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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

未払い残業代請求の流れの加速?

昨日は、朝10時半から夕方16時まで、私にとって「仕入れ」とも言えるあるセミナーに参加しました。(関連過去記事参照)
都心のビルの一室に多分200名以上の人が集まっていました。ほとんどは社労士だと思います。
セミナーのお題は「退職者からの「残業代請求」対策セミナー」というものです。
講師は、この件について雑誌などに寄稿して盛んに発信をしている企業側の弁護士さんです。
弁護士登録してから6年、弁護士が11人もいる法律事務所に所属する、30代前半の新進気鋭風の方です。
私がこの種のセミナーに参加していつも感じることは、「社労士っていうのはすごく早めに前倒しに行動する人が多いなあ」というものです。

私が会場に着いたのは始まる20分も前なのにほぼ席は埋まっているんですよ。
講師の弁護士さんも、
「弁護士だったらこういうセミナーはまず半分ぐらい遅刻です」なんておっしゃっていました。
まあ、それはさておき、内容は最近増えつつあり、今後かなり増えるのではないかと予想される「残業代未払い請求」についての現状と今後の展望、企業のとれる対策等で、それほど目新しいことはありませんでしたが、提供いただいた資料や判例がとても参考になり、これをいただいただけでも、私にとってはお金を払って出かけて行ってよかったと思います。
また、弁護士さんの思考回路というのはやはり社労士とは違っているので、そんなところも面白く有意義なセミナーだったと思います。

この問題については、かなり弁護士業界が仕掛けている又は、今後仕掛けてくるだろうとの予想の上に発生しているのですが、現実に残業代請求の専門サイトを作っている法律事務所もあり、もうこの流れは止まらないんだろうなと思います。
通常は、在職中はなかなか請求しずらいですから、退職後、特に何らかのトラブルがあってやめた後で請求されることが予想され、実際にそういう例が多いわけです。
過去記事にも書いたとおり、労働時間の管理は事業主にありますから、労働者側が
「これだけ残業時間があるのに、実際は少なく支払われている」
と言ってきたときに、きちんと根拠ある反論ができるように備えておかなければいけないのですが、案外、ルーズな会社も多く、そこが弁護士業界のねらい目ということなのでしょう。

そして、円満に退職すれば、会社を訴えるなどということはしないはずですから、労働者とトラブルにならないようにする、いわば労務管理が非常に重要になってくるのです。
そのように考えると、これは社労士業界が今まで培ってきたことが問われる事案ともいえるのかなという気がしてきました。
弁護士業界との全面戦争?
会社側の弁護士もたくさんいるのですから、それはないと思いますが、労働時間の管理と労務管理について、社労士業界も業界をあげて更なる取り組みの必要が出てきたと感じました。

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