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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる15年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

サキソフォンはやっぱりかっこよかった

大昔のコメディー映画で「お熱いのがお好き」というのがあります。

うら覚えですが、犯罪現場を目撃したバンドマン2人組みがギャングから逃げるために、女装して女性だけのバンドにもぐりこみ、騒動を繰り広げるという内容で、その女性バンドのスター役のマリリン・モンローが、テナーサックスを吹いている男なら、誰でも惚れてしまうという設定だったと思います。

かの地でもサックス奏者というのはかっこいいということになってるのかなと思いますが、先週末、私も初めてサックスのアンサンブルを聴きに行きました。

別にサックスという楽器にもそれを吹く人にも興味があったわけではないのですが、曲目がバッハの「ゴルトベルグ変奏曲」、しかも全曲をテナーサックスを中心にサックス奏者5人とコントラバス4人のアンサンブルで行うという試みに、大いに魅力を感じたのでした。

新東京タワーが間近に見える下町のあるホールで、いち早く申し込んだので前から2列目のほぼ真ん中あたりという絶好の席です。これもネット予約のお陰です。ネットの発達はこんなところにも影響を及ぼしているんですね。

中心となっているのは、以前にもバッハの無伴奏チェロ組曲をサックスで独奏したことのある有名なサックス奏者で、共演する人たちも全員東京藝術大学出身の新進気鋭のアーティストです。

冒頭から引きこまれました。

私はゴルトベルグ変奏曲では明るく浮き浮きするような2番が一番好きなのですが、そののりが実に楽しくピアノにもチェンバロにもない金管(サックスは木管楽器に分類されるらしいですが、金属製)の明るい輝くような音色にぴったり合うのですね。

コントラバスが入っているので控えめですけれど低音もきいていて、久し振りに背中がぽかぽかする感覚を味わいました。私はいい音楽を聴くと背中がぽかぽかあったかくなるんです。

アンサンブルなので、テナーサックスを中心に、ソプラノ、アルト、バリトンと各サックスが微妙にからみあい、原曲の縦糸と横糸が絡み合って美しい織物が仕上がるような、どんどん曲が変わっていく雰囲気がとてもよく表現されていました。

バッハの時代には多分チェンバロで演奏されたのでしょうが、チェンバロにはないサックス独特の明るさと前衛的な感じ、かすかに香る退廃と官能の香りがまたいいんですね。

演奏が終わった後は拍手が鳴り止まず、アンコールの連続でした。

「ブラボー!」と言いたかったけれど、さすがに恥ずかしくてできませんでした。ロビーに出てからそこで売っていた無伴奏チェロ組曲のCDを夫に言われるまでもなく迷わず買いました。

これで、〇千円は絶対安い!ととっても得した気分で帰路につきました。

自分の好きないい音楽を聴くチャンスはこれからも大事にしたいなと思います。

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