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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

学生時代の国民年金

ああ、日本は温帯なんかじゃない。亜熱帯に間違いないというような猛暑が昨日からまた襲ってきてますね。
今日も朝から外はサウナ状態です。
私の場合、ひたすらひきこもっています。ちょうどお客様から出された「宿題」の勉強もあるし、先週見積書を出したお客様について、もしご依頼いただいたらちょっと厄介な案件なのでその方面の勉強もあるし。
かと言って暑さのせいか事務所へ来てすぐに仕事にとりかかる気力もなく、朝から新聞をじっくり読んでいると、投書欄に40代後半の人から次のような内容の投書がありました。
「20歳になった大学生の娘に国民年金納付の通知が届いた。娘は無収入、親にとって毎月15100円(今年度の額)の出費は痛い。猶予(と表現されているが正確には免除)措置をとっても、本人がその間の分を後納するのは就職状況もわからず、できないかもしれない。知人にはその分貯金している人もいる。制度の先行きも不安だし、所在不明の高齢者に年金が支払われていたなど管理もずさん。これでは義務だからと割りきる思いにもなれず、迷っている」
という内容です。

ここ2、3年の年金騒動やこのところの高齢者所在不明問題など、確かにそう思われるのも無理はないなあと思います。
大学卒業までの2年間免除手続きをとって免除措置を受けるとすると、追納(後から納めること)は10年間できます。
余裕ができたときに納めるということも考えられますが、15,100円(年度により変動しますがとりあえず)×24=362,400円を後から納めるのはなかなか難しいでしょうね。よほど本人が意識を持ち就職後のボーナスなどで毎年36,000円づつ10年かけて追納するなどと決めれば、できないことはないと思いますが・・・。
これを追納しないで放っておいても、免除手続きをとっていれば特に追納しなさいというような督促はありません。払わなければその分年金額が減るだけですよというスタンスなのでしょう。

2年分納めなかったことにより減額となる年金額は、現在の老齢基礎年金額が40年支払って792,100円ですから、792,1000(物価等により変動しますがとりあえず)÷40×2=39,605円。月にならすと39,605÷12≒3,300円です。
これを多いと考えるか、たいしたことないと考えるか人それぞれだと思います。
たいしたことないと考えるのであれば、免除の手続きをとるのもありだとは思います。
多いと考え何とかしたい、でも卒業後10年間のうちに払うのは無理という場合は、国民年金納付が60歳で終了した後65歳までは(年金受給資格がない場合は70歳まで)任意に加入することができますから、それから2年間任意加入して納めるという方法もあります。
ただ、今20歳の方が60歳になるときに現在の年金制度のままかと言うとかなりの確率で違っているかなあという気もしますが・・・。

さて、その分貯金している人は2年間で362,400円たまりますが、それを国民年金として納めていた場合、将来年金額が39,605円増えますから、362,400÷39,605≒9(年)というわけで、65歳から年金を受け取り始めて74歳以上まで生きれば貯金していたより得になります。
ですけれど、当ブログで度々書いているように年金というのは損得勘定だけではありません。世代間扶養や所得再分配機能などもありますから、ひとつの社会の仕組みとして今ある制度を受け容れていただくしかないというのが、社労士として言えることです。
それがおかしい、変えてほしいというのであれば政権交代というような実力行使をするしかないのだと思います。
まずはご本人の娘さんがどう考えるか話し合ってみるのもよいのではないでしょうか。
経済的に余裕がある場合には払っていただきたいですが、免除も制度として利用できるのですから、親子で話し合ってご家庭の事情に照らして結論を出していただきたいと思います。
一番まずいのは、免除手続きもとらずほったらかしにすることです。
免除手続きをとっておけば、受給資格期間として反映されますし、万が一重い障害を負ったときにも障害年金を受け取ることができます。

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