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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる14年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

祝ノーベル賞「幸運を活かす機会を大切に」

昨日帰宅途中の車の中のラジオで、日本人の方2人がノーベル化学賞受賞というビッグニュースを聞きました。
嫌なニュースが多い中での明るいニュースで、帰宅してからは、ニュース番組をテレビ各局で観てしまいました。
日本在住の鈴木章氏に取材が殺到して、鈴木氏は夜9時からは各局のニュース番組に交代で出演して、同じようなことを聞かれても嫌な顔もせず答えていらして、80歳というご高齢なのにもちろんそんなお年には見えないほどお元気でしたが、でも大変だったろうなと思いました。
このような一芸に秀でた方というのは、お話になる内容もなかなか味わい深い方が多いのですが、鈴木氏もそんな感じがありました。

私が印象深かったのは、鈴木氏が特許をとらなかったことについて語っていらしたことです。
今や、世界中で応用されていて私たちの生活に大いに役立っている鈴木氏の研究成果ですが、鈴木氏は、
「私は国立大学なので国のお金を使って研究していましたし、サポートしてもらう学生も人件費がかかっていないし、そのような中で私が特許を取得するということに躊躇しました。また、世界中の誰にでも使ってもらいたいということもありましたしね。
同じ研究をしているアメリカの〇〇博士(名前聞き損ねました)と話したとき、彼は特許をとっていたのですが、私の研究の方が世界中で使われているのは特許をとっていないからだね、なんて、冗談ぽく言われたことがありました」
というような話をなさっていて、とても好感が持てました。

研究一筋、多くの人のサポートを受けながら自分が研究したことで自分自身がお金を儲けることにある種の恥じらいやためらいを感じていらしたのでしょう。
自分のためのお金儲けばかり考えるのは恥ずべきこと、志を高く持ってお金のためではなく、世の中のために働くという考え方をする人は、ちょっと前まではかなりの割合でいたと思います。
日本の過去のノーベル賞受賞者もそういう時代に若い日を過ごし、研究を続けた方が多いように思います。
今回の鈴木氏もそういう感じがして、私はそういう方が賞金もあるにはありますが、何よりも最高の名誉を得たことに、本当によかったなあと思いました。

鈴木氏は「重箱の隅をつつくようなことではなく、大局的にみて誰もやらないようなことをやった方がいい」
「神様は平等にチャンスを与えてくれているような気がする。そういう幸運の機会を活かすのは日ごろの努力もあるし、機会を大切にできたことがよかった」
というようなことも語っていらして、「なるほどねえ」と珍しくテレビをずっと見てしまった夜でした。
その後の報道では、もう一人の日本人受賞者根岸氏も、誰でも使えるようにと意識的に特許を取得しなかったと語っていらっしゃるとか。
根岸氏は、奥様のお話によると「人間は個でなければならない。流されてはならない」というのが口癖とか。こちらの先生も私としては好感が持てます。
お二人の益々のご活躍を祈りたいと思います。

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