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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

勇気をもらう音楽

昨晩のNHKクローズアップ現代では「香り、匂い」というのがテーマでした。
例によって台所で夕食の支度をしながらちらちら見ていたので、詳細は見てませんが、なんでも、最近人工的に香りを作り出す技術が進み、商売にも使われ始め、新しいニーズを生んでいるというのです。
例えば、お蕎麦屋さんから人工的に作った「そばつゆの匂い」を出して、客寄せに使う。
パチンコ店などでは、柑橘系の匂いを店内に発散させる。柑橘系の匂いには人の気分を高揚させたり、居心地よく感じさせる効果があることがわかっているそうで、うってつけの匂いですよね。

その他にも、認知症のお年寄りに好きな匂いをかいでもらって、症状を和らげるなどの効果も期待できるそうです。匂いというのは脳の前頭葉や記憶を司る海馬に働きかけることがわかっているそうで、認知症の方が笑顔になったりするということも実際に確認されているそうです。
匂いというのは、癒しの効果もあるということが以前より言われていますから、それがどんどん科学的に解明されていくのかもしれません。

私は匂いにはとても敏感な方です。
どちらかというと無臭状態が好きですかね。
タバコを吸っている人はすれ違うだけでそれとわかりますし、香水等がぷんぷんする人がそばに来ると、ちょっと気分が悪くなります。
花は大好きなのですが、カサブランカ(大きな百合の花)のように香りのきつい花は買いません。
ウサギ小屋どころかマッチ箱のような我がマンションでは、部屋中香りが充満してしまうからです。
そんな状態ですから、ハーブとかもあまり自分にとっての癒しになるかはよくわかりません。
数年前に大病したときに、友人の一人がハーブティと口紅とマニュキアをセットにして送ってきてくれました。
飲むと気持ちが落ち着くハーブティということでしたが、あまりそれは感じませんでした。でも、友人の気持ちがうれしくて心がほっこりしました。

私にとって身近な癒しはやはり音楽です。
最近、ある人に「ベートーベンの運命って結構いい曲だったんだよ。このCD聞いてみな」
と言われ、カルロス・クライバー指揮、ウィーンフィルのCDを聴きました。
運命はカラヤンとか古くはフルトベングラーとか、何度も聴いたけれど、いつも重たい印象しかありませんでした。
このCDは確かに軽やかで力強く、テンポもよくて、古い録音ですが音もよいのです。
ベートーベンが耳が悪くなり始めた頃に構想を練り始め、冒頭の「タタタターン」という音は「運命が扉をたたく音」と語ったと言われていますが、あまりにその部分だけが有名になってしまい、名前とともに重苦しい曲というイメージになったしまったんでしょうか。

クライバーはそのあたりをとても軽やかに入っていて、運命はいつもさりげなくやって来るという現実社会にありがちなことを思い起こさせてくれる演奏です。
あらためて聴きなおすと、第2楽章の管楽器の使い方もメロディーも素晴らしいし、第3、第4楽章とじっくりと聴いていると、やってきた運命に最初は愕然としながら、それを受け容れて対峙し、やがて力強く局面を切り開いて生きていくというそんなメッセージが伝わってくるような気がします。
「この曲、実は人を勇気づけるような曲だったんだ」と感じました。

今、私は仕事ではとてもよいお客様にめぐり合って、その会社の膨大な就業規則の見直し作業をしています。大変だけれど、お客様の意識が高いのでとても気分よく仕事をしています。
7月に講師の仕事が一件入っているので、そろそろ講義内容について構想を練らなくてはいけないのですが、両方私の得意分野の仕事ですから、仕事はどうにか順調です。
だから、「運命」を聴いて勇気をもらう必要はないと思いきや、支部広報部の仕事が原稿依頼を断られたり、なかなかうまくいきません。
社労士会にも何となくヒエラルキーのようなものがあり、私ではなく社労士会のお偉いさん(会長、支部長等)から原稿を頼まれた場合、あの人たちは同様に断ったかなあと考える時など、「運命」を聴いてみたくなります。そして、勇気をもらっています。

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