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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる15年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

退勤後のメールは業務時間と認定

 報道によると、2015年に致死性不整脈で亡くなり過労死として労災認定されていた男性の遺族が起こした損害賠償請求裁判で、退勤後のメールやファイル更新も業務と認められたそうです。
亡くなる直近2~6か月の平均時間外労働(1日8時間1週40時間の法定時間を超える時間)が80時間を超えていたとして、2017年8月に労災認定されましたが、遺族側は、退勤後のメール等でもっと時間外労働をしていたとして、2018年8月に7200万円の損害賠償訴訟を提起したとあります。
東京地裁は、退勤後でもメールの送信やパソコンのファイル更新の時刻が確認できれば業務時間とすると遺族側の主張を認め、月平均10時間前後上乗せして時間外労働時間として、1100万円の損害賠償を認めたとあります。
会社側は判決内容を確認していないためコメントできないとしていますが、裁判では、会社を退勤後のメールやリモート作業は業務時間に当たらないと主張していたようです。

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マイナンバーカード申請する

 政府は何かというとマイナンバーと結び付け何かをするのにマイナンバーカードがあると楽ちんにできるということをアピールします。
私としては、以前、懇意にしているある人から総務省の官僚の友人から、「あんなの作ったって意味ないよ」と言われたという話を聞いていたことと、内心、国を今一つ信頼できないところがあり、何よりもマイナンバーカードがなくても、身分証明は運転免許証でできるし、全く生活に支障がないということもあり、作っておりませんでした。
しかし、今般、マイナンバーカードが健康保険証にも利用できることになり、社労士会でもお客様にそういう情報を伝える側としては自らマイナンバーカードを取得して、健康保険証として登録するべきというご意見もあり、少なくともマイナンバーカードも持っていないのはいかがなものか的な雰囲気になってきつつあるのを何となく感じて、しょうがないかーと重い腰を上げた次第です。

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真のコミュニケーション能力とは?

先ごろ ノーベル物理学賞を受賞された真鍋博士が、同調圧力が強い日本では自分が自由に研究できないと考え(ご本人の表現はもっと控えめで優しい言い方でしたが)アメリカ国籍を取得したと語ったことが、頭脳流出とされることもあいまって話題となりました。
私は、最近つくづく日本は「村社会のムラビト」自分もその構成員の一人ではあるのですが、と思っているので、能力と意欲のある人はどんどん世界に羽ばたいた方がいいと考えています。
しかし、ムラビト的態度や考え方、例えば権力ある者には逆らわない、自分の意に添わなくても上意下達をおとなしく受け入れるようでは成功しないのではないかと思っていました。
真鍋博士が英語でスピーチしている映像(日本語字幕付き)を見ましたが、身振り手振り、楽しそうにユーモアもある話しぶりでした。
周りの人たちにもとても好かれている先生だそうです。
そして、昨日、朝、出かける支度をしながらチラ見していたテレビの情報番組に出てきた先生も、アメリカの大学(どこだか聞き損ねました)で老化について研究されている世界的に有名な先生(日本人です。国籍はわかりませんが)とのことでしたが、にこやかな柔らかい表情で、お話がとてもわかりやすくてつい引き込まれて聞いてしまいました。
このお二人に共通しているのはコミュケーション能力の高さだと、はたと気がつきました。


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転勤のない働き方にシフト

 昨日の朝日新聞朝刊にNTTの澤田社長の単独インタビュー記事が掲載されていました。
2022年度内に転勤や単身赴任をなくす方向にして、2025年をめどにグループ全体でリモートワーク中心の職場環境とする方針だそうです。
すでに9月に「昭和のスタイルを変える」と発表していたそうですが、今般は時期も明確にしたそうです。
同社は、すでに、グループ全体で国内の従業員18万人のうち半数近くはリモートワークが基本になっているそうで、在宅勤務が難しい保守部門もカメラで監視するなどデジタル機器を活用して順次拡大するとしています。首都圏に集中する本社機能の地方への分散を進め、転勤についても従業員の自主的な選択を尊重して、転勤が難しい人も働き続けられる環境を整備していくそうです。
自宅で仕事がしずらい従業員のためにいわゆるサテライトオフィスを確保し、他社にも貸し出すことを視野に入れているそうです。
昔からある電話局舎などを保有しているため、サテライト拠点の貸し出しをビジネスにもできるということなのです。

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連合初の女性会長就任 雑感

 18世紀から19世紀、産業革命後のイギリスでは男性はもちろんのこと女性や子供までが労働市場に駆り出されたけれど、劣悪な労働環境だった。病気やケガをしてもなんの保障もなく生活に困窮してしまう。どうにか仲間たちで助け合っていたが、みんなでまとまれば力になるのではと考えた労働者たちが協同組合のような互助組織を作り始める。
なんていうのが労働組合の始まりというのが私の拙い知識の中での労働組合です。一人
では強大な資本を持つ資本家にはかなわないが、まとまれば対抗して交渉できる。
そんなことを安酒場で安酒を飲みながら荒ぶる男たちが話し合ったというのが原点なのだろうか(まったくの私の想像です)。
時を経て、わが国でも戦後昭和24年に労働組合法が制定され、昭和30年代から40年前半ぐらいまでが労働組合運動のピークだったようです。
私が社労士になったころ、支部の研修会で当時労働基準監督官として各事業所を訪問することの多かった先輩社労士のお話を聞く機会がありました。
当時は小規模な事業所に行っても必ず赤い旗がはためいていて、労働組合活動が盛んに行われていたそうです。
これじゃ、労基法を守れなんて言わないでも守るだろう、自分たちは失業かなとも思ったそうです。
時の流れとともに労働組合の組織率が減少し続けていて、2020年の厚生労働省発表では推定17.1%とのことですが、コロナ禍の労働環境の悪化により11年ぶりに上昇に転じたとのことです。
そんな中、労働組合を取りまとめる組織としてよく報道にも登場する連合の会長に初めて女性が就任したとメディアでも大きく取り上げられました。

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祝ノーベル賞 好奇心を力に

 昨日、自宅近くの音楽ホールだし、ランチコンサートで50分だけだし、たまにはいいかと7月にチケットをとっていた新進気鋭のジャズピアニストのコンサートに行ってきました。
チケット代は格安だったし、感染状況によって行くのをやめてもいいやと思っていましたが、状況もよくなりましたし、ホールの席も前後左右の席には誰も座らないという配置になっていたし、マスク着用、検温手指の消毒などの対策も厳しく行われていたので、仕事の合間にちょこっと行ってきたのです。
クラッシックの有名曲からロック、ジャズ、自身のオリジナル曲と、変幻自在にアレンジして即興でなんでも弾いちゃうという方です。自分の様々なイメージをピアノで表現するという雰囲気で、今月20歳になるという若者です。子供のころからテレビでもてはやされていたようですが、私は一度も見たことがありませんでした。
曲の合間のトークや観客に対する振舞いなど、とても好感がもてました。
何よりもご本人がとても楽しそうで、ジャンルを超えていろいろなことに興味をもっているようで、軽やかにピアノに取り組んでいる様子がよかったです。多分、私なんかとは音楽に対する脳の構造が違うのではないか、だって生まれたときから音楽と映像が融合した世界にいるんだろうし、音楽に対する感受性がきっと違うんだろうと思った次第です。
本日の題名が「祝ノーベル賞」なので、まったく関係ない話のようなのですが、そんなことがあった日の仕事帰りの車の中で聞いたラジオで、真鍋叔郎博士がノーベル賞を受賞されたというニュースがあり、いろいろ聞いていると、真鍋博士の最初の出発点は「好奇心」なのだとわかり、昼間の若いピアニストとの共通点のようなものを感じたのです。

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コロナ感染死 会社の責任は?

昨年3月、勤務先会社で新型コロナ感染症のクラスターが起き、その後陽性が判明して亡くなった60代の男性の遺族が、亡くなったのは会社の感染対策に不備があったためで安全配慮義務違反であるとする裁判を提起したと、先月報道されました。男性の同居家族の高齢のお母さんも感染して同時期に亡くなっています。
厚生労働省では、勤務先企業で複数人が感染するような状況の中で、職場内で感染した蓋然性が高いと判断される場合は、労災として扱うとしています。
この事案の男性も労災と認められているようです。
報道によると、遺族側は最初に発熱した人に対してPCR検査を受けさせるなど、会社が適切な対応をしなかったと主張しているようです。
会社側は、発熱した社員が翌日には熱が下がったりしたためとしているとの報道もありました。
報道だけでは、会社の感染対策や本事案の詳細な状況はわかりませんので、軽々に論じることはできませんが、考えさせられる裁判です。


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