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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

「喜怒哀楽」の促進を致しましょう。

先週土曜日に、臨床心理士と社労士の両方の資格を活かして企業のメンタルヘルスに取り組んでいらっしゃる涌井美和子氏の講演を聴く機会がありました。
社労士会の自主研究会の中でその問題に取り組んでいる部会が、涌井氏をお呼びして公開例会を行うとのことで、門外漢の私も参加させていただいたのです。
門外漢とは言っても、近年、心の病を抱える労働者は増えていて、社労士としての興味は大いにある分野です。
私も親友が臨床心理士をしているので、いろいろ話を聴いています。カウンセリングなどというのは、生半可な知識やスキルで太刀打ちできるようなことではないということも知っています。
そして、性格的に私には向いてないということもよく理解しているので、カウンセラーになろうとか、カウンセリングをしようなどとは考えたことはありません。
社労士としてできることは何かを考えるというスタンスで参加したわけです。

案の定、会社などでメンタルヘルス関連の問題が起きたときに、専門のカウンセリング知識やスキルもない社労士などが、被害者に対して更に傷つける「二次被害」を生むこともままあるとのことで、個別のケースは専門家に橋渡しして任せるということが必要のようです。
2000事例からのカウンセリングを経験した涌井氏でさえ、「うまくいった」と思ったことはなく、逆にもしそう思うようなことがあったとしたら、それは自分の枠組みだけで満足している自己満足の自己完結型カウンセリングで、けしてよいカウンセリングとはいえないなどという、興味深いお話もありました。
やはり、カウンセリングなどということは、相当覚悟を決めて長い間かけてじっくりと勉強した人こそができることなのだと再認識しました。

結局、もしそういう事案にぶつかったら、個別には専門家に任せるとして、しかし、何故その会社でそのようなことが起きたのか、組織全体の問題として労務管理を考え直すというのが社労士にできることなのだと思います。
労働時間、休暇取得、職場の雰囲気、事業主の考え方等、チェックすることはたくさんあります。職場の労働条件の透明性、公平性を確保するために就業規則などの各種規程の整備も重要でしょう。
社労士としてできることは労務管理を考え、見直すことで、それこそ社労士としての能力を発揮できる分野だと思います。
また、そのようなことが起きないような職場作りを目指すということも大切でしょう。

カウンセリングの一つのテクニックとして「傾聴」というようなことも伺いました。
相手の立場に立ち、相手に寄り添い共感を持ってひたすら相手の話を聴く。
日頃から相談業務などを行いますから、このあたりは私も心がけなくてはいけないことだなあと思いました。とかく、白黒決着をつけたり言いたいことをずばり言わなくては気のすまない私には、なかなか難しいことですが、それでも、普段から相談業務を行うときには、先方の話をとにかくじっくり聴くということは、こう見えてもやってはいるんですよ。
それを更に「傾聴」という高みにまで持っていくのは、これまた難しいですね。

涌井氏によると、傾聴を行うためには自分の感度をよくしてしなやかな感性を持たなくてはいけないそうで、「映画を観たりするのもよいですね」とのことでした。氏は「喜怒哀楽の促進」というような表現をなさっていました。
私も映画を観たり、音楽を聴くのが大好きなので、「喜怒哀楽の促進」はすぐにでも実行できそうです。
というわけで、終了後、気のおけない社労士仲間と居酒屋に繰り出して、飲んで語って笑って、大いに「喜怒哀楽の促進」を図った私めでございました。

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