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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

家族の情や絆はどこへ?

月曜日に過去記事(参照)にした111歳の男性の事件をきっかけに全国各地で調査をしたところ、所在不明の高齢者が何人もいることがわかったと大きく報道されています。
年老いた親が家を出て行っても連絡もとらず、所在不明になっても何の行動もとらない。家族の情や絆はないのだろうか。
人間としての当たり前の情、道徳観、倫理観、遵法意識などが希薄な人々。
1億人もいればそういう人たちがある一定の割合で存在するということは十分考えられますが、その割合が高くなってくると国家としての根幹を揺るがしかねないのではないかと思います。
年金の不正受給の問題も出てくるでしょうし、一部の人は介護保険料の支払いが滞っているとのことで、行政の運営の仕方も見直しをしなければならないでしょう。

国家とは「一定の地域を基礎として固有の支配権の下に一定範囲の人間によって法的に組織された団体である」と一般的には定義されます。
そこで暮らす人々が届け出るべきことを届けなかったり、支払うべきものを支払わないということは、国家の支配権が及んでいないということになり、そういう事案が多数出てくると国家としての機能は果たしていないことになってしまいます。
そんなことは別としても、家族としての情や絆がないというのはどういうのかなあと思います。何らかの感情的な行き違いなどがあり、お互いに音信不通になったということでしょうか。
よほどひどい親だったらそういうこともあるのかなあとも思いますが、個別の事情は報道されていないし、私にはよくわかりません。

メディアの報道の中で韓国でも大きくこの問題が取り上げられているというのがあり、その取り上げ方が日本の家族間関係の冷たさよりも「長寿大国と言っていた日本の統計は怪しい」というものだったので、そういう見方もあるかとちょっと面白いなと思いました。
確かに、100歳以上の人がこんなにいますと言っていたものがそのうち何人も所在不明ですということになると、そういう統計も見直さなくてはならなくなるのでしょうか。
厚生労働省が85歳以上の年金受給者840人をサンプル調査するそうですが、老齢基礎年金等の受給権者が2600万人あまりですから(
参照)840人はちょっと少ないのではないかなという気がします。
社労士としてはこの調査結果はとても興味がありますが、サンプル数が少ないと信用度が低くなるので、この際もう少し徹底的に調査してほしいと思います。

テレビニュースでは、孤独死の後家族でさえ引き取りを拒否した遺骨を丁重に葬っているお寺の住職さんが報道されていました。
この国は一体どうなってしまうんだろうか。
もっと楽しい話題はないものかなと思ってしまった真夏の夜でした。

[今日の参考文献]「日本国憲法」P3廣田健次編 有信堂

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