コロナ、コロナで明け暮れた2020年度も今日で終わりです。いつもながら長かったような短かったような。でも、さすがにこの1年は少し長く感じたような気もします。
伸び盛りの若い方々にとっては様々なイベントが自粛となり、辛かったり悔しかったりネガティブな思いをすることの多い1年だったかもしれません。
そんな若い方々に「贈る言葉」として朝日新聞の朝刊に世代の違う様々な方の意見が聞き書きで掲載されていました。
まさにこの春、高校を卒業したシンガーソングライターの方は、今まで特に友達に会いたいなんて思わなかったのに「会いたい」と思って自分でも意外だったと素直に心情を語っていらっしゃいます。
戦中戦後を生き抜いた御年90歳の作家の方のご意見は、現役の若者と違いやはり経験の重さのようなものがあります。
軍国少女だった青春時代は、コレラや腸チフスなどがあり、特効薬もない感染症がごく身近にあふれていた時代を経験していらして、新型コロナもやがては終わるでしょうと何となく余裕さえ感じます。冷静になって自分の頭で考える力を養ってください。過去の事実を知る人の話を聞くことにより必ず何かを得ることができるというのが贈る言葉でした。

事務所近くの桜並木に今年も桜が咲きました。
先月、ステイホームで格差が拡大するのではないかという記事を書きました(参照)。ある評論家の方が月刊誌に書いた記事ですが、主に子供たちのことについてで、オンライン授業を長く続けることは家庭環境の格差が解消されないと子供たちにとって、教育の格差がでてしまうというような内容でした。「学校」という場は環境という点では平等であり、「給食」も「同じ釜の飯を食う」という共有感がプラスとなるというようなことを書かれていて、なるほどと思ったことを当ブログに書いたのです。
それは、職場における「テレワーク」ということも同様ではないか、「会社」という場は環境においてはみんな同じスタートに立てるので、テレワークする環境の差によりパフォーマンスに差が出て、評価にも影響してしまうという心配はないのだろうか、などとも書きました。
私は、個人的には現下の社会情勢の中ではテレワークは命と健康を守るための良い働き方だと考えています。
もちろん、企業側もそれに適応できるように社員のテレワーク環境を整えなければならないとも考えています。
満員電車に乗らなくてもすむ、朝、あわてて起きなくてすむ、何よりも感染のリスクが大幅に減る、こんないいことないじゃんと思っておりました。
しかし、前述の評論家氏の言説もそうですが、そう単純な話でもないんだねと思うことが聞こえてくるようにもなりました。
当地では桜の花が「あっ、咲いてる! 」と目に見えてわかるほどに咲き始めました。三分咲きというところでしょうか。昨年に引き続き今年も桜の樹の下で宴会をするような花見はできそうもありません。
この1年は長かったなと思う昨今、昨晩、菅首相は一都三県の緊急事態宣言の延長について、予定どおり21日に解除すると発表しました。
医療崩壊を防ぐという目的はかなり達成できた、これ以上やっても意味はないというのが理由だそうです。
国民の一人の私としてはできることはやっているつもりなので、後は政府の対策に期待するしかないと常々考えていますが、この1年で事態が進展したと思われるのは、細々ながらもワクチン接種が医療従事者に始まったということぐらいです。
医療体制はこの1年でどう変わったか? 検査体制はどうなった? 変異株にたいする対策はどうするの? 65歳以上の高齢者3600万人、残りの現役世代(15歳~64歳)7600万人に希望者のみとしてもワクチン接種が終了するのは一体いつになるのか?
相変わらず私の疑問には何も答えない記者会見でした。
昨日、法律は人を幸せにするためにあるということをあらためて想起した裁判の判決のニュースがありました。同性婚をしていたカップル3組が訴えた札幌地裁の違憲裁判で、「同性愛者と異性愛者の違いは人の意思によって選択できない性的指向の違い」として、そうであるならば異性婚で受けられる法的利益の一部も同性婚で受けられないのは、憲法14条の法の下の平等に違反するとして、憲法違反だとしました。
国に賠償を求めた件については、このことについて議論されたのは最近のことで憲法違反を認識するのが容易ではなかったとして斥けていますが、当事者にとっては一部でも憲法違反と断じた判決は画期的であり、原告も弁護士も皆涙したと報道されています。
朝日新聞の朝刊には、判決文で憲法14条に違反するとした部分を読むときには、裁判官の声が震えたとありました。
判決文を読んだわけではなく、報道のみで知った情報ですが、私はかなり納得のいく判決で妥当なのではないかと感じました。
このところ、東日本大震災から10年たったということがメディアでたくさん取り上げられています。そして、本日がそのまる10年の日となりました。14時46分という時刻も覚えています。
被災された方や大切な方を亡くされた方々にとっては苦難の10年だったことだろうと思います。
いまだに行方不明の方や少数ながら仮設住宅に住んでいる方もいらっしゃるそうで、まだまだ復興とは言えないのだなと思います。
私の事務所、自宅は震度5弱で被害はありませんでしたが、震源地が南に寄っていたら私も被災していたかもしれない。単に偶然助かっただけなのだということを肝に銘じています。
大きな地震の後の余震もあったし、その後の津波、原発事故といずれも経験したことのない災害が三つも重なり、本当に被災した方々のご苦労はいかばかりだったかと思います。
そんなことを書くのもなんかはばかられるような思いもします。
静かにそっと祈り、心を寄せるのがよいのかなと思います。
私が所属している県社労士会公認の自主研究部会は、今年創設36年目、県社労士会で最初に公認された5部会のうちの一つです。
私は、その部会に社労士登録をした翌月から所属して15年がたちました。
その間、何人もの会員が入会したり退会したりしました。皆さん、理由は様々ですがそれぞれのお考えによってですからいたしかたないことと思っています。
今日、部会のメーリングリストを見て、ただ一人残っていらした創設以来のメンバーMさんが部会を退会なさることがわかりました。
創設以来ということは、それだけ社労士としても長く活躍していらっしゃるということです。
私と同じ支部の所属の会員ですが、社労士会でも重鎮と言える様々な役職をなさった方です。部会は退会されても社労士としてはまだまだご活躍いただけると思いますが、研究会でお会いすることはなくなるし、何よりも創設以来のメンバーがいなくなるというのは寂しいというより、残念だし、ちょっぴりショックです。
私の住んでいる埼玉県 は、「一都三県」のうちの一つです。したがって、緊急事態宣言が2週間延期ということになりそうです。
緊急事態宣言中に政府は一体どのような対策をとっていたのだろうか。そして、その結果はどうなったんだろうかという話しは相変わらず聞こえてきません。ひたすら国民が外に出ないようにして人の流れを押さえることのみの対策しかなかったとしたら、あまりにも無為無策だと思います。
変異種の広がり具合はちゃんと調べているのか、イベルメクチンが効果があるという話が海外から入ってきていて、東京都医師会会長も治療に使えるようにと先月提言していたけれど、その後どうなってんの? 無視なんでしょうか。
国民に自粛を押し付けるだけでは限界があるというのが今の下げ止まりもしくは横ばい、微増の状況なのだと思いますから、次の一手を打たないと結局同じことの繰り返しになると思っているのは私だけではなく、様々な所から聞こえてくる声なのに、その声にはどう答えるんでしょうか?
延長については、記者会見をするのでしょうからじっくりと聞かせていただくしかないですね。
ある社労士仲間がメールで、今月21日解除、25日には聖火リレー、そして今年末には日本の医療、経済が崩壊すると予言?していました。