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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

多様な働き方による全員参加型社会とは?

先頃、日本経団連が2010年の重要政策課題を発表しました。

目新しいことは何もないし、日頃からいろいろな人が言っているようなことと同じですが、雇用・就労では、

(1)多様な働き方の推進による全員参加型社会の実現

(2)雇用のセーフティネット機能の強化(職業訓練中に生活支援給付を行う制度の恒久化等)

が挙げられています。

多様な働き方とは、労働者側からみてよくとれば、短時間正社員制度の導入など、悪くとれば派遣、パート、など非正規雇用を温存して経営者側に有利な雇用を拡大するととれなくもないです。

一体、どちらなのかなと経団連のホームページなど確認しましたが、詳しい内容はよくわかりませんでした。

今、企業では人件費削減のため正社員を減らし、期間雇用のパートや派遣社員をやりくりしているところが多いと言われていますが、おととい見たテレビ番組では、逆のことをしている会社について放送していました。

ある地方のスーパーですが、7割が正社員、3割がパートタイマーです。(この業界、普通は逆の比率だそうです)

チームリーダーの正社員には仕入れから在庫管理、売り場の商品陳列まで任されています。責任と権限を与えることによりやる気を引き出しているのです。もちろん、成績のいい社員は年齢等に関係なく昇進します。

ある正社員の男性は、青果売り場担当ですが、時間帯によって客層が違うため、じっくりと商品を見定める主婦の多い昼間の時間帯には、品質に自信のもてる商品を目立つところに陳列します。夕方には勤め帰りの人が増えるので、あまり調理しないでサラダなどにして食べる野菜がよく売れるそうで、その時間帯になるとレタスなど生でサラダにするような野菜を目立つように陳列し直します。

まめに陳列し直すことにより売り上げもアップするそうです。自分で仕入れや在庫管理などを任されると、とにかく売り切って在庫を抱えないようにと一生懸命考えるようになりますと、彼は語っていました。

 

お客さんのこともよく見ていて、迷っているような人には声をかけ、商品内容について説明して買ってもらうようにしたり、キャベツの半分を持って悩んでいるような人には、すかさず「4分の1にしましょうか。」と声をかけます。

お客さんの方は「すいません」と恐縮しますが、「いいえ、全然大丈夫ですから、いつでも言ってください」とてきぱきと応対します。

そんなふうにされると、次もここで買おうかという気分になることは間違いないですね。

というわけで、人件費がアップしてもそれを上回る売り上げを獲得して、なおかつお客さんの評判という数字で現れない部分も確実にアップしていくのです。

やはり、経営者は目先の利益を追ってはだめだし、人材の育成に力を入れるということが企業の力になるんだなと今更ながら感じました。

経団連の「多様な働き方の推進」が労働時間など様々な働き方をしても、きちんと生活ができて、生き生きと働けるような働き方を増やすという意味であってほしいと思います。

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