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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

小さな製造業者の嘆き

このところ、私は雨女になっちゃったのかなと思うほど、出かけるときに限って雨が降ることが多いのですが、今日も地元の商工会議所で労働保険の年度更新のお手伝いをする日だったのですが、朝から冷たい雨でした。

商工会議所というのは、だいたい(多分全部)事務組合になっていて、労働保険の申告書の作成届出その他事務作業を代行しています。

お電話いただいたとき、私は、普段手続業務をやらないし、そういう作業は苦手だからと遠まわしにお断りしたんですが、ついでに労務相談なんかも結構多いので是非来てくださいと言われて、私も会員だし社労士会の委託事業のセミナーなども開催させていただいているので、少しはお役にたたなくてはいけないということもあり、本日出かけて行って、朝から夕方までお手伝いしてきました。

年度更新というと、開業したての頃労働基準監督署に申告書の受付業務の「行政協力」に行ったことがあるのですが、商工会議所の仕事はそれとはまた全然違う、申告書作成の前段階の年間の給与の支払額などを書いたりする書類の受付でした。

きちんともれなく書いて来る方もいれば、何にも書いてなくて、その場で賃金台帳など広げて書いて計算する方もいたりと様々でした。

午後からかなり見えましたが、午前中は比較的暇だったせいか、雑談していく方もいらして、中に、ある製造業で働く職人さんというような方ですが、仕事がなくなってしまって困っているけれど、仕事がある時にはすぐ対応できるように、休業するわけにはいかず、休業すれば受けられる助成金も受けずに頑張っている。
そんな、お金はいいから仕事ができるようにしてほしい。
大企業がどんどん海外に行ってしまうので、下請に仕事が回ってこないなど、いろいろとお嘆きでした。

そして、その会社で作っているあるプラスチック製品の作り方について、本当に、微にいり細にわたって説明してくださいました。
それが、とても生き生きとお話なさるんです。
聞けば聞くほど、手間隙係る仕事なんですね。
自分の仕事に誇りを持っていらっしゃるんだなあと思いました。
こういう方たちが、きっと日本の高度経済成長期を支えてきたのねとあらためて思いました。
「とにかく仕事がほしいんですよ」
とおっしゃるのですが、
「せめて、お体だけは大事にしてくださいね」
としか、私には言えませんでした。
その方がまた笑顔でお仕事ができるようになる日はくるかしらと、冷たい雨の降る窓の外を重たい気分で眺めました。

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