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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる14年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

見積書を修正する。

以前に、都内の予備校で社労士試験合格者を対象に、就業規則の実務についてお話したことを過去記事にしました(参照)。
そのときに、「初回の無料相談」から始まりその後に見積書を出してご依頼いただくか決めていただき、ご依頼いただくとなったら本格的なヒアリングをして就業規則の作成にとりかかる。というような私が実際に行っている仕事の流れのようなものもご説明しました。
それに対して、受講生の男性が、
「最初に見積書を出すというのがどうも納得がいかない。やっているうちにいろいろ変わる場合があるのではないか?」
という質問をされました。
実社会でいろいろ経験がおありなのかなと思われるような比較的年配の方だったので、そのような疑問を持たれたのかもしれません。
でも、最初にこの作業がいくらかかるかわからないということでは、誰も依頼する気にならないでしょうし、社会保険労務士は報酬を明らかにしていないといけないということを、社労士会からも言われています。
ということで、初回に1時間から時には2時間ぐらいになる場合もありますが、お話を聞いて見直しの場合には今ある就業規則をお預かりする、そして、見積書を作成するというのが私のやり方です。

それでも、前述の男性のいうことはある意味真実で、「あたしは見積書以上の仕事してるなあ」と思うことがあります。
就業規則の作成・見直しという仕事は意外と会社の根幹に関わることで、様々な付随業務が出てくる場合があるからです。
それに対してうるさい外野の人(夫)は、最初予定していたことと違う作業が増えたのならその分追加で堂々と請求すればいいのにと言います。
夫も30代で脱サラして、土木構造設計という業務を請け負って自分一人でやってきましたので、そういうことは当たり前と考えていて実際そういう追加請求などということをよくやっています。多分、業界のやり方ということも関係しているのだと思います。

私としては、最初にこの業務がどういう内容になるか、作業工程はどのぐらいになるか、などきちんと予測がたてられることも含めてプロなのだと思っているので、見積書を途中で修正することなどめったにやってはいけないと考えています。
途中で想定外の仕事が出てくるということは、とりもなおさず自分の見積もりが甘かったということで、プロとしては恥ずべきことなのです。
そういうことがあるということは、自分がまだまだ経験が足りないということなのだなと、いつも思っていました。
依頼したお客様にすれば、途中で最初に提示された金額より高くなるのは、よほどはっきりした理由がないと納得がいかないだろうと思いますし、仕事というのは「まず信頼関係ありき」だと私は思っているので、最初に提示した金額を頑固に守る、でもだからといって手はぬかない、見積もり以上の金額になっても自分がかぶるという姿勢でやってきました。
そんなときに、いつも「鈴木さんが安売りするとこの業界全体が安く見られるんだよ。」という先輩に言われた一言を思い出すのですが・・・。

何度か当ブログで書いた、今大詰めにさしかかっているある会社では、想定外のいろいろなことがあったのですが、作っていないといけない社内規程がなくてそれは私が新規に作ることになり、また、労使協定書なども不備が目立ったため、それらもいろいろ手直ししたり作成したりという作業があり、初めて、先日お願いして当初の見積書より10%ほど高い金額の修正版を出させていただきました。
お客様はほとんど二つ返事という感じで了解してくださいましたが、私はもっともっと経験を積んで、正確な見積ができるようにならなくてはいけないなあと痛感したのでした。

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