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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる16年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

いつの間にかニューノーマル

 先日、事務所近くの某公的機関に所用があり出向きました。
入口前にアルコール消毒液のスプレーが置かれているので、手指消毒をして中に入りました。窓口前の床には足形のマークと線がひかれていて距離をとって並ぶようになっています。そこに並んでから、ふと視線を感じてそちらを見ると他の窓口前の椅子に座っている男性と目が合いました。黒い大きめのマスクをしていらっしゃいます。
「あっ、マスクするの忘れてた」と私はにわかに思い出し、あわててバッグに入れていたマスクを取り出しました。
車で来たのでマスクをしていませんでした。買い物などでスーパーに行くときなどは忘れないようにバッグから出して助手席に置いておくのですが、うっかり忘れていたのでした。
なんか、悪いことをしたみたいでちょっぴりドキドキしました。
と、この出来事は入り口から入ってほんのわずかの間のことなのですが、コロナ禍の「ニューノーマル」が凝縮しているように思います。

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非正規雇用者待遇改善への道

 先週、最高裁で正規雇用者と非正規雇用者の待遇格差についての判決が続き、大きく報道されました。
最高裁は、2018年に有期労働者と正社員の待遇差について、各手当は支給の目的や趣旨に照らして不合理かどうか判断するとして運送会社の契約社員と正社員の手当について、無事故手当や給食手当、通勤手当、皆勤手当、同じ作業をしている作業手当について、有期雇用であるというだけで支給しないのは違法と判断しています(ハマキョウレックス事件、平30.6.1)。
しかし、退職金の支給や定期昇給については、就業規則が違いそれに基づいているとして不合理ではないとしていました。
先週の判決も、手当について争った郵便会社では労働者側の言い分を全面的に認めましたが、退職金について争った東京メトロの売店の契約社員、賞与について争った大学の非正規職員については、いずれも訴えを退けています。
両者とも高裁では一部が認められていましたが、最高裁は、企業への影響の大きさを考慮したのかわかりませんが、退職金、賞与については、正規、非正規の差を認めているスタンスのようです。


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最近怖いと思ったこと

 ネットでたまたま見たパロディ画像ですが、「自助、共助、公助」と書いたフリップを掲げた菅総理、自助の上にひときわ大きく「排除」と書いてあり、しかも総理の鼻の下にはヒットラーばりのちょび髭が書いてありました。
笑いました。笑ってる場合じゃないけど。
学術会議の任命拒否問題で理由を一切説明せず、学術会議が10億円の税金使ってるとか、会員の推薦でなるのはどうなのかとか、問題がある機関のような印象を与えるようなことをおっしゃる。真偽のほどは私にはまったくわかりません。
でも、聞かれたことに答えず別の問題を持ち出してくるのはフェアじゃないというのはわかる。法律に基づき運営されている機関なのだから、問題があるのならきちんと法改正するなりなんなり議論してやっていただきたいです。
昨日、朝の番組に元会長が出演していらして、会議の趣旨や法的解釈の経緯、会員の推薦の仕方、10億円の使途、世界中で国から支援金を受けていない同種の機関はないというような話をされていました。録画しておいて、夜見たのですが、説明されていらした内容については私はよくわかりました。

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