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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

年金機構の入札情報漏えい雑感

一時はいろいろと世間から厳しい目で見られた社会保険庁ですが、日本年金機構に生まれ変わってからもそれほど大きく騒がれませんが、不祥事が続いています。
偽造書類を作って障害年金を受給しようとしたとして、詐欺未遂で準職員が逮捕されたり、先週は記録照合作業の入札情報漏えいをめぐり、職員と企業先の社員が逮捕されました。
この二人は元社会保険庁の同僚同士とか。
報道によると、入札情報はアクセス制限がなく簡単に入手できる状態だったそうで、民間会社であれば考えられないような管理のずさんさが露呈しています。

この事業は約7億2千万件の紙台帳記録とコンピューター記録を照合する作業に関するもので、今年度から4年間の事業で照合作業全体の費用は2千億円の見込みということです。
全国29拠点で行われ、拠点ごとに業者を入札で選定することになっていて、既に5月に実施されています。
一部では、この作業はお金をかけても解決できない事例が多いと思われ、不毛だと言われてもいますが、国としてはやらざるを得ないということなのでしょう。
費用対効果を検証して、だめっぽかったらどこかで線引きをしてしまうというわけにはやはりいかないのかなあと思いますが、私も詳しい情報をもっていないので何ともいえません。
 
しかし、こういう個人情報がらみのことも入札で何でも決めるのはどうなんだろうと思います。
参加各社の提案内容を評価した技術点と、応札金額を合わせて総合評価して業者を選定すると報道されていますが、結局は金額がかなりのウエイトを占めるとしたら、安かろう、悪かろうに流れないのか、個人情報の保護はどのように担保されるのか、私にはよくわからない部分が多いです。
社会保険庁時代にも紙台帳との照合は行われていますが、このときは派遣社員の人たちが、埃まみれになって作業をしていたと新聞で読みました。作業環境はあまりよくないというようなことも書かれていました。
そのような作業を繰り返して、果たしてどの程度照合できるのだろうか。
そんなことはやってみないとわからないのでしょうか。

社労士は年金の専門家と言いつつ、そういう情報は少なくとも社労士会の一会員である私には全く入ってきません。
前述の仕事なども守秘義務のある社労士が積極的に関与した方がいいのではないかと思いますが、そんな動きも聞きません。
懇意にしている先輩社労士と話すと、いつも
「社労士にはビジネスチャンスがたくさんあるのに、ことごとく他の士業にもっていかれてる。それは、社労士会幹部が二代目、三代目が多くて既得権を持っている人ばかりで、新しいことをやりたがらないからだ」
という話を聞かされます。
私も何となくそういうことは理解できますが、一会員の立場でできることは自分が社労士として精一杯の仕事をして、「社労士に頼んでよかった。社労士というのもなかなか頼りになるんだね」とお客様に思っていただくことかなと思います。
そして、社労士会に何かをしてもらおうなんて思わないで、自分の道を自分で切り開いていくことこそが大事なのだと思います。

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