、目立ってなんぼと勘違いしているのだろうかと思いますし、取り上げるメディアも、ただたれ流しするのが報道と思っているのなら間違っていると感じます。
気がつけば1週間ぶりの更新です。当地は毎日35度前後の猛暑日が続いていますが、先週から今週にかけてある関与先である出来事があり、私もバタバタとしていました。
それでも、何とか、落ち着くところに落ち着きそうで、まだ完全に「大団円」となるかは予断を許さないのですが、やれることはやったと思うので、「これでいいのだ!」と思うしかありません。
さて、そんな中、配信してもらっている労働法関連の政府系研究機関のメルマガで、民法の消滅時効についての改正が公布となり、労働基準法にある賃金債権の消滅時効の検討について、労働政策審議会の労働条件分科会が資料を公表したとありました。
それは、いわゆる「資料」で、今後どうなるというようなことは何もありませんでした。
今週、厚生労働省の「職場のパワーハラスメント防止対策についての検討会」の第1回議事録が公開されました(参照)。
かなり文字がずらずらと並び読みにくいので、途中で読むのをやめましたが、豊田議員の騒動が最近起きたばかりなので、世間ではパワハラということに注目が集まっているところだと思います。
セクシャルハラスメントについては、男女雇用機会均等法11条で事業主に対して、性的言動により労働者の就業環境が害されないように措置をする義務がありますが、パワーハラスメントについては法的に明確な規制はなく、各企業の裁量にまかされているのが実情です。今後、法整備も視野に前述の会議なども行われているのだと思います
豊田議員の報道されている録音内容など聞くとこれぞ絵に書いたようなパワハラだなーと思っていました。
「このハゲーーーーー」については、不謹慎かもしれませんが、聞く度に10回ぐらい笑ってしまいました。何度聞いても笑える。あるお笑いタレントが「このネタ2年間使えそう」と言っていましたが、確かに笑ってしまいます。
何故、笑えるんだろうか。私は当事者ではなくまったくの部外者でただ聞いているだけだからだろうか。それとも、パワハラをしているのが女性で、されてるのがそれなりのお年と思われる大人の男性で、弱弱しい声で「すみません・・・」などと言っているからだろうか。
当地は暑い日が続いています。九州の方の水害は大変そうで被害に遭われた方のご心痛はいかばかりかと思います。
私はここ2日ぐらい、ある悩ましい案件をどう解決に導いたらよいか、文書を作成したり、最悪の事態を想定してどういう対策をとるべきかなど、考え続けてきました。
労務管理コンサルタントの仕事というのは考えることだなとつくづく思います。
同じような案件であっても、経営者の考え方、当事者の個性、会社の状況により解決策が変わってきます。
私は考えることや、あれこれ調べることは少しも苦にならないのですが、今般の案件はどちらかというと、結論的には気が重い状況にいくしかないかなというところで、今まであまりそういう案件はなかつたので、ちょっぴり残念な気分でもあります。
昨日の都議選で自民党が大敗して、「まあ、そうだろうな」と思っていたら、夜になってから選挙速報の合間に藤井聡太四段も負けてしまったことを知り、将棋のことは全然わからない私も応援していたので、ちょっぴりがっかりしました。
何故、応援していたかというと、中学生とは思えない大人びた受け答えをしても少しも生意気でなく、性格が良さそうに見えることや、やはり凡人は「天才」に惹かれちゃいますから。でも、新記録も樹立できたし、本人も語っていたようにどっかでは負けるのですから、また頑張ってほしいなと思います。
藤井四段の活躍により、私のような将棋はわからないけど藤井君は応援するという人も多いらしいのですが、テレビでは将棋ソフトの分析により、どちらが優勢かわかるようなグラフのようなものを見せていました。わかりやすいですし、結局現実にもAI(人口知能)が示したとおりの結果となったようです。
先日、新聞に将棋で人間がAIに負けるのは当たり前、何故なら人間は人間でしかないから。100m競争で人間が車に負けても誰も何とも思わないのに、将棋だと何故騒ぐというような意味のことを書いていた人がいて、なるほどと思いました。