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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

2000万人のロストジェネレーション

今年に入ってから朝日新聞で「ロストジェネレーション」と題する特集記事が組まれています。


現在25歳から35歳までの若者たちの世代を総称しています。高度経済成長を成し遂げた後の豊かな時代に生まれ、少年期にバブルが崩壊し、戦後最長と言われた経済の停滞期に社会に巣立ちました。


その数約2000万人、団塊の世代(1947年~49年生まれ)が800万人と言われていますから、かなりの人数ということになります。(10年間と3年間の比較ですから団塊の世代が少ないのは当たり前ではありますが)


彼ら、彼女らは就職氷河期に高校や大学を卒業したために他の世代に比べ非正規雇用者の割合が高くなっています。

記事では、そのような逆境についてことさら取り上げているわけではありません。むしろ社会の歯車のひとつになりそこなったがために、既存の生き方ではない生き方を選択した若者の例などが紹介されていて考えさせられます。


私が面白いと思ったのは、東京の高円寺の商店街に進出した若者の話です。個人商店が衰退しシャッターが下されていた商店街の一角を借りてリサイクルショップを始めます。最初に受け入れた商店会の副会長も半信半疑でしたが、彼はしっかりと定着して、それに呼応するように同世代の若者が集まります。それぞれに古着屋やカフェなどを出して若者のコミュニティーを形成するに至ります。シャッターが下りていた商店街ににぎわいが戻ってきたのです。


前述のリサイクルショップの若者は月収が月14万円ですから、商売として成功しているか評価が分かれると思いますが、彼自身は必要なものは友達から安く調達して、家賃も安いので十分暮らせると語っています。


組織によりかかることを考えず、自分の才覚で身の丈にあった暮らしをしているというところに感心しました。社会に対してそれほど期待していないけれど、絶望もしていないという印象です。前述の商店会の副会長はいわゆる団塊の世代だそうです。自分には思いもよらないような価値観を持つ若者をちょっぴり見直しているようです。


会社が自分たちを踏み台にするのなら自分たちで社会を作ればいいとその若者は考えているそうです。クリスマスの夜、新宿駅南口にこたつを出して鍋を食べるという「クリスマス粉砕集会」も行いました。


そのような行動に対して賛否両論あると思いますが、この世代の若者たちが社会に発信していくということはとても大切なことだと思います。既成の価値観にとらわれることなく、ユニークな発想で逆境を撥ね退ける若者がたくさん出てくるといいなあと思います。

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コメント


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新年初投稿!!

鈴木さん、こんばんは。
今年はどんな一年になるかお互い楽しみですね。
頑張っていきましょう。

さて、今日のロストジェネレーションの話ですが、私はロストジェネレーションのど真ん中に位置しています。
私の世代は第二次ベビーブームの世代で団塊世代の子供たちです。したがって人数もかなり多い世代です。

私の経験から言うと氷河期でしたが卒業後の就職は正社員として就職することはそんなに難しいものではありませんでした。これは大卒も高卒もほとんど変わりません。

ではなぜ今非正社員の数が多いのか?
それは正社員として就職した後、数年で自己都合退職した人の割合が多いからだと思います。もちろん会社の倒産で退職を余儀なくされた人も多かったかもしれません。

なぜ自己都合退職してしまった人数が多いのか?

1、景気低迷期のため、業績も給料も上がらず、またそれに伴って会社の雰囲気も悪く、就職した会社に未来が見えなくなり退職した。しかし他の会社に就職しても同じような環境で再び退職。結果現在に至る。
2、就職期が年功序列から成果主義の時代に突入した時代で勝ち組、負け組がはっきりとあらわれた。結果負け組が会社を去り非正社員となっている。
3、基本的に忍耐力、責任感が無くなった。

私はだいたい以上のような事が複合的に重なってこのような結果になっていると思います。

一番重要なことはロストジェネレーションの世代は仕事をすることの楽しさ、充実感が他の世代よりも薄いということだと思います。
なにせ好景気を一度も味わったことのない世代ですから。

したがってこの世代が日本経済を担っていく時代になる前に会社が発展していく様、その過程の会社の雰囲気、それに伴う仕事をすることの楽しさ、充実感、責任を経験してもらいたいと思います。
そのために私も今年から社会保険労務士という立場でそのお手伝いが出来るよう精進していかねばと思います。

卯年 | URL | 2007年01月06日(Sat)23:26 [EDIT]


今年も頑張りましょう!

卯年さん
今年もよろしくお願い致します。
新年早々読みごたえのあるコメントありがとうございます。

卯年さんは4年前に社労士試験に合格して会社もなさっていたとのことだったので、もう少し年上の方かと思っていました。まだまだお若い方だったんですね。
就職も苦労しなかったとおっしゃるのは、きっとかなり優秀な方なんだと思います。
私の知る限り、就職氷河期の頃はみんな苦労していましたよ。

それはともかくとして、就職した後簡単にやめるのは何故かなどの分析についてはその世代に属している方の生の声として興味深く拝見しました。

社労士になった後の明確な目標というより「志」を持っていらっしゃるようで、素晴らしいと思います。私も自分が何故社労士になったのか、自問自答しつつ頑張りたいと思います。貴重なご意見ありがとうございました。

おばさん社労士 | URL | 2007年01月07日(Sun)16:29 [EDIT]