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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

「荒城の月」はやはり名曲だ。オルフェイ・ドレンガーを聴く。

長かった猛暑も終わり芸術の秋の始まりということで、今月の週末は第1週はシャガール展を見て、第2週の土曜日はオルフェイ・ドレンガーというスウェーデンの男声合唱団のコンサートに出かけました。
150年余りの歴史を誇る世界でも指折りの名合唱団とのことで、合唱を趣味としているような人たちにはおなじみの合唱団のようですが、私はその方面は全然うといので全く予備知識がありませんでした。
いつもコンサート情報を配信してもらっている音楽事務所からのメールで、男声合唱団が来日してコンサートをするということぐらいしかわかりませんでしたが、夫が「一度大規模な合唱を生で聴いてみたい」とかねがね言っていたので、それほど高い料金でもなかったので、申し込んだのでした。
おまけに、スウェーデンなのに、どこでどう間違えたかアイルランドだとばかり思っていて、会場に行ってからスウェーデン大使館も後援しているとわかって、じゃあ、スウェーデンかと思ったぐらいに無知な観客として座っていました。

人数も30~40人ぐらいかなと勝手に考えていましたが、開演時間になったら舞台の上手からも下手からも黒い燕尾服に正装した男性たちがぞろぞろとたくさん、これでもか、これでもかというぐらいに出てきて、後で調べたら団員は90人もいるそうで、舞台上でざって見ただけでも70人ぐらいはいたと思います。
それだけの男声コーラスはさすがに迫力があります。
男声合唱団ですが指揮者は女性で、2008年から女性が指揮をしているとのことでした。
ほとんどがアカペラで歌われましたが、最初の歌いだしを聞いただけで「おっ、これは期待できそう」と思いました。
これも後で調べたことですが、この合唱団はスウェーデン北部にある大学の在学生や卒業生だけで構成されているらしく、日本でいえば〇〇大学グリークラブという趣なんでしょうか。
前半は、スウェーデンでは多分おなじみなのでしょうが、私にはなじみのない曲ばかりで、ちょっぴり眠くなりそうになって困りました。
前から3列目の席でしかも通常のコンサートに比べて会場全体が明るいので、居眠りなどしたら大変だと思い、何とかこらえていましたが、後半はぐっとショウアップされていて、すっかり目が覚めました。

特に後半半ばのラフマニノフのヴォカリーズあたりから、私にもなじみの曲が出てきて、ゲスト歌手として出演したソプラノ歌手の澄んだ声とのアンサンブルがとても美しかったです。
アンコールは当然日本の曲を何か歌うんだろうなと思い、私としては「箱根八里」ぐらいを期待していたのですが、ソプラノ歌手がソロをとって「荒城の月」を歌ってくれました。
滝廉太郎の名曲ですが、日本語で切々と歌い上げてくれました。
哀愁を帯びた旋律と美しい日本語、ああ、やはり「荒城の月」は日本歌曲の屈指の名曲だとつくづく思いました。
会場が静まり返り観客が一体となって聞きほれているのがわかりました。
わずか23歳で肺結核で病死したため、死後多くの作品が焼却されてしまったという滝廉太郎という日本の天才作曲家のことを、遠い外国から来た合唱団の人たちが思い起こさせてくれました。
それにしても、人間の声は素晴らしい。そんなことを再認識することができた秋の夜でした。

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