埼玉県で起きた立てこもり事件で、地域の訪問診療に熱心に取り組んでいた44歳の医師が殺害されたニュースは衝撃でした。
亡くなった医師は、訪問診療に熱い志を持ち、責任感が強く患者の皆さんに信頼され愛されていた方だということが報道されています。昨年のコロナ禍第5波でも在宅で療養していた患者さんを熱心に診察されていたようで、息子さんが辛い状況の中で深夜に駆けつけてくれて、「コロナに負けるな。絶対に死ぬな」と言って励まし、薬を投与して入院先が決まるまでの数日、様子をみに来てくれていて、入院先の医師から「最初の対応が良かったから助かった」と言われたと語る人、お母さんを自宅で看取ることができたのは先生のお蔭と語る人など、新聞やネットにはこの先生に感謝し、称賛する声があふれています。まだまだこれからという年齢なのに、本当に残念です。なんという残酷な事件だろうと思わずにはいられません。
この先生はクリニックを経営していらして、理学療法士さんや看護師さんがスタッフとなっていたようですから、雇用契約をしていたのでしょうか。
そうなら、同時に重症を負われた理学療法士さんや、軽症だった方など労災となると思いますが、こんな災害はあってほしくないと思います。
しかし、訪問診療にトラブルはつきものらしく、半分ぐらいの方たちが暴言や暴力、時にはセクハラ被害などに遭っているとの報道があり、びっくりしました。
オミクロン株という最も旬な?コロナ感染症が猛威を振るっています。
欧米では昨年からオミクロン株の感染拡大が起きているので、日本では1月下旬ごろピークがくるのではないかと以前から言われていましたので、やはりそうなるんだという感じです。
まだわからない部分も多いようですが、わかっている範囲では、デルタ株に比べると重症化する確率は低いが、感染力が強くうつり易いので感染の広がるスピードがすごく速いということらしいです。
潜伏期間も短く、感染後だいたい3~5日ぐらいで発症する(無症状でも陽性となる)とのことです。
もし、会社内で一人が感染確認されたとしても周りの人がすぐに「濃厚接触者」となるわけではなく、マスク着用、ワクチン接種など感染防御の状況や接触していた時間、距離、周囲の環境など総合的に判断されるようです。
会社としては、やはり換気と消毒、マスクの着用、いわゆる「黙食」などは徹底して行うことにより、感染リスクをなるべく避ける措置をできるだけ行うということに尽きるでしょう。
しかし、社内のリスクを最小限にしたとしても、プライベートな時間もあるし、家族もいるし、社員が濃厚接触者となり休業せざるを得ないという状況も考えられます。
そのために、複数の社員が休業した場合を想定して対策を考えるようにとの呼びかけが、東京都などの一部自治体や経済団体などからありました。
都内ではあまりないかもしれませんが、地方ではマイカー通勤が当たり前に行われていると思います。私の地元の埼玉県南部は東京に通勤、通学している「埼玉都民」と言われる人が多いのですが、私が今まで就業規則を作った県内の企業では、意外とマイカー通勤を認めている会社が結構ありました。
私はそのたびに後述するマイカー通勤容認のリスクをご説明して、マイカー通勤に関する規定を作っていただいてきました。
コロナ禍で電車通勤を避けて新たにマイカー通勤を奨励することになった関与先などもあり、労務管理に気をつけていただきたいと思っています。
マイカー通勤の場合の申請の仕方、許可基準(公共交通機関よりマイカー通勤の方がはるかに効率がいいなど、任意保険の加入、違反歴など)、通勤手当の支給の仕方、駐車場をどうするか、不適格と認めた場合の措置など、決めておくべきことはたくさんあります。
昨年、育児・介護休業法が改正され、今年の4月から順次施行されます。
私も昨年関連の厚生労働省令や指針が出るのを待って、年末までに関与先の就業規則改正案、新旧対照表案などを作成してお送りしました。
すでにご説明に伺ったお客様もあります。
内容については、厚生労働省が丁寧にサイトを作り、Q&Aなども掲載されていますので、そちらを参考にしていただくとよいでしょう(参照)
今般の改正は、現行女性の取得率(81.6% 令和2年度雇用均等基本調査)に対して極端に低い男性の取得率(同12.65%)を上げるため、より柔軟に取得できるように、1歳までの休業について分割できるようにしたり、出生時育児休業を創設したりしました。
事業主に休業を取得しやすい職場環境を整えることについて義務化もしました。
本日は阪神・淡路大震災から27年、もうそんなに立つんだなと思います。
亡くなられた方々には心から哀悼の意を表したいと思います。
思えば、阪神・淡路大震災がその後の多くの非常に大規模な自然災害の発端だったような気がします。
当日の朝、いつもの時間に起きてテレビをつけると、なんと高速道路が途中で折れ曲がって壊れている映像が出ていてびっくりしました。
夫は橋梁や高速道路の設計に携わる仕事をしているので、「大変だよ。高速道路が崩れてる、神戸で地震だって!」と言って起こすと、「えーーっ」と言って、よく「ガバっと起き上がる」という言い方をしますが、まさにそんな感じで飛び起きてテレビの前にすっとんでいきました。
今でもはっきりと思い出すことができる人生の一断面。
活断層などという言葉も覚えて、私たちもいつか大地震に見舞われるのかもしれないということに思いいたったのでした。
だから、その後に東日本大震災に遭遇したときには、「ああ、とうとう来たか」という思いでした。その後の原発事故があり、私たちも関西方面に逃げる必要があるのだろうかなどと考えたりしました。
幸い、そのようなことにはならず、ガソリンがなくなり、スーパーにも物がなくなり、計画停電で何時間か電気が使えないということなどはありましたが、私は雨露がしのげる家があり、仕事もあるという生活を続けることができました。ただただ幸運でありがたいとしか言いようがありません。
そして、昨今のコロナ禍、もう2年以上たちますね。またぞろ、オミクロンとやらの暗躍で軽症者が多いとはいえ、感染者数がこのまま増え続けると仕事を休まざるを得ない人が続出して、社会インフラの危機と言われています。
それでもいつかは必ず終わるはず。永遠に続くことって、私は経験したことがないです。どんなことも必ず終わりがくる。そして、あれも人生の一断面だったと言える日が早く来るといいなと思う今日この頃です。
ある実務系大学の総合研究所が「上場企業課長のテレワーク利用状況調査」というのを発表しています。調査対象は従業員数100人以上の上場企業に勤務し、部下を1人以上持つ課長です。2021年9月14日から16日までの調査会社を通じてのインターネット調査で、828人(男性799人、女性29人)から回答を得たそうです。
調査内容と関係ありませんが、女性、少ないですね。課長ぐらいならもっといてもよさそうにも思いますが、やはりジェンダーギャップということでしょうか。
それはともかくとして、調査内容をみてみましょう。
まず、テレワークの導入率ですが、コロナ前から導入していた企業が26.1%、コロナ後に導入した企業が54.3%、併せて80.4%が導入しています。
コロナ前から政府で多様な働き方として推奨していましたが、なかなか進んでいなかったのが、一気に進んだということがわかります。
コロナの威力すごいですね。
あらためまして、新年おめでとうございます。
皆さまにはつつがなく新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
お蔭様で私も平穏無事に新年を迎えることができました。
今年は、2年ぶりに家族そろってお正月を迎えたという方も多かったと思います。
初詣も昨年に比べてかなりの人出だったようです。
私も例年ですと車で20分ぐらいのところにある埼玉県では有名な大きな神社に初詣に行くのですが、コロナ禍になってから日にちをずらして行くことにしているので、自宅でのんびり飲んで食べて、しゃべっていました。
そんな楽しい時間もあっという間に過ぎて、今日はもう仕事始めです。
今年はどんな年になるのかな、大きな災害が起きませんように、そして、行きたいところにいつでも行ける、会いたい人にいつでも会える、そんな当たり前の暮らしができる日が早く来るといいなー、いやいや、それはもう当たり前ではないのかもしれない。
新しい「当たり前」が現れるのかもしれないなどと思いながら、少しずつ仕事を始めています。
今年もよろしくお願いいたします。
謹賀新年
皆様の益々のご多幸を
お祈りいたします
本年もよろしくお願い
いたします
2022年元旦
長引くコロナ禍で先行き不透明ですが、皆様にとって少しでも良いこ
とがたくさんあることをお祈りいたします。
今年もいただいた仕事を大切に少しでも前に進めるように頑張りたいと
思います。