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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

年金制度切り替え漏れ救済雑感

年末に社労士としては注目すべきニュースがありました。
現在の年金制度では国民年金の第3号被保険者という人がいます。
会社員や公務員などの被扶養配偶者で年収が原則130万円未満(障害者の場合180万円未満)で、20歳以上60歳未満の人というのが主たる条件です。
イメージとしては、専業主婦(夫)と呼ばれる人たちですが、この人たちは自分で保険料を支払う必要はなく、夫(妻)が加入している厚生年金等が保険料を支払います。
もし、夫(妻)が40年勤め続ければ、65歳から満額の国民年金(現在額792,100円)を受け取ることができます。
しかし、サラリーマン等だった夫(妻)が退職した場合は、国民年金の制度でいうと第2号被保険者から第1号被保険者に切り替わりますから、妻(夫)はもはや第3号被保険者とはなれないで、妻(夫)も第1号被保険者として自分で保険料(現在月額15,100円)を支払うことになります。

そのときには最寄の市役所等の国民年金担当部署に対する届出が必要です。
この届出をしないと、制度からもれてしまい将来年金がなくなる又は、少なくなってしまいます。
年金保険料を遡って支払えるのは現在の制度ですと、原則2年間(学生の免除期間については10年間遡れる)ですので、気がついて遡って支払っても2年間より前の分は支払うことができず、その期間は資格期間にもならず年金額もその期間についての分は0となってしまいます。
夫が脱サラをしたりリストラで職を失ったときにこの手続をしていない人たちが、数十万人いるとのことで、報道によると、2年間遡って支払えば、その前の分の保険料は免除して3号扱いとするという救済措置を厚生労働省が決めたそうです。

すなわち、2年間分約36万円を支払えば、その前の分は支払わなくても支払ったと同じ効果が得られるようにするというものです。
36万円というと、そこそこまとまった金額ですが、65歳から年金を受け取り始めれば半年ちょっとで取り返せるのですから、その前の分がちゃらになるというのは大きいと思います。
まじめに支払っている人もいるだろうし、わかっていても支払いたくないと支払わず、でも、ある程度年をとったときに、将来のために支払いたいと思い、この制度を利用する人がいたりすると、不公平感があるなあと思うのですが、そうなったのは自分たちがきちんと情報を国民に知らせていなかったからという思いがあるのでしょうか。

私の夫も随分前に脱サラをしたのですが、そのとき自分で役所の窓口に手続に行って、今度から妻も強制的に支払わなくてはいけないと言われたという話を、帰宅後私にしました。
当時、私はまだ30代でしたし、年金制度の知識もなかったのですが、何故か夫がそう言ったことを鮮明に覚えています。もちろん、その後せっせと保険料を支払いました。
というわけで、窓口で説明をしないなんてことがあるのかなあという疑問があります。
でも、実際にきっとそういうことがあるから救済措置に踏み切ったのでしょう。
アナウンスを怠ったつけは大きいということでしょうか。

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