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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる14年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

女子高生の下着姿を見せて労基法違反

昨日の夕刊の3面記事に女子高生の下着姿を客に見せたとことについて、神奈川県警が近く労働基準法違反の疑いにより店舗関係者を立件する方針を固めたとありました。
風俗営業法や児童福祉法について、私は詳しくないのですが、個室からマジックミラー越しに女子高生の下着姿を客に見せるスタイルで、営業形態がそれらの法律違反となる性的サービスには当たらないことから、労働基準法により摘発しようとしたと報道されています。
そのお店は個室から少女の制服姿や下着姿などが見られることから、「女子高生見学クラブ」と呼ばれていたとか。
そんなの見てうれしいのかなあと思いますが、世の中には様々な趣味の人や、妄想癖のある人などがいますから、私の尺度では測れないことなど五万とあるのでしょう。
労働基準法に目をつけるとはさすがと思いますが、労働基準法では18歳未満の人を働かせる使用者に対して、「年少者」の保護の観点から様々な規制があります。

高校生(15歳から18歳年度末まで)に限って言えば、雇うときに、年齢証明(住民票、戸籍証明等)、学校長の証明書がいります。
前述のようなお店では、多分そんな証明書はないでしょう。
その他に規制として、労働時間の原則、1週40時間、1日8時間を守る、変形労働時間制や残業はさせられない(一部例外あり)、深夜労働もだめ(一部例外あり)ということになっています。
前述の事件に使われるのは、危険・有害業務の規制だとされています。
労基法で想定している危険有害業務というのは、重量物を扱うものやクレーン車などの危険を伴う機械設備の運転、劇薬を扱う、引火性や爆発性のあるものを取り扱う業務、坑内労働(石炭の採掘)などのようですが、衛生又は福祉に有害な場所における業務についても就業を制限していますから、それに当てはまるということなのでしょう。
どこの誰ともわからない人に下着姿を見せるなんて、確かに危険を伴う業務と考えられなくもないし、福祉には有害ですね。
他の法律で立件できず、苦肉の策だったということなのでしょうか。
労働基準法に目をつけるなんてなかなかだなと思いました。
罰則としては、6箇月以下の懲役又は30万円以下の罰金ですから、それほどの罰則ではありませんが、罰則を課すということが大事なのでしょう。

労働基準監督署は警察署と同じ「署」を使っていて、労働基準監督官には警察官と同様の逮捕権限があります。労基法というのは、やはり、労働法の中では強い規程なのだということを思い出させてくれた小さな記事でした。

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