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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる14年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

33人全員無事救出万歳! 

昨日の記事でも冒頭でちょっと触れましたが、この度のチリ鉱山救出劇は思わず顔がほころび、そしてもらい泣きするという近年まれに見るうれしいニュースでした。
33人が無事救出されるという最高の結果でしたが、救出されて出てくる方々が皆さん活力に満ち溢れていて、2ヶ月以上も地下奥深くに閉じ込められていた人とは思えないですね。
テレビ電話など通信設備が整っていて地上とのやりとりが頻繁に行われていて、食料や衣類なども充実していたということもあると思いますが、33人が団結して救出を信じて助け合い支えあっていたんだろうなと、人と人の絆のすばらしさを感じました。
さて、もし、日本でこのような事故が起きた場合、業務上の災害ということですから労働者災害補償保険法の対象となるのだろうと、法律条文をみてみました。

テレビで見たところでは、負傷したり障害を負ったりしている方はいないようですが、長い地中の生活ですから、皆さん入院していろいろチェックをするそうです。
これについては日本であれば療養補償給付があり、治療費の本人負担はなく治療が受けられますが、「労災指定病院」で治療を受けることが条件です。
それらが近くにないなど事情により指定病院以外で治療を受けた場合には、現金で治療費が支給されます。

ずっと閉じ込められて仕事ができない状態ですから、休業補償給付と労働福祉事業により仕事ができなかった期間に応じて平均賃金の8割の給付が受けられるはずだよねと、条文を読み直してみました。
「業務上の事由又は通勤による労働者の負傷、疾病、障害、死亡等に関して保険給付を行うほか、労働福祉事業を行うことができる」とあります。(第2条の2)
そうすると、負傷、疾病、障害を負っていない場合はどうなる?
しかし、長い間地中に閉じ込められていたわけですから、精神的にも肉体的にも疲労がたまっているでしょうし、療養が必要な状態だということになるとは思いますが、閉じ込められていた間の休業補償というのはどうなるんだろう。
本人たちはけがも病気もないけれど、業務上の事故により働けない状態であることには変わりないので、休業補償はされると思いますが、事業主が負担するのか労災保険で負担するのか、どうなのでしょう。
労災保険というのは労災事故に対して一義的に責任を負う事業主の負担を軽くするためのものですから、法律の趣旨からいうと当然労災保険の対象範囲にならないとおかしいと思いますが、条文を読んで考えてしまいました。

労災というのは当然社労士の守備範囲ですが、私の回りの先輩社労士の中には労災について経験豊富ですというような方は見当たりません。
開業経験の長い方は当然経験されているとは思いますが、今度どなたかに私の疑問を聞いていただこうと思います。

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