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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

就業規則を読まない事業主

一昨年、あるNPO法人の就業規則を作成しましたが、その代表者から時々電話をいただきます。そのつど問い合わせにお答えしています。
一度は、相談料を払うから相談にのってほしいと事務所にみえたこともありました。
内容的にはそんなに難しいことではなく、就業規則を読んでいただければ解決がつくことが多いのです。
「これこれこういう時ってどうしたらいいんでしょうか?」とのお電話があると、
電話を受けながら、そのお客様のファイルを取り出し、私が作成した就業規則を見ます。
「それはこういうふうにすればよいのです。就業規則の第〇条に書いてありますから、確認してみてください。そういう問題について予測して規則を作ってありますから大丈夫です」
とお話をするというパターンが結構あります。
作成時は随分時間をかけてお話をしたのに、うまく活用していただきたいなと思いつつ、私に電話してくるということはそれだけ問題意識が芽生えているということなんだな、よかったと、変に納得してしまいます。

一昨年お話したときには、有給休暇についてもあやふやだったし、総じて遵法意識が低くて、あれこれ説明するのに大変でした。
営利を目的としていませんし、事業そのものは社会的意義のある事業なので、応援してあげたいと思いましたが、人を雇うからには使用者としての責任があります。
法を守ることにより、今までうまくいっていたところがうまく回らなくなるというようなことも一部ありましたが、お話してかなりの部分が改善されました。
就業規則が出来上がり納品した頃には、労働基準法を守っていかなくてはいけないということをご理解いただいたように思えました。
それでも、その後のお電話から推察するとあまり就業規則を読んでいらっしゃらないようです。

顧問を持たない主義の私でしたが、そこは継続的にみてあげなくてはいけないと思い、コンサルタントとしての顧問についての話をしました。
しかし、財政的に厳しいということで、それは実現しませんでした。
その後も前述のようによくお電話をいただいて、無料で「ご奉仕?」させていただいています。
ある社労士は、そのような場合、3回目に「これからは有料です。と伝えたら、それから電話をしてこなくなった」と言っていました。
その人は性格的にさらっとそういうことが言えるタイプなんですね。
私にはなかなかそれはできません。
そして、私に聞けなくなったらせっかく芽生えた遵法意識も又どこかへいってしまい、そこで働く人たちの労働条件がおかしくなっても困ります。
せっかく作った就業規則が顧みられないなんてことになっても困ります。
だから、私はお電話をいただいたら、できる限り丁寧にお答えして、心の中で「これでいいのだ」とつぶやいております。

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