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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる12年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

着ぐるみで熱中症 使用者の責任は?

 当地はというか、北海道の一部を除いてほぼ全国そのようですが、猛暑到来ですね。
先週の記事で、梅雨寒で夏の暑さがなつかしいというような記事を書いたのですが、いきなりの暑さです。
テレビのお天気キャスターの話によると、通常の夏に張り出す太平洋高気圧のさらにその上に大陸側からチベット高気圧というのが張り出してきて、二枚重ねで日本列島が覆われていて、暑さをもたらす高気圧に二重にふたをされている状況だそうです。
暑い空気が充満して出て行かれない状況ということで、猛暑がしばらく続くとか。熱中症対策は必至ですね。
そんな中、大阪の遊園地で着ぐるみを着てダンスショーの練習をしていた20代のアルバイト男性が熱中症になり死亡したといういたましい事件が報道されました。
警察は業務上過失致死の疑いも視野に入れて捜査を進めると報道されています。

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パワハラの雇用管理措置義務が法制化

 今年の5月29日に職場におけるパワーハラスメント(以下パワハラ)について、事業主に雇用管理措置義務を課す法律改正が成立しましたが、先日、会社内では話しにくいからと当事務所にお客様がいらっしゃいました。
いくつかの案件の中の一つがパワハラ疑惑ということで、なるほど、会社内では話しにくいかもしれないなと思いました。
パワハラに限らず、様々なご相談をお受けする場合、私はずばり「答えは法律条文の中にあり」とまず考えます。もちろん、人がからむ話ですから感情その他の部分を無視して法律論だけをふりかざすのはよろしくないということは、私も十分承知しています。
ですが、判断基準の根拠は法律があれば法律、なければ、判例、行政通達、学説などに依拠していきます。もちろん、私自身の経験則などもそこに入ってきますが。
そんなわけで、法的根拠があるのは考える指針が明確にあるわけですから助かります。
パワハラについては、今まで厚生労働省の有識者会議などでこのような場合がパワハラと出されてはいましたが、法律になればより明確になります。

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国会議員の多様性は良いことだと思う

昨日の参議院選挙は投票率が50%を切ったそうで、低調だなーと思います。国政選挙なのに、半数以上の人が政府に「お任せ―」という意思表示なのか、投票したい人がいないという意思表示なのか、どうせ自民党が勝つんだから自分の1票はあってもなくても同じという意思表示なのか、ただ単に面倒くさいだけなのか、よくわかりませんが、もったいない。
国に対してどんな形にせよ、意思表示できるチャンスを放棄してしまうなんて。
そんな中、難病の方と重度の障害のある方が当選されました。
当事者の方が議員になり直接意見を言うのはいいことだと思います。当事者でなくてはわからないこともたくさんあるだろうと思うからです。


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人を雇うのは大変なこと

 職業柄、人を雇っている立場の方とお話することも多いですが、人を雇って事業をするのは大変なことだなといつも思います。
様々な法令を遵守し、事業場の隅々まで配慮して従業員の安全確保にも注力しなくてはならない。最近は労働時間管理にも世間の厳しい目が注がれています。
昨日のアニメーション制作会社の放火事件は痛ましいとしか言いようがありません。経営者の方はどんなにかお辛いだろうと思います。
第一報は私は帰宅途中の車の中のラジオニュースですから、結構遅かったです。
昨日は、ほぼ1日中パソコンとにらめっこで遅れ気味の原稿を書いていたからです。その後のテレビニュースでさらなる情報があり、ガソリンをまいて火をつけたときの威力のすさまじさを知りました。
消火器など役に立たず、逃げ出すすべもないような恐ろしい状況になるということが報道されていました。

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国を分断する「自己責任論」

今朝の朝日新聞に 日本は階級社会になっていて、非正規雇用で年収が200万円に満たない「アンダークラス」があり、中間層に位置する人も転落の不安を感じていると指摘する社会学者の先生の話が記事になっていました。
特に、就職氷河期に社会に放り出されて、結局それに対する政治の無策のためにアンダークラスになっている人も多く、そのような人たちはいわゆる「自己責任論」に懐疑的ですが政治的な動きはあまりしないそうです。多分、政治に失望しているのでしょう。転落の不安を抱えているはずの中間層でも6割近くが自己責任論を肯定しているそうです。
自分で努力してスキルを磨けばアンダークラスにはいないとでも思っているのでしょうか。就職氷河期については、現在と企業の採用人数が圧倒的に違います。同じ時代であったら、今、内定をもらっているような人たちの多くが多分就職できていないでしょう。
就職氷河期にはこんな学業成績だったら絶対どこにも就職できないような成績の人がやすやすと就職できているのが現在とか、バブルの時代です。
卒業したときの社会経済時情勢により、人生が大きく左右されてしまう社会っていい社会でしょうか。

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一筋の道を求めて

 当地は、このところずっと曇りや雨の天気が続いています。
今月に入ってからの日照時間が5時間あまりということをテレビでも報道されていました。農作物にも影響が出始めているそうです。
個人的には子どもの頃の梅雨のイメージに戻った感じがしていましたが、それでも7月になると「梅雨の晴れ間」というカッと太陽が照り付けるような日があったものですが、それか一日もないのはやはり異常だなと思います。
暑いのは嫌いなのですが、野菜がとれなくなるのも困ります。
さて、そんなわけで、あまり暑くはなかったのですが、先週、所属する社労士会の研究会で暑気払いの宴会を行いました。

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言葉の表現は難しい

 最近、中日ドラゴンズのファンが歌う応援歌替わりの歌の歌詞に「お前」が入っているのはよくないと歌わないことになったとか、あまり興味がなかったので、報道についてよく読んでいませんが、言葉は時代により変わるので、そういう時代なのかなと思います。
他人と争うのを極端に嫌うせいか、相手を不快にさせないように断言的な言い回しを避けることが散見されますし、そんな流れなのかなと思いました。
もちろん、私は、常日頃「あたしのこと「お前」なんて男は許さないよ!」と言っておりますが。
そんな時代なのに、「障害」という言葉は結構まかり通っています。
システム障害とかいうのではなく、人に対して「発達障害」というような言い方をすることに、ごくごく最近、私も業務上のあるきっかけがあり考えるようになりました。

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賃金債権の時効の拡大は?

民法の債権に関する時効 についての規定が改正され、2020年4月1日施行されることから、関連する労働基準法にある時効の規定についても見直しが行われるだろうと予想されていましたが、労働政策審議会で審議に入ったことが公表されました。
消滅時効とは権利を行使しないことにより権利が消滅する期間のことをいいます。
現行民法は、債券の消滅時効を10年と定め(167条)、その他様々な短期の例外を定めていますが、これを、知ったときから5年間として、短期消滅時効を廃止する改正が行われます。
例外の一つとして「月又はこれより短い期間によって定めた使用人の給料」について1年間としています(174条)。
しかし、特別法である労働基準法により「賃金、災害補償、その他の請求権」は2年として民法を修正する形となっています(退職手当は5年、115条)。
したがって、労働基準法を優先して、現在、賃金の不払いについては2年間さかのぼって請求できます。逆に言えば2年より前の賃金不払いについては請求できないということになります。
また、有給休暇も労働者がもっている「債権」ですから、2年間は権利の行使ができるので、付与された年度で消化しなかった日数は次年度に繰り越せるということになり、どこの会社でもそのように運用されているものと思います。

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エネルギーをそがれる若者たち

 このところ、朝日新聞の朝刊で、安倍政権を支持する若者層が何故現政権を支持するのか取材したことをまとめている特集があります。
昨日は、ベンチャー系のマーケティング会社で働く20代男性、今日は、「自分は貧困層だと思う」と語る30代男性。どちらも政治に期待することは何もないと考えていて、野党に変わっても特によくなるとも思えないので、それなら自民党のままでいいと考えていると記事にありました。
特に、今日の30代男性は、ブラントショップの深夜の掃除のアルバイトで、5時間働いて7000円ほどの賃金、コンビニで買う弁当とビールが唯一のぜいたくと語っています。
地方の高校卒業後、塗装の仕事で自動車会社で働きますが、リーマンショックのときに雇止めされて東京にでてきて、現在の生活は6年ほど続いているそうです。
東京五輪後に失業するかもしれないと、ハローワークにも通っています。
彼はいわゆる非正規雇用者ですが、そうなったのは自分の責任であり、政治や社会の仕組みの問題とは考えていないようです。

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