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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

労使トラブルの研修に行く

この度の日中のトラブルを見ていると、トラブルの落としどころというのはなかなか難しいと思います。
言われたい放題、やられたい放題で「中国というのは北朝鮮に似てるな」という前々から思っていたことが確認でき、こういうこちら側の倫理や道理が通じない国に経済的依存度を高める危険性が確認できたのですが、だからといってナショナリズムの台頭を喜ぶ一部の権力側の人たちに利用されないようにしたいとも思います。
私の座右の書である「悪について」(エーリッヒ・フロム著)では、極端なナルチシズムを他者に対する共感や理解を妨げるものとして、「悪」としているのですが、ナショナリズムは国家のナルチシズムであると看破しています。
ナショナリズムが台頭したらよいことなんて何もないだろうと私は思います。

さて、このところ増えている労使トラブルについて勉強しようと、先週の金曜日、土曜日に都内で開催された研修会に参加しました。

県社労士会のHPで紹介されていた労使トラブル事例や最近の判例の動向について学ぶ研修です。
参加者がいつくかのグループに分かれ、討議をしながら問題の解決を探り、講師とも質疑応答をしながら双方向で授業をするという内容です。
私の地元のさいたま市も含めて全国の主要都市で開催されるのですが、都内の会場には私が愛読?している労働法のバイブルのような本の著者が講師としていらっしゃることがわかり、内容はどうでもその方を一目見たいという野次馬的興味で参加を決めました。
そうしたら、申し込んで間もなく、事例集、その他の資料がごっそり届き全て予習してくるようにとのお達し。
目を通すだけでも大変な10個の事例について一通り読み、法律的な問題点を把握し解決策を考えるというような作業を行った上で参加となりました。
参加者は、労働組合関係の方、企業の人事・総務関係の方、社労士などです。
私のグループは、社労士の方と、大きな労組の委員長や副委員長、企業の総務関係の若い方などでした。
他のグループも含めて社労士の方は、愛知県や石川県、静岡県、長野県などからもいらっしゃっていて、皆さん熱心なんだなあと思いました。

1日目に前述の先生の講義を拝聴しました。
まん丸めがねのドラえもんみたいな人だったらイメージが違っただろうと思いますが、全然そうではなくて、端正なお顔立ちの学者然とした風貌の方でした。
しゃべりのパフォーマンスは特に可もなく不可もなくといったところでしたが、事例ごとに法的考え方の道筋を分かりやすく書いた解説書は、さすが法律学者という趣で私にはとても参考になりました。
2日目には参加者が労働者、使用者、審判員になり、労働審判の模擬裁判も行いました。
労働者側の弁護士として活躍している有名な弁護士さんが講師としていらして、私は労働審判員のグループになり、労使双方の言い分を聴き判決を出すというところまで、グループの方たちと話し合いながら行いました。
この模擬裁判は、リードする講師の弁護士さんがなかなか面白い方で、とても楽しかったです。
自分の側が有利になるような質問の仕方や、証拠を出すにも順序を考えなくてはいけないこともあるとか、いかに隠れた証拠を見つけ出すかがポイントなど、弁護士的観点のお話もあり興味深かったです。

2日間みっちり労使トラブルについての事例を学びましたが、トラブルの落としどころは難しいというのが正直な感想です。
事例を見ながら、トラブルにならないためには労使がどのように行動したらよかったのかということも私なりに考えることができました。
グループ討議の中で、私とは違う視点、意見なども聴くことができて勉強になりました。
社労士としては、労使トラブルを未然に防ぐというところに力点を置き仕事をしていくのが正解なのだとあらためて思いました。

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