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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる16年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

「こども六法」 いいかも

 私は、新聞の下にある本の広告をいつも見るとはなしに見ます。
昨日も、「こども六法」という本の広告が目に入り、紙面1ページの下3分の1ぐらい(思えば広告欄がデカい)いっぱいに記載されている内容を隅から隅まで読みました。
コピーとしては「法律は自分を守るチカラになる。いじめ・虐待をなくすために」とあります。
内容の例として、「気軽に「死ね」っていってない? これは刑法第202条 自殺関与及び同意殺人」
「子どもは生きるための世話をしてもらう権利がある 刑法第218条 保護責任者遺棄等」が、親しみやすいイラストとともに描かれています。
著者は、子どもの頃いじめの被害に遭った教育研究者の方とありました。

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住基ネットと基礎年金番号のひもつけ

 私は、通常お客様と契約するときには労務管理に関するコンサルタントとして契約します。
だいたい、そういうお客様は、手続き業務は自前でできるので、法律改正、社内規程、その他社内の労務管理等でわからないことの相談にのってほしいというお客様なので、36協定書や就業規則の届出代行業務は発生しますが、その他の労働保険、社会保険関連の手続き業務を行うことはありません。
それでも、一部のお客様については手続き業務も業務に入る契約をしていて、ここ2、3年ぐらいは、随分と手続き業務についても勉強させていただきました。
あるお客様は健康保険組合に加入していらっしゃるので、協会けんぽとの違いなどについても勉強させていただいています。
先日、住所変更届出の必要が発生しました。
日本年金機構では、基礎年金番号とマイナンバーの紐付け作業により、住所変更の手続きは必要なくなったということは頭の隅っこにありました。
年金機構の該当サイトにも平成30年3月5日から届出は省略できるとありました。


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AI時代の仕事

 今朝の新聞の労働問題を扱うページの片隅に投書がありました。
育児休業後に時短勤務をしている40代女性のお嘆きです。短時間勤務になってから簡単な業務や優先順位の低い業務しかやらせてもらえず、上司は経験が浅く自分より仕事ができないフルタイムの同僚を重用する、また、上司の機嫌をとるのがうまい男性社員が出世するのをみて、評価を仕事の成果ではなく時間で行う会社に嫌気がさしているとのことです。
こういう不満を持っている人は多いんでしょうか。
自分の能力に自信があるようですから、思い切って自分に合った会社を探して転職した方が毎日楽しく働けるかもしれません。
人事評価というのは昔から難しく、成果といってもチームで行っているような場合もあり、上司にうまく取り入る人が出世するというのはよく聞く話です。
時短勤務になった人をそれまでのキャリアを無視して単純な業務に回すというのも聞く話ではありますが、人事としてはあまりいいアイディアとは思えません。
投書者のようにモチベーションが下がり、人材の流出にもつながるおそれがあるからです。
しかし、今やAIの時代。そのような簡単な仕事は今後どんどんAIにやらせるようになるのかもしれません。

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社労士としての道のりを考える

台風が激甚災害に指定されたり、ラグビーワールドカップに一喜一憂したり、即位礼正殿の儀に平安絵巻を連想したりしているうちに日々が過ぎて、当地は昨日の肌寒い 雨模様から一転して今日は秋晴れで、青空が美しいです。
こんな日はウキウキとどっかに出かけたくなりますが、仕事をしないと・・・。
過去を振り返る間もなく仕事をしてきましたが、最近、就業規則の見直しの仕事を立て続けにお引き受けしているせいか、社労士になりたての頃と法律も結構変わったなーと思うことが多くなりました。
多分、次の10年の間に随分変わっているか、変わらずにこの国が沈んでいるかもしれないと思います。
それはそれとして、開業してから14年目に入りましたが、最初の頃の自分は、いろいろとわかってなかったなーと思いだしても冷や汗が出るようなこともありました。
その都度、自分で調べたり勉強したり、社労士の先輩や仲間の社労士に教えてもらったりして乗り越えてきました。
最近は、随分知識も身についてきて、手続きの細かいことなどはからきしダメですが、労働法関連のことや就業規則などについては、お客様の質問にも自信をもってお答えできることが増えました。
と言ってもすべてがわかるわけではないです。毎日、新しいことの発見の連続です。楽しいしうれしいし、ちょっぴり「ひょえーっ」となるときもあります。
そんなこんなで、いつの間にか長い道のりを歩いてきたなーと思うこの頃、これからどこまで続くのか、どこへ行くのか、自分でもわからなくなってきたのが正直な気持ちです。
毎日、元気で仕事をやれる幸せをかみしめてこれからも頑張ろうと思います。

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ある労働者の投書 法律は無力?

 今朝の朝日新聞の読者投書欄に「守られない労働者 痛感します」という見出しが目に入り、社労士としては看過できないなと拝読してみました。
投書者は札幌ドームに広告を出していて社名がテレビ画面に出る会社とのことですのでそれなりの規模の会社だと思われますが、正社員として勤務している方(40代男性)です。
ご両親の体調不良を配慮して実家近くの支店に転勤を願い出て、認められたためこの春実家近くに家を新築して、8月に引っ越しましたがすぐ出るはずの辞令が出ず、別の支店なら異動を認めるという話になり、おかしいと思い労働基準監督署、法テラス、弁護士など考えられるあらゆるところに相談しましたが、人事は会社の裁量範囲が大きいとの回答で口約束だったこともあって、仕方なく会社から言われた支店への転勤となりました。しかし、新しい自宅から車で2時間かかり、体調をくずして欠勤し退職の手続きをしているとのことです。
社会は労働者を駒としか考えていないとの投書です。

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台風被害に驚く

 台風19号による水害の被害状況が報道されるようになり、決壊した堤防の様子や浸水の後のすさまじい被害の様子などが映像で映し出されるようになりました。
大変な状況です。
当事務所は、荒川から2キロ余りの所にあり、数年前に知ったのですが、ハザードマップによると、荒川が決壊した場合には浸水する場所となっています。
もっとも、その場合にはかなり広範囲に浸水して蕨市は全市内2階ぐらいまで浸水するということになっています。要するに水没です。
当事務所の前の道路をまっすぐ進むと荒川のスーパー堤防(というらしい)という高い土手にぶつかります。
春、秋の陽気のいい季節には、お昼休みに出かけてそこでお昼ご飯を食べることもある、のどかな場所です。
しかし、万が一決壊したら大変なことなるなーと日頃から思っていました。
幸い、さいたま市の自宅は、水害は大丈夫な場所なので、今般の台風襲来の前日にとりあえずバックアップに使っている外付けハードディスクをはずして自宅に持ち帰りました。

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祝 ラグビー日本代表8強進出

 昨晩、関東甲信越、東北地方に大きな被害をもたらした台風襲来の後、開催が危ぶまれていたラグビーワールドカップ日本代表対スコットランド代表の試合が行われました。被害に遭われた方はそれどころではないんだろうなと申し訳ないような気持ちを持ちつつ、私もテレビにかじりついて応援しました。
素晴らしい試合だったと感動しました。
ワールドカップの時だけにわかファンになるので、前回大会の因縁の相手だぐらいの知識はあります。ルールはようやく少しずつわかるようになりましたが、まだまだついていけてないです。それでも「ラグビーは面白い!」と思います。

今回は、日本代表の活躍もあって、報道も多いし台風での試合中止は残念でしたが、これから益々目が離せなくなりそうです。
野球、サッカー、バスケット、バレーボールなど、チームで行う球技はいろいろありますが、もしかしたらラグビーが一番面白いかもしれないと最近思うようになりました。
国籍に関係なく条件を満たせば代表になれるというルールもいいなと思います。多様性の時代、外国人にこの国に住みたいとか、この国が好きと思ってもらえるような国になるのはいいことだと思います。
試合が終わればノーサイドという精神性もいいし、様々なポジションと役割があり、大男だけではなく、小柄な人でも活躍できるチャンスがあるのもいいなと思います。
みんなが、持ち場持ち場で力を出してチームが一つにならないとなかなか勝てないというところもいいし、選手の方々のお顔を拝見すると、皆さん性格がいいような雰囲気があり好感が持てます。これからも頑張れニッポン !
本日は祝日ですが、番外編で書かせていただきました。

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職場にはびこるいじめ嫌がらせ

厚生労働省が全国に設置している「総合労働相談コーナー」の相談件数は平成30年度112万件と発表されています。ここ10年間はずっと100万件を超えています。
多くは法制度の問い合わせとのことで(同年度は約70万件)、残りは職場のトラブルに関する相談です。
それらの相談で平成23年度までは、解雇に関する相談がトップを占めていましたが、それ以後いじめ・嫌がらせについての相談が増え続け、最も相談件数が多くなっています(平成30年度は25.6%)。
そんな中、神戸市の小学校で教師数人の「いじめグループ」が一人の同僚教師をターゲットにして様々ないじめ行為というか、刑法的には暴行罪、強要罪、侮辱罪、器物損壊罪などの疑いがあると思うのですが、そんな行為をしていたことがニュースとなっています。
報道によると、一人の40代女性教師が加害者側のリーダー格で、その教師は被害者教師に激辛カレーを無理やり食べさせたことを生徒に話していたそうで、「病んでる」としか思えません。

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本当の働き方改革とは?

今朝の朝日新聞の投書欄に地方自治体の臨時職員をされいてる方の投書がありました。
女性の方ですが、 下の子が小学校入学の頃から9年間、1日5時間、月20日だから働き続けることができた。しかし、新年度から臨時職員制度がなくなるため雇止め(雇用契約の更新をしないこと)となることになった。働き方改革の関連らしいが、正規職員と同じような働き方をしている人にとっては救済措置となるのだろうが、自分のように短時間で補助的業務をして、その働き方でよいと思っていた者にとっては職を失うことになり残念だという内容でした。
働き方改革関連法では、長時間労働の是正などとともに非正規雇用者の待遇改善が目的の一つとして掲げられています。
「同一労働同一賃金」の導入も、使用者としては頭の痛い問題だと思います。
その自治体は、それらに抵触しそうな臨時職員制度をやめる決断をしたのでしょうか。投書だけではよくわかりません。
投書者は、短時間の補助的業務でもそれを選択して働く機会を奪わないでほしいとも書いています。

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歳月は流れゆく

 当地はこのところ良い天気が続いていて青空がまぶしいです。昼間は暑いのですが、朝晩は秋めいて涼しくなりました。
ラグビーワールドカップの熱戦をテレビで見たり、ネットや新聞の関連ニュースを後追いで眺めたり、そんなことも楽しいと思いつつ、昼間は仕事に追われる日日です。
ブログでは書けないあんなこと、こんなことについてご相談をお受けしてお答えしたり、ご依頼いただいた就業規則の改正について考えたり、判例を調べたり、ある手続きのために役所に出向いたり、そんなこんなで9月が終わりました。
9月といえば、私が開業登録したのが2006年9月で、なんともう13年もたってしまいました。開業して1年目は毎日更新していた当ブログの更新も滞りがちとなり困ったもんだと反省しております。
子育て終了後の第二の人生を社会と関わって仕事をしたいと思い歩き始めた社労士の道ですので、何よりも自分の個性を生かして「私だからこそできる仕事」、「私にしかできない仕事」をしようとの思いを大切に歩いてきました。
細々ながらなんとか実現できているかなと感じられる今日この頃、お世話になった先輩や社労士仲間には本当に感謝しています。
そして、様々な仕事のご依頼をいただくお客様との素晴らしい出逢い。
たとえ、一度きりの出逢いであっても、大切に誠実に自分の職務を全うしたいと思っています。
少し前ですが、先月、所属する社労士会の新入会員歓迎会があり、自分も新人社労士のころがあったなとしみじみと思ったのでした。

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