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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

「ボローニャの夕暮れ」を観る

先週末の梅雨明け以来猛暑が続いています。
3連休は海も山も随分にぎわったことでしょう。
私は、ちょっと前だったらドライブにでも行ったと思うのですが、最近は高速1000円のせいか渋滞情報を聞くたびに嫌気がさして、休日のドライブはもう久しく行っていません。
というわけで、連休の中日に以前から観たかった「ボローニャの夕暮れ」という映画を観に行きました。
渋谷にあるミニ・シアターの草分け的な映画館に行きましたが、観客は圧倒的に中高年が多かったですね。
最近は夫婦50代割引やシニア割引など中高年に有利な割引があるということも関係しているのでしょうが、確かにこの映画はある程度人生経験を積まないとしっくりこない映画かもしれません。
イタリア・ボローニャを主要舞台に時代背景は第二次大戦をはさんでムッソリーニのファシスト政権から戦後、ある程度世の中が落ち着いてくるまでの十数年間ぐらいの間のある家族の物語です。

多少異常ともいえるほど内気で繊細な神経を持った娘をいつも励まし、人並みの幸せを手に入れてほしいと願う高校教師の父。
父娘の関係の強さに何となく疎外感を感じて娘との関係もしっくりいかない母。
親子三人の一見穏やか、でも心情面はそれぞれいろいろ思うところのある日常生活ですが、娘が17歳の時に起こしたある事件をきっかけに大きく変化していきます。
どんなことがあろうとも娘に無償の愛を注ぐ父、頭では自分も娘を支えなければいけないと義務感を感じつつ感情面ではそれができない母。
そして、何故そうなるのかわかっていた父。
母に父と同じような愛情を注いでほしいとひたすら願う娘。
三者三様の関係性が戦時下の厳しい生活を背景に描かれていきます。
結局、親子はばらばらに暮らすようになり、戦後まず父娘がいっしょに生活するようになり、ある日再開した母ともいっしょにまた3人で生活することになるらしいというところで映画は終わります。
傷ついた家族の再生ととれなくもないですが、不安定な要素もありどうなるのかはわからない。時代背景は古いですが、現代の家族にもありがちなことだなと思える普遍的なテーマが迫ってきます。

私は子育てというのはお互いに理解して信頼関係を築ければ成功と考えています。
ただ、それは赤ん坊の頃から成人するまでの間の様々な出来事を乗り越えた末に手に入れることができるわけで、長い間の関係性の中でじっくりと作り上げられていくものだと思います。
義務感のみでやろうとしてもとても無理なことで、愛情という確固たるものに支えられ、そのつど考えたり悩んだり、行動したりして作っていくものだと思います。
そういう意味では「愛のない結婚」なんてするべきではないのですが、もししてしまって子供が生まれたら、私だったらその子とどういう関係性を築くことができるだろうかと、ふと考えてしまいました。
映画の中での母親の描き方がもうちょっと丁寧だったらもっとよかったかなと思いましたが、家族について、人生についてまじめに考えようとするきっかけになる映画でした。

渋谷の道玄坂を登り横道に入り映画館に行きましたが、途中はラブホテル街になっていてロック系のライブハウスなどもあり、ライブハウスの前は若い人が通りにあふれていました。オジ・オバ二人組み(私たち夫婦)としては何か場違いだねえと思いつつ歩きましたが、映画館にいたのは中高年ばかりで、最近の若い人はこういう映画はあまり観ないんでしょうか。久しぶりの渋谷でしたが、表通りは若者ばかりで映画を観てさっさか退散しました。

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