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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

今年の社労士試験選択式を見る

過去記事にもちょっと書きましたが、私は登録してから3年連続で監督者として社労士試験に関わってきました。
今年は、社労士会から募集のある仕事というのは、一部の会員が独占的に行うのはまずいと日頃から思っているので、3年を区切りとして手を挙げませんでした。
試験のあったこの前の日曜日には、ちょうど信州ドライブ旅行中でした。
青空にモクモクと浮かぶ白い雲を眺めながら、「今頃、受験生は頑張っているんだろうな」と思っておりました。
今日、所用があって社労士会の事務局に行ったら、受付のカウンターに今年の社労士試験の問題が積んであって、自由に持っていけるようになっていたのでいただいてきました。
択一式をじっくり見ている暇はないので、まずは選択式に目を通してみました。
労基法は3問とも最高裁判例ですね。
過去問とは傾向が違うので受験生はかなりびっくりしたのではないかと思います。

特にCの「公序に反するもの」という言葉はこの判例を知っているか、ある程度法律を勉強している人でないと出にくいかなと感じます。
ちなみに、この判例については過去記事にしたことがあります。(
過去記事参照
AとBは判例そのものを知らなくても内容から解答を見つけることができるのではないかと思いますが、問題を開いたとたんいきなりこれが出てくると、判例などは受験予備校でもそれほど力を入れて教えていないと思うので、受験生としては、「ええーっ、判例なんて勉強してないよ」と舞い上がってしまう可能性もありますね。
でも、労働安全衛生法は条文そのままだし、私はすっかり忘れてしまっていましたが、「突起物」というのは印象的な言葉なのでこれはわかりました。
労基法と組んで出題される安衛法は、意外と合否の分かれ目になるということは昔から言われていましたが、今年も安衛法で2問拾えると楽になりますね。
最高裁判例が3問出されたということは、特定社労士制度が発足して、今後社労士も労使トラブルに深く関与していく可能性があるという考えからなのでしょうか。
判例にも目配りしないといけないということになると、受験生は大変だなと思います。

さて、今年の年金の問題も例年とはちょっと違う印象です。
厚生年金保険法は、60歳代前半の在職老齢年金について、高年齢雇用継続給付を受けたときも含めて、実際に計算するという問題ですが、これは実務では市役所や地元の金融機関の年金相談などで結構質問されることです。
働き続けた場合にどれぐらい年金が減らされるんでしょうか。というような質問を受けることが結構あり、その場で計算するのでより実務に即した問題ということになるでしょうか。
この計算問題だけではなく、傾向の違う他の問題も出てくるので、この計算方法がわからなかったらアウトというようなことはないと思いますから、まだ、それほどいやらしい問題の出し方ではないと思います。

国民年金法も普通の受験勉強ではそれほど詳しくみないところだと思うので、受験生としてはちょっとあわてるでしょうか。
私も1.7%、平成17年、物価下落率の3問がやっと拾えました。
受験生でもないのに、選択式の問題で3問以上正解するとホットします。
選択式というのは本当にびっくり箱のようですね。
毎年、「えっ」とか「おっ」とか思うような科目が必ずあります。
作問者はどういう意図で作っているんだろうと興味がわきます。
とりあえず、受験生の皆様大変お疲れ様でした。
ゆっくりとお休みください。

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