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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる14年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

未消化有給休暇=未払い給与という考え方

ゴールデンウィークも終わりましたが、当地は先月末までは上着なしではいられなかったのに、今月に入ってからどんどん気温が上がり、昨日も今日も朝から夏のようです。
今日は、朝一番でお客様のところに書類を届けに行って、半袖を着ているのにちょっと歩いただけで汗をかいてしまいました。

若葉の美しい季節なのに、さわやかさを通り越してしまいめまぐるしいですね。
ゴールデンウィークは相変わらずあちこちで渋滞だったようですが、これは一般的に言って有給休暇をとりにくい風潮があるためと私は考えています。

いつでも好きな時に好きな日数だけの休暇がとれれば、わざわざ混雑するのがわかっている時季に旅行に行ったりは誰もしませんよね。もしかしたら、混雑が好きな人もいるかもしれませんが。
そういう時期は宿泊費だって高くつきますし。
でも、観光客をお客様として迎える方としては、ぱらぱら来られるよりまとまってどっと来てもらった方がいいんでしょうか。そういうこともあるからいちがいには言えないのかなと思いながら、先月社労士会の研修(過去記事参照)に見えた講師の方が、
「近い将来、国際会計基準が導入されると有給休暇というのは会社の債務になるんですよ」
とおっしゃっていたのを思い出しました。

これは、アメリカなどでは、未消化の有給休暇というのは未払いの給与だと考えて、有給休暇を引当金として計上するという会計処理が行われているということのようです。
有給休暇というのは、休んでも仕事をしたと同じように給料を支払う休暇ですから、取得する権利があるのに取得されていない休暇は、まだ払っていない給料と同じだから、会社としてそれに備えるということなのでしょう。
ちょっとネットでみてみましたが、この国際基準とやらが導入されると、今日本で行われている会計処理とはいろいろ違う部分があるようで、これはこれで結構大変なことだよねと思います。
多分、導入は大企業だけの話になるのだとは思いますが、未消化の有給休暇は未払いの給料だという考え方は、実に合理的だと思います。
こんな考え方が浸透すれば、もっともっと有給休暇の取得率は上がるだろうなあと思います。
労働者側も有給休暇は給料と同じと考えれば、みすみす時効でなくしてしまうのはもったいないと思うでしょうし、使用者側も「給料未払い」なのは気分が悪いのではないでしょうか。
現在、有給休暇の取得率は40%台と言われています。
せめて、70%以上ぐらいになってほしいと思いますが、労使ともに相当な意識改革が必要かもしれません。

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