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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる16年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

歳月は流れていく

当ブログを開設したのは2006年9月12日です。
9月1日付で開業登録した後に、自分なりの発信の場をもちたいと思い開設しました。あれこれわからないこともありましたが、ネットのサイトを見たり、どうしようもないときには息子や娘に助けてもらったりしながら記事を書き続けてきました。
私は、随分大昔にワープロ検定に合格しているのでブラインドタッチができるし、入力することそのものは早いのです。ちなみに、その試験は、商工会議所主催のもので、10分間に800字の入力をして間違いは句読点含めて10文字以内でなければいけない、その他、表の作成をして、終了5分前に5箇所の訂正箇所が発表されるので、それを訂正して印刷して出す、他に国語の試験、漢字の読み書きなどがあったと思います。
独学で練習してかなりの高得点で一回目で合格したのです(エヘッ、ちょっと自慢です)
ですから、パソコンをいじることにさして抵抗はないのですが、裏?の作業はさっぱりわからないことが多く、ネット民の皆様には随分助けていただいています。
そんなわけで、いつの間にか11年たち、12年目に入っていたことに昨日気がついて、ちょっと自分でもびっくりしたというか、あらっという気分です。10年目ぐらいまでは、「開設記念日」を覚えていたのに、忘れていたからです。

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希望は良い言葉

小池東京都知事が党首になり「希望の党」が結党されました。
私の事務所名も「きぼう」、きぼうつながりで興味をもって、今朝の結党の記者会見のご挨拶だけラジオで聞きました。綱領はお昼休みにネットでみました。
政党の綱領というのはこんなものなのかなと思うようなシンプルなものでした。
立憲主義と民主主義に立脚する、平和主義のもとで現実的な外交、情報公開の徹底、しがらみ政治からの脱却など、目指すところは私も賛同できます。寛容な改革保守政党を目指すと、挨拶でも語っていました。
このあたりの戦略は上手だなと思います。この国の人たちは、大きく変わることを好まない人が多いような気がしますから。現状の自分たちが満足している部分は変えないで、ちょっとずつうまくやってほしいと思っているふしがあるので、「保守」と表明しておけばとりあえず安心する人もいますから。まあ、実際に「極右」と思われるような人も受け入れていますから、「保守」なのでしょう。
そして、原発をなくす。既成政党がなかなか明確に言えなかったことをはっきり言っています。これも、賛成する人は子育て中の女性を中心に多いだろうと思います。
原発をなくすどころか、どんどん再稼働して輸出さえもくろむ現政権との違いが最も明確になり、わかりやすいです。


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社労士は独立を守った方がよい

今朝の朝日新聞に、来年度から36協定書未提出の事業所の指導について、国が社労士などの民間に委託して行う事業が来年度から始まるという記事が掲載されていました。
恥ずかしながら、私はこの件について知りませんでした。社労士会でも聞いたことがありません。まあ、申し訳ないですが、支部の例会など欠席することもあるし、会報などもいい加減に読んでいるので、あまり断定的には言えないのですが。
ネットで検索すると今年の5月に規制改革推進会議のタスクフォースの検討結果について発表されていて、民間に委託することについて、労働弁護団から反対の声明が出されています。
私は、かねてより労働法があまりにも「法律」として機能していない、要するに知られていない、守られていない、そんな企業がごろごろあることに疑問をもっていますが、労働基準法については、労働基準監督官という司法権限を与えられた公務員が法律で定められているわけですから、監督官がきちんと指導をしていくべきだと思っています。
タスクフォースでは、規制改革の一環としても数の足りない監督官を補完していく方がよいと考えているようですが、規制改革というのは硬直化している法律等の縛りがきつい事柄などについて民間の活力を利用して打開していくときなどに使う言葉なのではないかなと、そのあたりにも疑問を感じました。


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「今が一番幸せ」と言えますか?

ちょっと前の話なのですが、先週の土曜日に所属する社労士会の支部で新入会員歓迎会がありました。
毎年の恒例行事で、私も入会した年は新人として歓迎していただいたので、その後は、毎年、歓迎する側として参加しています。
今年は7人の新入会員(ここ3年以内に入会した会員)がいらして、年齢も幅があり、開業している方、現在企業や社労士事務所に勤務中の方などバラエティに富んだ方たちでした。
企業などでは、ここまでバラエティに富んだ人たちに会うということはなかなか少ないと思いますので、社労士会の良さのひとつです。
新入会員のご挨拶、先輩会員の励まし?のお言葉など、いつものように進み、その後は宴たけなわとなり、席を移動して親睦を深めるといういつものスタイルでにぎやかでした。
私も新人の方を中心にご挨拶に周り、自分の席にもどってみると隣の席の会員が入れ替わっていて、いつも冗談を言い合うF会員が座っていました。


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国会議員の「説明責任」

最近、「説明責任」という言葉をよく聞きます。ある出来事について当事者にメディアなどが要求することが多いようです。
昨日も元秘書へのパワハラ的言動が強烈な音声を交えて報道された豊田議員の記者会見があったようで、私は、昨日は見ませんでしたが、今朝のテレビでは会見の模様を伝えていました。
「このはけ゜ーーー」の音声を初めて聞いたときはすごく大笑いしました。その後も10回ぐらいは笑っていましたが、今はさすがにもう飽きたという全く大衆的な私ですが、このようなことに「説明責任」というのはあるのだろうかと思います。
元秘書が被害届を出して捜査もされ、音声テープを聞けば明らかにパワハラなのですから、それ以上の説明は必要なのでしょうか。記者会見では、謝罪と反省を求めているようでもありますが、それは支持者たちに行っているので、関係ない第三者に謝罪する必要があるのだろうかと、ふと疑問に思いました。
「国会議員」としてふさわしくない言動であるのなら、選挙で投票しなければいいだけなのではないかと思うのです。

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正規社員と非正規社員の不合理な差異の判断

今朝の朝日新聞の一面では、昨日の東京地裁判決を大きく取り上げていました。
日本郵便の配達などを担当する契約社員と呼ばれる非正規雇用者の正規雇用者との差別的待遇について一部訴えを認めた判決です。今後、判決文の原文を確認することができるようになると思いますので、是非それは読んでみたいと思いますが、報道によると、日本郵便には約40万人の社員のうち半数が契約社員その他の非正規雇用者ということで、影響は大きいものと思います。
新聞報道だけなので、詳細は不明ですが、同社の契約社員3人が訴えたのは、期間の定めがあることのみにより、期間の定めのない労働者と比べて不合理な労働条件の相違を禁止する労働契約法20条を根拠としているようです。
同規定では、「業務の内容及び当該業務に伴う責任の程度当該職務の内容及び配置の変更の範囲その他の事情を考慮して」不合理と認められる労働条件ではいけないとしています。
従って、もし、職務内容や責任の程度などが全く同じであるなら期間の定めがある人とない人とで同じ労働条件にしなくてはいけないことになりますが、多くの会社では、責任の度合い、転勤の有無などが違うとして労働条件に差をつけているはずです。
今般の判決は、賃金制度上の違いは認めつつ、細かく手当の内容について比較してこの手当は正社員の8割、この手当は6割払いなさいとしている点が注目すべきところでしょう。


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パート労働法のさらなる改正なるか

国会で成立するはずが、高度プロフェッショナル制度(一定業務の年収が高い人について労働時間規制をなくす)が含まれていたために2年以上も審議もされていない労働基準法の改正ですが、10月から始まる臨時国会に法案が出されるらしいと報道されています。
実は、私はこの件について執筆依頼を受けているために注目しているのですが、9月8日に発表された厚生労働大臣の労働政策審議会に出された諮問(「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律案要綱」)を読んで、「おおーっ」と思うことがありました。
労基法改正の中で、今まで適用猶予となっていた中小企業事業主に対する月60時間を超える部分の割増賃金率50%以上についてが撤廃されるのですが、それが平成34年4月1日からとなっていて、随分先の話になったなーと思いましたが、「おおーっ」と思ったのはそこではありません。
最後の方にパート労働法(「短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律」)の名称を「短時間労働者及び有期雇用労働者の雇用管理の改善等に関する法律」と改めることと記載されています。

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歳月はものごとを変えると思った日

2017-09西武ドーム  先週の土曜日、随分久しぶりに西武球場(今は西武メットライフドーム)
 に観戦に行きました。
 最後に行ったのは10数年以上前です。春先で西武ドーム独特の寒さだったことが印象的でした。社労士を開業してから、どうしてもそこに注力して、観戦から遠のき、西武球団は何となく応援はしていましたが、ドームまで行くことはありませんでした。
 さて、お天気も良いいい日で、緑豊かなたたずまいは相変わらずで思ったほど暑くはありませんでした。
 知らない方のためにちょっと書いておきますと、西武ドームは屋根だけのドームで周囲に壁がなく球場の周りの樹木が本来壁があるべきところから良く見えて、春は桜がきれいです。良く言えば自然と一体化している、悪く言えば、「ちょっとー。ケチって壁つくらなかったの?」というようなドームなのです。
 そのため、冷暖房設備はなく、春先は風が吹き抜けて寒く、夏は風がなければ、ものすごく暑い。すり鉢状の底でプレーする選手は大変だろうなーと思うような球場なのです。


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非正規から正規へ 意外な視点

雇用保険関連の助成金で「キャリアアップ助成金」というのがあります。いくつかのコースがあり、非正規雇用者の処遇改善のための様々な取組(正社員にする、職業訓練を受けさせる、賃金の改定等)を行った事業主に支給されるものです。
非正規雇用者を正社員(短時間正社員、地域限定正社員含む)にした場合など、中小企業には一人につき57万円、生産性向上を証明できればさらに12万円の加算と、これまてにない大盤振る舞いです。失業率が下がり、雇用保険も財政豊かなんでしょうか。
助成金をもらうためにあれこれ画策するのは、私としてはやりたくないことでやったことはありません。しかし、関与先が、特に何かをするでもなく条件に合致している場合は、積極的に情報提供して受給できるように手配するのが労務コンサルタントとしての役割だと思っています。
というわけで、今後非正規雇用者を正規雇用にしそうな関与先には情報提供しています。この助成金を受給するためには、まず、キャリアアップ計画をたて、それを労働局に提出するところから始めます。

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民進党の人事雑感

民進党の弱体ぶりはとどまるところを知らないように思います。
この度の幹事長人事にしても、人事権のある前原代表が決めたことを側近や周りが文句を言って、代表も自分の決めたことを押し通すことができずに、最初に決めた幹事長人事を撤回してしまいました。
組織の長たる人が自分で人事を決められないようでは、組織としてはいかにも弱い印象を受けます。
業績が悪化して退職者も続出している企業の新社長が、会社の命運を託して抜擢した有能だが入社歴が浅い女性取締役総務部長(人事部長?)の人事を撤回しちゃった感じかなーと思っていたところ、理由は他にあるようだと報道されています。
幹事長にしようとした山尾議員のスキャンダルが週刊誌に出るらしいということがわかったからと新聞やネットのニュースで報道されています。
またまた、不倫疑惑なのですね。本人は強く否定しているそうですが、前原代表はそのような疑惑がでると、それを説明するために大変なエネルギーが必要となり、正常な党運営に支障をきたすと判断したらしいと報道されていました。

最近の不倫バッシングは何なのだろうと思います。以前にも芸能人の不倫報道はあったけれど、ここまで当事者を非難するようなことってあったかなー。私がさして興味がないから覚えてないだけなのかもしれませんが、不倫というのはあくまでも当事者間の問題で他人が介入することではないと思うのですが。



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金沢に行きました。

2017-09金沢駅  先週末にちょっぴり遅い夏休みをとって、金沢に観光に行きました。
 遅ればせながら北陸新幹線に乗ってみたかったということがあります。私の自宅のある埼玉県の浦和からだと、大宮駅からの乗車で、停車したのは長野駅と富山駅のみでたったの2時間余りで到着です。早い!
  思えば、金沢に行ったのは高校1年の夏休みに仲良し3人組で旅行したとき以来です。そのときは、3人組のうちの一人のお姉さんが所属する大学のサークル活動で、新潟のスキー場で地元の子供たちの野外活動を指導するキャンプを主催していて、その助手を務めた後、北陸本線で金沢にやってきて、それから高山にでて、最後は名古屋から新幹線で東京に帰るという10日間ぐらいの旅程でした。
 富山には、数年前に車で夫の大学時代の親友を訪ねて行ったことがありますが、車で北陸地方に出るのに関越道、上信越道を経由して結構な長旅でした。今回は思った以上に早かったです。

 写真は金沢駅ですが、傘を表現しているそうです。「弁当忘れても傘忘れるな」というぐらい雨が多いそうで、来訪者に傘をさしかけているイメージだそうです。


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