FC2ブログ

おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

届出もれ救済落ち着くところに落ち着きそう。

当ブログでも以前に書きましたが(過去記事参照)、配偶者が会社などを退職して国民年金の2号被保険者から1号被保険者に変わったときに、届出もれをしていた専業主婦(夫)の救済措置がどうやら落ち着くところに落ち着きそうな気配です。
昨年末から今年初めにかけて、該当者が100万人ぐらいいてこのままだと将来無年金、低年金になり問題があるとして、救済措置を今年から運用していくことになりました。
法律で認められている2年間分を遡って支払えば、その前の期間は3号被保険者だったとみなし(本来は1号被保険者として自分で保険料を支払うべき期間)、保険料を支払わなくても、通常の3号被保険者と同じ扱いとするというものです。
しかし、総務省がこの措置に対してきちんと届出をしてまじめに保険料を支払った人もいるのに、不公平ということで待ったをかけました。
過去記事にもかいたとおり、社労士会内部でも批判的な意見が多いように感じていましたが、今朝の新聞では見直し案が出されていました。

総務省が待ったをかけた理由として、不公平というのはもちろんのこと、こういう大事なことを内部通達だけですませようとした厚生労働省の姿勢に対する批判もあったようです。
というわけで、細川厚生労働大臣は議員立法で超党派の成立を目指して法改正案を検討中とのことです。
法律を改正して、きちんと法律にのっとってやることにしたということでしょう。
報道によると、届出もれの期間については無条件で国民年金の加入期間として、希望者は特例として全期間遡って保険料を支払えるようにする(現行は2年間しか遡れない、現在国会で10年遡れるように改正案が出されて審議している)
というものです。
遡って支払えば、年金額もその分増える、支払わなければ加入期間として滞納扱いにはならないので、年金受給資格25年を見る場合の期間には算入できるが年金額には反映されないとする案のようです。これは、私の周りの社労士も言っていたやり方で、不公平感は随分緩和されると思います。

今年1月から前述の救済措置により2331人(1月末現在)が年金の受給手続をしたそうですが、この人たちには年金の減額などは行わないということです。
そのあたりは、多少の不公平感がありますが、いったんそのように発表してしまった手前、手続を終了した人について、また変えるということはできないのでしょう。
そもそも、自分たちのアナウンス不足を認めてこのような措置に踏み切ったという経緯がありますから。
国民年金保険料は現在月額15,100円、過去分はもう少し安くなりますが、何年間もまとめて支払うとなると、これまた大変ですね。
でも、平均寿命が女性の場合は90歳近いので、65歳から毎年792,100円(今年度額)20年受給すると、1500万円超えるのですから、支払った分以上の見返りは十分あると考えてもよいでしょう。ただし、人生は何があるかわからないので、早く亡くなってしまう場合もありますし、そのあたりどう考えるかということになるのでしょうか。
年金財政を支えるという点では、できるだけ多くの人が保険料を支払った方がよいのですから、そういう点では貢献していると考えればよいのではないかと思います。
というように、年金というのはその人の生き方、考え方にも関係してきますので、なかなか一筋縄ではいかないのです。難しいです。

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する