2019年も残り少なくなりました。平成から令和へと移り行き、私も昭和、平成、令和と生き続けることになりました。
ここ1、2年は「働き方改革」関連で仕事が増え、当ブログの更新も滞りがちでした。
2006年から開業してブログを始めたときから10年ぐらいはかなり熱心に更新し続けていましたが、10年過ぎて多少油断してきたと言いますか、10年続けられたんだから、後はのんびりやるかと自分に甘くなり、どんどんエントリー数が減ってしまいました。
今は、書きたいときに書きたいことを書けばいいかなという体たらくとなってしまい、お恥ずかしい限りです。
それでも、何とか続けられたのはこんなブログでもどこかでどなたかが読んでくださっているかもしれないと思い、何かのお役にたてればいいかなという気持ちと、自分の歩いてきた日々の記録になるなと思う気持ちと両方です。
あの頃、私はこんなこと考えていたんだと古い記事を読み返して、自分でも忘れていた過去の自分を再発見したりすることがあり、楽しくもあり気恥ずかしくもあります。
来年も、こんなペースでのんびりと続けていこうかと考えています。
当ブログに来てくださった読者の皆様、1年間ありがとうございました。
来たるべき新年が皆様にとって素晴らしい年となますようお祈りいたします。
出生率の低下が止まらず、過去最低、しかも厚生労働省の予想よりスピードが速いと報道されています。
様々な要因があり、一概には言えないとするのが新聞などの論調ですが、私は政策のつけが回ってきた結果だと思います。
出生率の低下は随分前から予測されていたことなのに、抜本的な策がとられたようには私には見えません。また、その要因の一つが就職氷河期世代の「困窮」にあることは明らかです。
非正規雇用者が多く生活に余裕がないなど、団塊世代のジュニアで比較的数が多かったこの世代が、たまたま卒業時期が悪くて就職がうまくできなかっただけなのに、長く放っておかれて、ようやく最近救済策などが出てはきましたが、遅きに失したという感を免れません。
彼ら、彼女らが20代から30代前半のうちにもっと強力な策、例えば、公務員に特別枠を設けて優先的に採用する、各企業にも採用枠を設けるよう強くはたらきかける、場合によっては障害者雇用のように一定の規模の事業所に一定率の雇用を義務づけるなどの策をとることは可能だったと思います。
だって、65歳までの雇用も法制化により実現してますから。
その前後の世代に比べると彼ら彼女らは学生時代一生懸命勉強した人が多いと新聞で読んだことがあります。以前だったら大企業に楽々入れたような成績の人がどこにも就職できないという現象が起きたと、ある大学の関係者の話も読んだことがあります。
12月は忘年会の季節。私も所属する社労士会の支部の忘年会が先週行われ、会員諸氏と楽しく過ごしたばかりです。
巷では、「忘年会スルー」というのが話題になっているようで、最近テレビでも取り上げられています。昭和、平成の時代には、各企業などで忘年会というのは必須の行事だったように思いますが、上司などに気を使ってお酒を飲みたくないとか、気の合う仲間だけで飲みに行きたいとか、自ら望んでいる飲み会ではないのに会費はしっかり取られるのももったいないなどが理由のようです。
総じて、この国の特に若い人たちは、まず何にお金を使うか結構厳しめに考えているように感じます。無駄なことにお金を使いたくないということですね。
リーマンショック以後、というか、バブル崩壊以後日本の経済成長率は低迷していて、賃金の伸び率も低くというかほとんど変わっていない、どんどん世界から置いて行かれているみたいだし、自然災害などが多くなっていつどうなるかわからない、それなら、自分の趣味嗜好などを大事に生きたいと思うのは、無理からぬことかもしれません。
私は業務に関連してネットでいろいろ検索することがあります。
ネットに記載されていることは玉石混交であり、中には発信者が自分の利益のために事実と違うことを書いていたり、あれこれ誇張されている記事があることは理解しています。
ですから、自分の業務に直接使用する、例えば依頼された原稿の資料にする場合などは、関連の行政官庁のもの、またはその関連の公的機関の発信したものしか使いません。
でも、私的興味でネットニュースを見たりはするので、検索しているうちに自分の業務と関係がある記事などを見つけてつい読んでしまうこともあります。
ですから、以下に記載することの真偽のほどは全くわかりませんが、社労士を名乗る方が記載されている事項です。
その方が相談を受けた事例だそうですが、うつ病で障害年金を受給していた女性のお母さんからの相談で、担当医師が変わったことにより、医師とのコミュニケーションがうまく取れず、結果的に障害年金が受給できなくなったが、病状は悪化していてどうしたらいいかとの相談だったそうです。
11月26日付の記事で、表題の件について書きました(参照)。傷病手当金受給中に出産して育児休業に入った場合、傷病手当金を受給しつつ雇用保険の育児休業給付も受給できるかということが、私の所属する社労士会の研究会で話題になったという記事です。
傷病手当金は健康保険の給付、育児休業給付は雇用保険の給付で、出所が違うということと、併給に対する法的な規定が何もないため、併給できるだろうという意見があり、規定がない以上、そうかもしれないけれど、私としては釈然としないなと思ったのでした。
両方の受給で給料の100%超えるし、傷病手当金を受け取っている人は、そもそも労務不能の状態です。それに対して、育児休業給付は、労務はできるが育児のために労務を免除してもらい、その代わり給料が出ないまたは低額になった人についての給付で、すでに労務不能になっている人がなんでまた休業を要求するのかなと思うからです。
しかし、問題提起した当該会員が厚生労働省に問い合わせたところ、法的に規制がない以上出しますとの回答だったそうです。
先週から今週にかけて、知り合いの葬儀が2件立て続けにあり、そういうときにいつも感じる「無常感」を感じているうちに1週間が 過ぎてしまいました。
故人は二人とも急逝で、仕事場で倒れてその場で亡くなった方と、不調になり病院に入院して1日半で亡くなった方でした。
そんなこんなで、遅れた仕事を立て直さなねばと思っていたところ、セブンイレブンの全国各地の加盟店でアルバイト等の残業代未払事件が報道されました。
加盟店がアルバイト等を雇い人件費も負担しているそうですが、給与計算や支払いは本部が代行しているそうで、本部のミスにより計算式が法令に即していなかったということです。
朝日新聞の本日の朝刊によると、同社は、2001年に固定給の従業員も含めて残業代の一部を支払っていなかったことを加盟店が労働基準監督署に指摘されていたそうで、その後支払うようにはしたが、計算式を誤っていたとのことです。
ある出版社が有料で運営する社労士向けのウエブサイトの会員になっています。法改正情報や関連の情報、その他業務に関係する情報が得られるので、更新情報がメールでくるたびに確認しています。
その中の記事で、事業所で行う大掃除は実は使用者の義務だったと知りました。
具体的には、労働安全衛生規則619条に「事業者は次に掲げる措置を講じなければならない。」として、「日常行う清掃のほか、大掃除を、6月以内ごとに1回、定期に、統一的に行うこと」が定められています。
他には、「ねずみ、昆虫等」の被害の状況調査と適切な駆除などについての規定も同条に入っています。ねずみは、もう何十年も見ていないなーと思いますが、昆虫となると、蚊、ハエ、ゴキブリ、スズメバチ、ダニ(昆虫かな?)などが思い浮かびます。
実際には、私が一番被害を感じるのは蚊です。子どもの頃から蚊にくわれやすかったです。
快適に働くためには、当然、このような「昆虫」の駆除は必要だと思います。ちゃんと、規則になっていたんですね。