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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

「風評被害」雑感

最近、「風評被害」という言葉をよく聞きます。
「風評被害」というのは、全く根拠がない単なる噂に人が惑わされ、当事者に被害を与えることを言うのだと思います。福島県民の方に対する差別的言動などは、まさに風評被害の最たるものだと思います。
いわれのない差別を受ける人がどんなに傷つくか、差別する側は想像力を働かせてほしいなと思いますが、差別の影には無知と偏見があるのが世の常です。
「無知は罪である」とある作家が言っていますが、私たちはもっと自ら知る努力をした方がよいのかもしれません。
今般の政府の原発事故に関する説明はわかりにくく、最初の頃は事故を過小評価しているようなふしもあり、不信感を感じている人もいると思います。
かく言う私もその一人で、東京電力をスポンサーとするテレビメディアも全面的に信用する気にはなれません。

というわけで、ネットであれこれ見ていますが、どれを信用するかは自分次第なので、ある程度の「眼力」の必要性を感じます。
日頃からブログなどを読み続けていると、この人の言うことは信頼できると思える人が何人かいて、そういう人のブログや、親族から教えてもらったサイトやずっと前から環境等に関して地道に活動を続けてきたNGO、NPOなどのサイトも時々閲覧しています。
たまに、いつも訴訟を起こされているいい加減とされる週刊誌なども立ち読みしたりしています。
今回、放射能汚染について言えば、政府の発表する同心円状の危険区域の分け方は間違っているということなどは、初期の頃から盛んに言われていますね。
結局、風向きの問題と地形の問題なのだそうで、実際に今同心円内から離れた区域で放射能がたくさん検出されていたりします。

今日は、ある環境団体のサイトでドイツの学者がチェルノブイリ事故を踏まえて、今般の原発事故で日本の国民に対する警告をしているのですが、翻訳されて掲載されているのを見ました。
食物による内部被曝の危険性についての警告ですが、かなりショッキングで政府の言うことと随分違うなあと思います。
先月、東京都の水道水に放射性物質が検出されたとき、その放射能の量について、ニューヨークまで飛行機で往復したときの放射線の量がこれぐらいだから、この水道水の量は全然大丈夫的なことを官房長官が言っていて、私はちょっと変だなと思いました。
外から浴びるのと、口から身体の中に入るのとでは、同列に論じるものではないでしょと思ったからです。
外部被曝の場合は、「除染」とやらで取り除けるけれど、内部に取り込まれた放射性物質は排出される部分もありますが、長く体内に残る部分もあり、それが日々じわじわと蓄積されたときにどんな被害となるかはわかりません。幼児の場合はチェルノブイリ事故後の甲状腺がんの増加がわかっていますが、成人の場合はよくわかっていないそうです。
成人の場合は他の要因もからんでくるので因果関係の証明が難しいということもあるのでしょう。

さて、冒頭の「風評被害」に戻ります。
最近、食物に対する「風評被害」という言葉が独り歩きしているような感じがして私は違和感があります。
政府の発表が100%信じられなければ、自分で選択して物を買うのはある程度仕方のないことなのではないかと思うからです。
買わないことが「悪」だみたいに言われるのは私はちょっと納得がいきません。
農業、漁業、酪農業などの方が大変な被害を受けていらっしゃるのはよくわかりますが、それはきちんと政府と東電が補償をすべきことで、消費者は自分の選択により物を買う自由があると私は思います。
と書いてはいますが、大金持ちでもなんでもない庶民の私には、そんなに選択の余地があるわけではなく、毎日、普通にスーパーで野菜を買って食べています。 水も水道水です。

ちょっと前には考えたこともない事態になっていて、無常感を感じてしまう今日この頃です。
だからこそ、今自分のできることをしっかりする、会いたい人には会う、思い立ったことを先延ばししないなどを、できる限り実行しようと、新緑の木々を眺めながら思っております。

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