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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

ややこしくなった健康保険制度

最近、受けたある相談で後期高齢者医療制度がらみのことがあり、私も実は確たる結論が出せないことがあります。
後期高齢者医療制度とは、現行の医療制度から75歳以上の人を切り離して別の医療制度をつくるというもので、昨年からスタートしていますが、すこぶる評判が悪く今後多分見直しがされていくのだと思います。

病気にかかりやすい高齢者だけを切り離すのは、丈夫で全然保険を使わない人とそうでもない人が混ざっているから成り立つ保険制度という概念から外れるし、何よりも当事者のお年寄りにしてみると、いやーな感じというのは否めません。

私が聞かれて結論がはっきり出せなかったことというのは、両親と娘夫婦が同居していて父が会社経営者、娘夫婦は同社社員、母は年金と多少の雑収入(年収150万円ぐらい)があるという世帯の話です。
父と娘夫婦は協会けんぽの被保険者、母は父の被扶養家族となっていましたが、父が75歳となり後期高齢者医療制度に加入することになり、母が被扶養家族から外れることになったときのことです。
後期高齢者医療制度は個人、個人が被保険者であり、扶養家族という制度はありませんので、普通の場合、今まで被扶養家族となっていた人は、国民健康保険制度に加入して保険料を支払うことになります。

しかし、このケースの場合、健康保険に加入している娘夫婦と同居していて150万円という収入要件(60歳未満は130万円以下、60歳以上、又は障害者は180万円以下)を満たしているので、娘夫婦のどちらか(通常は収入の多い方)の被扶養家族になれるのではないかという疑問です。
これを聞いてきた人は、別に住んでいる他の娘さんです。
自分でいろいろ調べてその疑問に行き当たり、ある社労士にきいたところ、なれないと言われたというのですが、さて、どうなんだろうと、私としてはちょっと考えてしまいました。
実態としては、その父親は会社社長で収入もそこそこあるようですから、現実には、母は父の財布で生活していたと考えれば、今更、娘夫婦の被扶養家族になるのはおかしいでしょともいえるでしょうが、娘夫婦も同一世帯で同じお財布で生活していたとしたら、見かけ上は娘夫婦の健康保険の被扶養家族になる要件は備えているんですよね。
なれないと言い切れるのかどうかということなのです。

とりあえず、協会けんぽに事情をよく話してお尋ねになってみたらどうですかというアドバイスしかできませんでしたが、「ハイ、ダメもとでやってみます」という明るいお返事でした。
私は、社会保険関係は苦手分野なので、この分野にめっぽう強い支部の先輩にお電話して聞こうとしたらお留守で聞けず結論が出ていません。
何かの情報を得たら、また書きたいと思います。
 
〔管理人注〕その後、社会保険関係が得意な先輩に聞いてみると、「入れます」とのお返事。「入れる」が正解のようです。

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