FC2ブログ

おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる14年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

いじめは人権侵害という意識を持とう。

私は、普段ほとんどテレビドラマを見ないし、Jポップとやらも興味がないのでその世界で活躍している俳優や歌手の顔も名前もほとんど知らないのですが、最近、小説を出版して初版からいきなり40万部以上の予約があったという水嶋ヒロ氏のことは、ニュースや情報番組で随分取り上げられているので知っています。
今朝、出がけにちらっと本人が直接語っているところを見ましたが、小学生の頃父親の赴任先のスイスで通っていたインターナショナルスクールでひどいいじめに遭ったとか。
朝日新聞の「ひと」欄にも掲載されていましたが、日本語も英語も中途半端で親にも悩みを言えず、「いつ死んでもいい」とまで思いつめたそうです。
そんな中でものをつくり、自分を表現することに目覚めていったそうです。
いじめの話を聞いていて、2、3日前の深夜にNHKで放送していた番組を思い出しました。

貧しい日雇い労働者が多く集まる東京山谷地区で、行き場がないホームレスや簡易宿泊所で寝泊りするような、頼る人のない人たちのホスピスを夫といっしょに経営している看護師さんの話です。
いろいろ辛い思いをしてきて、余命いくばくもないとわかっても頼る人も行き場のない人もいます。
そんな人たちをスタッフとともに暖かく受け容れ、世話をして、
「いろいろあったけど、自分の人生もそう悪いものでもなかったと思って逝っていただきたいんです」と彼女は語っていました。
最初は気難しく、とっつきにくいような人も氷が解けるように少しづつ心がほぐれて、スタッフとコミュニケーションをとり笑顔を見せるようになります。
そこで看取った人は100人以上いますが、彼女は故郷の長野県に大きなお墓を作り、みんないっしょに丁重に葬っています。

日本のマザー・テレサとも言うような優しさと強さを持った人だと思いましたが、そんな彼女も10代後半から20代前半ぐらいまで、自分を肯定することができず自殺願望があったと言います。子供の頃、ひどいいじめに遭いそれがずっと尾を引いて、自己肯定感を持てないまま大人になってしまったのです。
看護師になってからもそれは続き、妻子ある人との恋愛、そしてその人の死などもあり、辛い思いの毎日だったそうです。
同じように自己肯定感を持てない前述のような行き場のない人たちを見て、「最後ぐらい自分の人生を肯定していただきたい。」と、当時知り合い後に結婚した今の夫と、自分の貯金1千万円と1億円の借金をしてホスピスを立ち上げたのでした。
夫もひどいうつ病に苦しんだ経験があり、辛い気持ちの人たちを救いたいという強い思いを持っていました。

ひどいいじめに遭った人の話を聞いて大変だなと思うのは、それがその後の人生にずーっと影を落としていつまでも気持ちの上でひきずってしまうということです。
一人の人の人生を左右してしまうような重大なことなのです。
前述のお二人のように、それがいつかプラスのエネルギーとなる場合はよいですが、そうならない人もきっとたくさんいるでしょうから、つくづくいじめは罪だなと思います。
近年、職場でのいじめも問題になっていますが、「いじめは人権侵害」であり、重大な憲法違反であるとの認識を全ての人が持つべきだと思いました。

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する